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平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会(3月27日)会議録

[2014年6月10日]

平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会(3月27日)会議録は、下記のとおりです。

平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会会議録

平成26年甲賀広域行政組合議会第1回定例会は、平成26年3月27日甲賀市水口町水口6218番地甲賀広域行政組合庁舎に招集された。

1 応招議員

1番 橋本 恒典
2番 白坂 萬里子
3番 辻 重治
4番 竹若 茂國
5番 橋本 律子
6番 赤祖父 裕美
7番 加藤 貞一郎
8番 望月 卓
9番 松山 克子
10番 松原 栄樹

2 不応招議員

なし

3 出席議員

出席議員は、応招議員と同じ

4 欠席議員

なし

5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者

  • 管理者
     中嶋 武嗣
  • 副管理者
     谷畑 英吾
  • 監査委員
     山川 宏治
  • 参与
     上西 佐喜夫
  • 会計管理者
     山中 善明
  • 事務局長
     林 善彦
  • 総務課長
     佐治 善弘
  • 衛生課長
     山田 剛士
  • 衛生センター所長
     木村 尚之
  • 消防長
     井原 政美
  • 消防次長
     亀田 克己
  • 消防総務課長
     竹中島 朗

6 本会議の書記

吉治 和美
中溝 慶一

7 議事日程

  • 日程第1
     会議録署名議員の指名について
  • 日程第2
     会期の決定について
  • 日程第3
     議案第1号 甲賀広域行政組合特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について
  • 日程第4
     議案第2号 甲賀広域行政組合手数料条例の一部を改正する条例の制定について
  • 日程第5
     議案第3号 甲賀広域行政組合消防長および消防署長の資格を定める条例の制定について
  • 日程第6
     議案第4号 甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
  • 日程第7
     議案第5号 平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第4号)について
  • 日程第8
     議案第6号 平成26年度甲賀広域行政組合一般会計予算について
  • 日程第9
     議案第7号 消防救急デジタル無線整備工事請負契約の締結について
  • 日程第10
     一般質問について

8 会議事件

会議事件は、議事日程のとおりである。

9 会議の次第

(開会 午前8時59分)

  • 議長(辻重治)皆さん、おはようございます。
    今年の冬は大変厳しい長い冬でございましたけれども、ここへ来まして本当に春らしさが加速したような気がいたします。
    本日は、何かと御多用の中、定例議会に御出席いただきましてまことにありがとうございます。
    ただいまから平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会を開催いたします。
    それでは、議会開会に先立ち、管理者から御挨拶をいただきます。
    管理者、お願いします。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    改めまして、皆さん、おはようございます。
    本日、平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には大変お忙しい中、御参集を賜りまして、大変ありがとうございます。
    御案内のように、弥生月もあと残り少しでございますが、おのずから心待ちの桜1点に気持ちが集中しているのではないかという、そんな日ごろでございます。
    さて、今日は、諸課題に当たりまして、さまざまな御意見を拝聴しながら議会を開催させていただくところでございますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。
    先立ちまして、国では過去最大規模となる95兆8,800億円余りの平成26年度一般会計が成立いたしました。また、甲賀市、湖南市におきましても、3月定例会が閉会し、それぞれ議決されました当初予算を受けまして、本日、当組合の平成26年度当初予算につきましての御審議をいただくこととなっておるわけでございます。予算編成に当たりましては、構成市の関係課の参画のもと、昨年12月に作成いたしました行財政改革基本方針に基づき、組合運営全般にわたる事務事業の見直し、さらには検討を行い、民間活力の導入等を図りながら、財政効果、職員定数の適正化に努めたものでございます。
    過去の経緯の中におきましても、平成23年度から組合事務局と衛生事務部門をこの消防総合庁舎に移転し、事務の一元化を行ってまいりました。その上で、人員と経費の節減を図ってまいりましたが、さらに組織体制の効率化、民間活力の推進を押し進めるために、平成26年度から衛生課を衛生センターに配置するとともに、現在、部分的な委託により運転をいたしておりますし尿処理施設につきましては、平成27年度から全面委託へと転換をしていく考えでございます。
    次に、消防関係におきましては、住民の生命、財産を守る使命を全うするためには、住民視点と財政状況に配慮しつつ、計画的に消防力の強化、充実を図っていくことが必要でございます。特に主要事業の一つであります消防救急デジタル無線整備事業につきましては、本日、関連議案を御審議いただく運びといたしておりますので、何とぞよろしく御審議賜りますようにお願いをする次第でございます。
    次に、昨年6月の臨時議会におきまして可決をいただきました水槽付消防ポンプ自動車は、本年1月10日に株式会社斉藤ポンプ工業から納入され、完了検査を行いまして、同月15日から甲南消防署で運用を開始させていただいております。
    次に、本組合衛生センターでは、平成24年度から3箇年の債務負担行為としてお認めをいただいておる白煙防止用空気予熱器改修工事が2年目の工程を終え、全体の86%が終了いたしました。予定どおりいきますと、本年の7月末の工期内完成を目指しているところでございます。
    本議会に提出いたしますのは、条例案件4件、平成25年度補正予算案件1件、平成26年度予算案件1件のほか、工事請負契約案件1件の合計7件でございます。
    どうかよろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。
    ただいまの出席議員は、10名です。
    これから、本日の会議を開きます。

(議会成立 午前9時04分)

  • 議長(辻重治)
    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
  • 議長(辻重治)
    これから、諸般の報告をします。
    監査委員から定期監査および現金出納検査の結果について報告が2件ありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたので御了承願います。
  • 議長(辻重治)
    日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
    会議録署名議員は、会議規則第74条の規定によって、6番、赤祖父裕美君、7番、加藤貞一郎君を指名いたします。
  • 議長(辻重治)
    日程第2、会期の決定の件を議題とします。
    お諮りいたします。
    本定例会の会期は、本日1日限りといたしたいと思います。
    御異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    御異議なしと認めます。
    したがって、会期は、本日1日限りに決定いたしました。
  • 議長(辻重治)
    日程第3、議案第1号、甲賀広域行政組合特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、議案第1号の提案理由を御説明申し上げます。
    本案は、特別職非常勤職員のうち徴税員の報酬額について、改正をお願いするものでございます。
    現在、市税の滞納整理事務につきましては、正職員2人と非常勤職員1人の合計3人で当たっております。このうち、非常勤職員の報酬につきましては、今後の事務量の変化に適切に対処するために、現在の月額制から日額制に改めようとするものでございます。
    施行日につきましては、本年4月1日から施行しようとするものでございます。
    よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    ただいま提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    議員2名からの質疑の通告がありますので、順番に発言を許します。
    6番、赤祖父裕美君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    それでは、質疑をさせていただきます。
    月額21万円から日額1万円になりました、その変更になりました根拠について、そしてまた、変更になったことによる報酬の差異についてお聞きをいたします。
  • 議長(辻重治)
    それでは、質疑に対する答弁を求めます。
    執行部、お願いします。
  • 事務局長(林善彦)
    ただいま、6番、赤祖父議員の御質問でございます。
    これと関連いたしまして、松山議員からも同じようにいただいておりますが、まずは、これまで特別職非常勤という位置づけで、先ほども提案理由にございましたように、報酬を21万円という月額で支給してまいりました。最近の私どもの組合を組織しております甲賀市、湖南市におきましても、税務室とか収納課、それから、甲賀市では滞納債権対策課等を設置されて、税等の収納対策に懸命に取り組んでおられます。そのような状況で、構成市の対応状況、変化の中で、私どもの組合へ両市から移管という形で滞納繰越になった分を受けております。このような移管数に柔軟に対応できるということで、これまで月額ということでフルタイムに近い勤務をお願いしておったのでございますけれども、これを日額報酬へ移行させていただきたいということで、これまで月額21万円という報酬を設定しておりました条例を日額1万円という条例に改正して、必要により滞納整理事務に従事していただこうということで、ちなみに1箇月は16日間ぐらいを考えております。これによって、経費的には前年と比べますと60万円ほど減額になるのではないかなという思いを、私ども、今現在は考えております。
    以上で答弁とさせていただきます。よろしくお願いしたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    再質問はありませんか。
    赤祖父君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    この移管数というものは、毎年増えていっていると理解してよろしいんでしょうか。
  • 議長(辻重治)
    執行部、お願いします。
  • 総務課長(佐治善弘)
    今の御質問ですけども、年によって市からの移管数というのは変動しておりまして、増えていってる、減っていってるということは特にありません。その年によって変わっておりますので。ちなみに、24年度につきましては、甲賀市115件、湖南市が444件、25年度につきましては、甲賀市が72件で湖南市が440件と。湖南市につきましては余り変化はありません。甲賀市のほうは少し変わりましたけども、それにつきましては、また増えることもあるかと思いますし、そういったところは、移管された分につきましては、うちのほうで受け取らせてもらっているということになっております。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    それでは、これで赤祖父君の質問を終わります。
    続いて、9番、松山克子君、質問してください。
  • 9番(松山克子)
    質疑で出していたことが同じ内容でしたので、これで結構です。
  • 議長(辻重治)
    それでは、これで松山克子君の質疑を終わります。
    ほかに関連質疑はございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    それでは、関連質問はありませんので、これで終わらせていただきます。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認めます。
    これより、議案第1号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第1号、甲賀広域行政組合特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    次に、日程第4、議案第2号、甲賀広域行政組合手数料条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいま議案第2号の提案をしていただきました。この件につきまして、上程理由を御説明申し上げます。
    本案は、地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
    内容につきましては、消費税および地方消費税の引き上げが行われることや人件費等を直近の数値を用いて積算し直したこと等により、危険物の製造所等の設置許可に対する審査等に係る手数料につきましては、政令で定める金額が改正されました。このことに伴い、本組合の手数料条例で定める金額について、改正を行おうとするものでございます。
    施行日につきましては、政令の施行日に合わせ、本年4月1日から施行しようとするものでございます。
    よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。
    本案につきましては、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第2号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第2号、甲賀広域行政組合手数料条例の一部を改正する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    続いて、日程第5、議案第3号、甲賀広域行政組合消防長および消防署長の資格を定める条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、議案第3号につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。
    平成25年6月に、地域の自主性および自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律、いわゆる第3次一括法が公布されたことにより、消防組織法が改正され、これまで政令で定められておりました消防長および消防署長の任命資格につきましては、政令で定める基準を参酌して、条例で定めることとされました。
    平成25年9月には、市町村の消防長および消防署長の資格の基準を定める政令が公布されました。
    本条例案では、この政令で定められました基準を基本として、本組合の実情に照らし合わせ、消防長および消防署長の資格の基準を定めようとするものでございます。
    施行日につきましては、政令施行日に合わせ、本年4月1日から施行しようとするものでございます。
    なお、細部につきましては、事務局から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    それでは、事務局に対し、細部の説明を求めます。

(消防長(井原政美)議案第3号の細部説明をする。)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。
    それでは、本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第3号についての件を採決します。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第3号、甲賀広域行政組合消防長および消防署長の資格を定める条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    次に、日程第6、議案第4号、甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、ただいま議案第4号の上程をしていただきましたので、その提案理由を御説明申し上げます。
    本案は、消防法施行令が改正されたことに伴い、所要の改正を行おうとするものでございます。
    内容につきましては、検定対象機械器具等の範囲の変更により、政令第37条において号の繰り上げが生じたため、それを引用している条文において改正を行おうとするものでございます。
    施行日につきましては、政令の施行日に合わせ、本年4月1日から施行しようとするものでございます。
    よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    それでは、本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第4号についての件を採決します。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第4号、甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第7、議案第5号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第4号の件を議題とします。
    本案について、管理者からの提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいま議案第5号を上程していただきましたので、その提案理由を御説明申し上げます。
    本案は、今年度末における最終の補正措置を行うものであります。
    歳入の主な内容は、消防手数料の補正措置を行うとともに、雑入として、大阪湾圏域広域廃棄物処理場整備基本計画の変更に伴い、広域処分委託量の減量分に対する還付金582万5,000円を計上するものでございます。
    また、両市からの負担金につきましては、1,446万4,000円を減額補正するものであります。
    歳出の主な内容といたしましては、衛生費では、公共下水道事業の進捗により、し尿投入量が減少していることから、し尿汲み取り委託料を減額補正するものであります。
    また、消防費では、発信地表示システムに係る回線使用料の減額、消防通信指令装置リース料の減額を行うものであります。
    以上により、歳入歳出それぞれ683万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ36億5,592万円とするものでございます。
    なお、細部につきましては、事務局から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    事務局に対し、細部説明を求めます。
    事務局、お願いします。

(事務局長(林善彦)議案第5号の細部説明をする。)

  • 議長(辻重治)
    それでは、提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    議員1名から質疑の通告がありますので、発言を許します。
    6番、赤祖父裕美君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    2点について質疑を出させていただいておりましたが、清掃総務費472万円の減額、そしてまた、消防施設費の121万9,000円の減額ですが、消防費のほうは今詳しくお聞きをいたしましたので結構です。こちらの清掃総務費のほうですけども、大体分かりました。両市の負担の割合、そしてまた、ここ近年の動向について分かればお教え願いたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    それでは、質疑に対する答弁、事務局、お願いします。
    事務局、どうぞ。
  • 衛生課長(山田剛士)
    ただいまの質問に対してお答えを申し上げます。
    し尿の汲み取り量に基づいての委託料ということでございまして、実際、今、下水道の進捗は、両市ではトータルいたしまして、管内全体では70%ぐらいが下水道を既にお使いになられているということで、し尿汲み取り量も、平成10年をピークにいたしまして、今現在、10年から見ますと半分程度になってございます。ただ、減少量につきましては、ここ数年前までは10%前後の大きな減少であったわけでございますが、ここ最近の下水道の進捗具合もやや鈍ってまいりましたといいますか、そのような状況の中で、今、局長のほうから説明申し上げましたように、今現在のところでは5%減ということで見込んでおりますし、今後減少をしていくということには間違いはないとは思いますが、減少率のほうは減ってくるということで、今後、4%、3%と、徐々に率は減りながら減っていくというような状況と考えております。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    よろしいですか。これで赤祖父裕美君の質疑を終わります。
    ほかに関連質疑はございませんか。
    竹若茂國君。
  • 4番(竹若茂國)
    ちょっと聞き漏らしたところがありまして、そこだけ言っていただいたらありがたいのですが、フェニックス、この還元金の量を言うてはりましたね。その量をもう1回教えていただけますか。すみません。
  • 議長(辻重治)
    事務局、どうぞ。
  • 事務局長(林善彦)
    大変早口で言いましたので申しわけございません。一応私どものフェニックスの委託料といたしましては、当初8万2,371立方メートルでございました。それが今回6万9,825立方メートル、マイナスの1万2,546立方メートルということになりましたので、その関係で582万5,000円がこの3月末で還付されるということになっております。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    ほかに関連質疑はございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第5号についての件を採決いたします。
    本案は、原案どおり可決することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第5号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第4号の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第8、議案第6号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計予算の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいま、議案第6号を上程させていただきました。その上程理由等、提案理由を申し述べさせていただきます。
    国の景気は、大手企業を中心に回復していると言われており、政府のデフレ脱却てこ入れ効果もさることながら、各種効果の下支えするなかで、回復基調が続くことが期待されておりますが、経済波及の実態は、まだまだ地方への効果は厳しいものがあり、4月からの消費税率の引き上げによる影響等につきましては、失速感を招かないように注意深く見守っていく必要があろうと存じております。
    同時に、地方公共団体での財政事情につきましては、少子高齢化対策や、あるいは福祉、教育対策らに加え、住民の安心安全の確保、さらには公共サービスの向上に対する地域住民のニーズが高度化、多様化している状況から、依然と予断を許さない状況が続くことが予想されております。
    このような中、当組合におきましても、構成市である甲賀市、湖南市の経費負担を可能な限り軽減できるよう、組合運営全般にわたる事務事業の見直し、検討を行い、人件費の抑制や事務経費の削減等に努めております。
    平成26年度の予算編成につきましては、本組合財政計画に基づき、最低必要な経費を絞り込んだ中で計上させていただいているものでございます。
    歳入の主な内容につきましては、両市からの負担金として、歳入合計額の84%に当たる27億1,758万9,000円を計上いたしております。
    これを財源とし、歳出の主な事業といたしましては、衛生関係では、平成7年4月から稼働いたし20年目となるごみ処理施設におきまして、3箇年計画で行っております白煙防止用空気予熱器改修工事の最終年として5,630万1,000円、定期点検補修工事として1億8,850万円、その他経年劣化部分の補修工事として5,783万9,000円を計上いたしました。消防関係では、消防車両の整備として、はしご付消防自動車のオーバーホール費用2,800万円、高規格救急自動車の購入費2,670万円を計上いたしております。
    この結果、平成26年度の当初予算といたしましては、前年度と比較いたしまして、約0.06%に当たる207万円の減額となり、歳入歳出予算の総額をそれぞれ32億1,878万9,000円とするものでございます。
    なお、細部につきましては、事務局から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    それでは、事務局に対し、細部説明を求めます。
    事務局員、お願いします。

(事務局長(林善彦)議案第6号の細部説明をする。)

  • 議長(辻重治)
    それでは、提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    議員2名から質疑の通告がありますので、順次発言を許します。
    最初に、6番、赤祖父裕美君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    22ページ、19、負担金補助および交付金の甲賀幼少年女性防火委員補助金20万円とあります。この主な活動内容についてお聞きしたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    質疑に対する答弁を求めます。
    事務局、お願いします。
  • 消防長(井原政美)
    ただいまの御質問にお答えをいたします。
    甲賀幼少年女性防火委員会につきましては、甲賀市、湖南市の幼年消防クラブ、あるいはまた少年消防クラブおよび女性消防クラブの育成発展と火災予防意識の普及と高揚を目的として設置されている組織でございます。
    委員会の委員としましては、両市の消防団長、両市の幼稚園、保育園の17名の園長さん、そして、関係する消防職員を合わせて26名で構成をされております。現在、幼年消防クラブ17クラブ、クラブ員数は1,354名となっております。
    また、年間事業につきましては、年度当初に立てていただいた計画に沿って進めておりますが、内容といたしましては、幼年消防クラブの新入式、あるいはまた花火指導、起震車の体験、あるいは先生方を対象とした救命講習、あるいは避難訓練、それから年度の末には修了式を実施するというのが主な内容でございます。これらに係ります防災の資機材の購入、あるいは防火、防災啓発品の購入等が予算の支出項目となっております。
    また、今年度は、この委員会の事業としまして、滋賀県のコミュニティ事業の適用を、これは40万円ですけども、受けまして、三雲幼稚園さんに鼓笛隊のセットを贈らせていただいております。
    以上が主な活動内容でございます。
  • 議長(辻重治)
    よろしいですか。それでは、これで赤祖父裕美君の質疑を終わります。
    続いて、9番、松山克子君の質問を許します。
  • 9番(松山克子)
    すみません、3点お願いしたいと思います。
    まず、9ページの5の2の1なんですが、新名神高速道路支弁金1,140万円、この内容について教えていただきたいと思います。
    それから、21ページ、4の1の13、委託料の中に、消防音楽隊演奏指導委託とあるんですけど、これも内容をお聞きしたいんですが、この委託先と、それから、先日たまたまテレビをつけていたらば、消防士になるためには日本一厳しい訓練がというようなことの報道をされていたのを見て、改めて本当に御尊敬申し上げるんですけども、その消防、そういう訓練を受けている方たちが、さらにこの音楽隊というものに所属されていて、私たちの安全を守ってくださっているんですけど、この消防音楽隊の活動の実績、それから、音楽隊の隊員数とか、消防士の方たちが音楽と両立されている、そのあたりの実績をお聞きしたいと思います。また、楽器なんかもメンテナンスが必要だと思うんですけども、それもどのようにされているんでしょうか。26年度の活動予定もあわせて、もし決まっていることがあれば、計画されていることがありましたら、お願いします。
    それから、同じ21ページの4の1の13、救急救命士実習等委託とあるんですけども、これもやはり厳しい訓練の傍ら、いろいろなことをより迅速に対応できるにはどうしたらいいかということも、きっといろいろな訓練を積みながら、また御経験を積みながらされていると思うんですけど、新聞報道で大津の救急救命士が強心剤投与補助台を開発したとあったんですね。そのすぐれたアイデアが評価されて、全国で3位に入賞されたと。この補助台をどんどん使ってほしいというようなことが出ていましたが、こういうものを取り入れるお考えはありますか。それから、このような有用なアイデアが生み出されていると思うんですけども、勧奨したり評価する制度があるんでしょうか。これまでもそういうような実績があったかお伺いいたします。
  • 議長(辻重治)
    質疑に対する答弁を求めます。
    事務局、お願いします。
  • 消防長(井原政美)
    ただいまの議員の御質問に対してお答えいたします。
    まず、救急に係ります支弁金についてでございます。高速道路国道におきます救急業務に係る支弁金につきましては、昭和55年12月、当時の建設省、消防庁および日本道路公団との間に締結をされました高速道路における救急業務に関する覚書というのがございます。高速道路は大規模な事故につながる可能性もございます。市町村にとっては特別な財政負担となるわけでございます。このことから、東日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社および本州四国連絡高速道路株式会社からそれぞれ財政措置がなされているわけでございます。
    また、この支弁金は、新たに救急隊1隊を設置した市町村に対して支弁されるものでございます。供用開始年度および翌年度は基礎数値の3分の2に相当する額を、供用開始から数えて第3年度から第5年度までは基礎数値の2分の1に相当する額が支弁をされます。このことから、新名神高速道路の供用開始は平成20年2月でございました。5年度に当たります平成24年度、これは日割り計算によります一部、および平成25年度以降につきましては、基礎数値、管内人口、インターチェンジ数および年間の救急の出動回数によって算出された額が支弁されます。従いまして、平成26年度におきます支弁金1,140万円の内容につきましては、基礎数値、ちなみに平成25年度の基礎数値は8,666万円でございました。これに年間出動の回数、これは一昨年の件数とされておりますので、平成24年の1年間の出動件数101件をもとに算出をされることになります。なお、この基礎数値につきましては、年々変化をしておりますので、最終的な決定通知を受けますのは例年4月に入ってからとなっております。
    以上が支弁金の内容でございます。
    次に、消防の音楽隊に関してでございます。消防の音楽隊は、住民の方の防火思想の普及を図るとともに、消防職員の士気の高揚をすることをもって消防の使命の達成に貢献することを任務としております。平成8年4月に結成をいたしまして、現在の隊員数は23名、男性21名、女性2名でございます。
    また、ここに係ります演奏指導委託としてでありますが、音楽の演奏につきましては、比較的専門的な知識、技術、また、マーチング等を行っておりますので、そういった技術が必要となってまいりますことから、指導者として実績を持っておられる方2名と指導の委託契約をさせていただいております。年間を通して27回の練習ということで予算を上げております。全体指導および楽器によって指導していただく内容はございますが、1回当たりお一人は1万1,000円、お一人は9,000円という契約内容でございます。
    なお、活動の実績についてでございますが、今年度は防災訓練や消防出初式等、部外においては7回の演奏でございました。平成26年度におきましては、年度中におきます派遣申請もありますことから、確定した数値としては上げられませんが、今年度と同等以上の演奏は予定をいたしておりますが、先ほどもございましたとおり、各署所に配置をしております職員がそのまま隊員となっております。職務に支障のない範囲において、申請があれば積極的に演奏に寄せていただきたいという考えでおります。
    また、楽器のメンテナンスについてでございます。平成23年に全楽器についてメンテナンスを行っておりまして、平成26年度に実はメンテナンスを行う予定をしております。
    以上でございます。
    次に、救急業務に係ります新聞に載せられておりました記事についてであります。議員がおっしゃっておりますのは、平成26年3月7日に新聞に記載をされておりました救急患者さんに点滴をしやすい専用台の開発に関する記事であったと思います。当消防本部の救急車に装備をされておりますストレッチャーには、オプションでストレッチャーの枠が補助台として使用できる構造となっております。静脈路確保の対応に現在のこの当本部が使用しているストレッチャーで問題はないものと考えております。したがいまして、報道のあった機器そのものを取り入れる予定はございません。
    また、消防機器の改良および開発が進む中、消防職員の資質の向上と消防の発展に寄与することを目的として、県内の消防職員が考案した機器を発表する会が、毎年滋賀県の消防長会の主催で実施をされております。当消防本部からも毎回出場をさせております。過去にも入賞をし、現在も実際に使っている機器も何点かございます。こういったことに対する勧奨および評価についてでございますが、機器の発表も含めまして、人材育成と組織の活性化を図るためにも、公正な見地から該当する全職員に機会を与えるとともに、やはり頑張った職員が報われるように、業績をより適切に評価する人事評価に努めているところでございます。
    以上、3点の答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    松山君。
  • 9番(松山克子)
    ありがとうございました。
    消防音楽隊のほうなんですけども、たしか湖南市でもお正月に一度お出でいただいたのが、出初式での、あの方たちが消防音楽隊かなと、ちょっと分からないんですけど、もしかしたらお出でいただいたのかなというふうに思ったんですが、楽器のメンテナンスが3年に一度というのは、これはただ演奏だけじゃなくていろいろな意味があると思うんですけど、やっぱりしていただくんでしたら最良の環境の中でしていただきたいなと思うので、楽器のメンテナンスが3年に1回で十分なのかとちょっと私は思うんですが、それと、この23名の隊員の方は、日ごろの活動プラスそれがあるわけですけど、そういうのというのは、ある意味、過剰労働というか、そうならないんですか。それで、この隊員の方は、やっぱり音楽隊を希望されて隊員となられているのか、そのあたりをお伺いします。あるいは、それまでの御経験とか。
  • 議長(辻重治)
    管理者、お願いします。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
    松山議員から消防音楽隊に対する御意見あるいは質疑を賜りました。消防音楽隊につきましては、素人の方も、また、かつて学校で学んできた方もおられるわけでございますが、両市にとりましては、やはり士気を高揚する段階においては大切な消防隊と私は認識をいたしております。
    なお、御提案いただきました23名、またプラスアルファも考えておるところでございますが、メンテナンスにつきましては、これから3年間という任期の中で、十分に御意見として承っておきまして答弁とさせていただきます。
    以上であります。
  • 議長(辻重治)
    松山君。
  • 9番(松山克子)
    皆さんにやっぱりこの士気高揚と、それからまた、それが演奏でもって皆さんに届くような内容で、また活動をお願いしたいと思います。
    終わります。
  • 議長(辻重治)
    答弁はよろしいですか。それでは、これで松山克子君の質疑を終わります。
    ほかに関連質疑はございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第6号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第6号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計予算の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第9、議案第7号、消防救急デジタル無線整備工事請負契約の締結の件を議題とします。
    本案について、管理者からの提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいま、議案第7号を上程させていただきましたので、その提案理由について申し上げます。
    消防救急デジタル無線整備工事の請負契約についてであります。
    消防救急無線につきましては、平成28年5月末までにデジタル方式へ移行することとされており、12月24日の臨時会におきまして、請負工事費の予算を可決いただいたところでございます。
    工事の入札につきましては、電気通信工事の特定建設業を営んでいること等を条件として、一般競争入札の公告を行い、入札参加の申請をした2社で、3月の7日に入札執行を実施させていただきました。
    その結果、北陸通信工業株式会社滋賀営業所と4億5,900万円で契約を締結しようとするものでございます。
    入札調書等につきましては、お手元に参考資料として添付させていただいておりますので、御参照いただきたいと思います。以上、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    本案につきましては、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第7号についての件を採決します。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。挙手全員です。
    したがって、議案第7号、消防救急デジタル無線整備工事請負契約の締結の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    暫時休憩といたします。
    再開は、この時計で35分から再開しますので、休憩をお願いします。

(休憩 午前10時20分)
(再開 午前10時35分)

  • 議長(辻重治)
    それでは、休憩前に引き続きまして、会議を再開します。
    日程第10、一般質問を行います。
    順番に発言を許します。
    発言者の方は、その場で立っていただいて御質問をいただきたいと思います。よろしくお願いします。
    8番、望月卓君。
  • 8番(望月卓)
    初めて一般質問させていただきます。
    当組合の衛生関係事業につきましては、昭和37年2月の当時の甲賀郡7町により、共同して廃棄物の処理をするため甲賀郡衛生プラント組合を設立し、昭和39年4月から管内の市民から排出されますし尿および可燃ごみを日夜懸命に処理していただいていることに関しましては、大変敬意を表しているところであります。
    さて、平成25年12月24日開催の組合議会第3回臨時会の管理者の挨拶に、「施設の安定稼働のため、経年劣化部分の補修工事が必要となっております。施設の延命化を図るためにも、来年、平成26年度には数箇所の補修工事をお願いすることになります。」とありました。今後のごみ処理施設について、次の項目について質問いたします。1番目は、この施設老朽化に対しまして、今後、どのように計画的にこの補修計画をしていくのかということと、2番目につきましては、先ほど6号議案において説明がありましたので、これは結構です。
  • 議長(辻重治)
    管理者、中嶋武嗣君。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、ただいまの望月議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。
    施設老朽化に対してどのように計画的に対応しているのかについてお答えをいたします。
    本組合衛生センターごみ処理施設は、平成7年4月の稼働から20年目を迎えることになります。これまでの間、廃棄物の処理および清掃に関する法律を定められたごみ処理施設の維持管理基準を遵守するとともに、定期的な点検ならびに補修整備を繰り返し、万全な運転管理に努めてまいりました。しかしながら、ごみ焼却施設の主要な機械設備の一般的な耐用年数は20年前後とされていることから、今後予想される大規模修繕および基幹設備ごとの更新の見通しを踏まえ、計画的に整備していくことで長期的な維持管理コストの縮減を図っていきたいと考えているところでございます。したがいまして、今後、長期の稼働運
    営を見据えて、平成26年度を起点とする5年間の中期的な財政計画に基づき、効率的な施設の整備改修を進めていきたいと考えております。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    8番、望月君。
  • 8番(望月卓)
    今、現行のごみ焼却炉については20年くらいだということをお聞きしましたので、現在見込まれている、もしこれが使えなくなるということになった場合、新たなる施設を建設する場合にはどれくらいの費用になるのかということをお聞きします。
  • 議長(辻重治)
    事務局、お願いします。
  • 衛生課長(山田剛士)
    ただいまの望月議員の再質問にお答えを申し上げます。
    まず、使用見込み年数についてでございますが、施設を構成する機械設備につきましては、今答弁がありましたように20年前後とされているところでございますが、施設全体といたしましては、環境省の調査事例によりますと20年から25年程度で更新されている施設が多く、ほかの都市施設に比べますと使用年数は非常に短くなっております。そういった中において、環境省から示されている廃棄物処理施設の長寿命化計画作成の手引きでは、耐用年数の比較的短い重要設備を適切な時期に更新するなどの対策を行うことにより、施設全体の耐用年数の延長を図ることは可能とされております。そういったことから、
    本組合では、20年目を迎えるごみ焼却施設の基幹的設備を計画的に改修を行っていくことで、35年稼働ということで一定目標としております。よって、今後の稼働残年数は15年というようなところでまず見込ませていただいております。
    また、新たな施設建設の金額の件についてでございますが、当面、平成41年までの稼働に向けた整備計画を進めていくところですが、その後においての計画につきましては、両市の廃棄物の処理基本計画との整合を図り、施設規模の算定、リサイクル施設の併設、エネルギー利用の可能性等々の諸条件の変動によりますので、一概に今現在建設費が幾らとの数値をお示しすることは適切でないかもしれませんが、全面更新となりますと、一般的には処理量トン当たり5,000万円から6,000万円というようなことを言われておりますし、現在150トンの施設規模で申しますと、約80億円程度を要するというようなことで考えさせていただいております。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    8番、望月君。
  • 8番(望月卓)
    現在、甲賀市のほうでは生ごみの堆肥化ということを業者のほうに委託していると思うんですが、そういう事業と、この焼却施設を今もし造った場合80億円云々という話が出たんですが、これとランニングコストの比較をしたことが過去にあったかどうか、ちょっとそういうところをお聞きしたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    事務局、お願いします。
  • 衛生課長(山田剛士)
    再問にお答えを申し上げます。
    衛生センターに搬入されましたものは全て焼却処理を行っておりますが、甲賀市においては、今御指摘のとおり、平成16年度から生ごみ堆肥化に取り組んでおられます。また、廃プラスチック回収につきましては、甲賀市、湖南市さんともに取り組んでおられます。生ごみとあわせました資源化量といたしましては、今現在、両市合計、平成24年実績では年間2,642トン資源化されておられます。搬入ごみ量、本組合の平成24年度3万7,244トンのうちでいきますと7%ということになりまして、これらの分が処理経費の削減となります。ランニングコストで単純計算いたしますと、平成24年度の総務費を除きましたごみ処理直接経費の約5億円がかかっておるわけでございますが、それが7%減額されたとするならば、3,500万円が節減されたのかなというようなことになろうかと思います。また、建設費で申しますと、先ほどトン当たり5,000万円から6,000万円というようなことを回答させていただきましたが、この7%で現在の150トン規模で申しますと約6億円ほどの削減効果があるのかなと思います。今後、このごみ量の削減につきましても、両市ともさらに連携をとらせていただいて、少しでもそういったごみ処理経費が削減できるように取り組んでまいりたいと思いますので、今後ともよろしく御理解を申し上げます。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    それでは、これで望月卓君の一般質問を終わります。
    続いて、9番、松山克子君、発言を許します。
  • 9番(松山克子)
    では、議長のお許しをいただきましたので、一般質問させていただきます。
    今のお話でもありました生ごみなど、市民として協力できることはできるだけ削減に努めたいというふうに思いながら台所に立っているわけなんですけど、このごみの分別ということには、非常にそういう思いがある者、熱心な者は、かえっていろいろ悩んでしまう。だから、都会なんかでいうと、何でもかんでも一緒くたにごみ袋に入れてしまえば見えないからといって、非常にマナーの悪いなんていうことも聞きますが、私の湖南市では、皆さん、比較的頑張っておられるんじゃないかなと思っているんです。家庭での生ごみの袋に入れるもののときに、わりとちょっとした金属がついているものだったならば、もう生ごみでいいんですよという御指導、御指示があって、そういうふうに入れているんですけど、その小さな金属が、たしかA4サイズの冊子だったか、A3のチラシを見せていただいたら、金属はそれだけが凝縮されると。だから、それでいいんですということがあったんですけど、一方、大型ごみを出したとき、実は私は、今回、事務所を閉じたときに家具とか何かがいっぱい出まして、そうすると、木製の家具でもわずかにビスとかビスをとめるところに金属がついているんですね。そうすると、随分何回も運んできました。そのときに、これもちょっと言っておきたいんですけど、あそこで受け付けてくださる方が非常に親切で、普段大きなごみを持ってくるという機会がないんですけど、持ってくるたびにとっても親切に対応してくださったのがうれしかったんですけど、木製の家具でもわずかな金属があると、それはここでは受け付けられませんということだったんですね。それで、今どき木製たんすでも木製机でもわずかについているんですね。金具がついているところがあると。それで、一方、生ごみの袋に入れた場合は、ちょっとそのぐらいのあれだったらいいとされている。これがどのくらいまで許されるのか徹底してほしいというふうに思いました。そういう疑問に担当者の方がどこでもいつお聞きしても同じお答えがいただけるように対応していただきたいと思いまして、そのルールがどうなっているのかということをお伺いします。
    それから、これはNHKテレビで過日やっていたのですが、防災にビッグデータが今後取り入れられて、この間、東日本大震災でも、かなり離れた東京でも大きな揺れがあり、その後、すごい数の方が家に帰れなくなってしまった。その状況を全部ビッグデータで分布図が出るんですね。やっぱり今、スマホを持っておられて、どこにおられるかというのが全部出るそうなんですけども、このビッグデータというのは、今後、東京、ああいう大きな都市でなんかは重要な鍵になっているというふうに私はそれで聞いて理解したんですけども、これは、こちらの郊外のこういうところでも、車の動き一つがそういうふうなことで見えてくるというのは大切だと思ったんです。
    そこへ、いつぐらいでしたか、2週間ぐらい前に甲賀市が震源地となる地震があって、テレビを見ていたら甲賀市が震度1で、甲賀市が震源地というのを見て、こんな身近でも震源地になるということでびっくりしたんですけど、私たちの周り、いつそういうことが起きるか分からない状況ですが、そのときに一斉に皆さんが車を走らせれば、やっぱり国道とか何かで渋滞してしまうし、人々はどういうふうにどの道を通って、あるいは特に必要なのは、消防車とか救急車がどの道を通っていったら早くその現場に行き着けるか、それは、やっぱりビッグデータでもってそういうことが道しるべになるということが表示されていたんですけども、これはやっぱり行政だけでは取り組みが難しいらしくて、インターネットで見ると、やっぱり民間のいろいろな力を借りながらそういうことが進められるらしいんですけど、こういうビッグデータについての取り組み、今後またそういうことが取り組まれていく方向にあるか、ちょっとそのあたりをお伺いします。
  • 議長(辻重治)
    管理者、中嶋武嗣君。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、ただいまの松山議員の御質問にお答えをいたします。
    1番目の大型可燃ごみの出し方についての御質問につきましては、受け付けルール等がはかり知れかねますので、担当のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
    2番目のビッグデータの活用につきましては、我が国におきましても、議員御指摘のように、既に一部の企業におきまして始まっており、また、これまでのさまざまな災害を教訓としたことを踏まえました中で、災害時の適切な行動にも有効であるとされております。したがいまして、そのような中、国におきましては、地理空間情報を有効利用するために、共通空間基礎データベース等が築き上げられつつある段階でもございまして、防災の観点から適切な情報を迅速に、かつ多重的に地域住民に伝達をし、救助活動等に活用できるような高度なシステムは現時点では開発されていない状況にございます。このようなことからも、本格的な災害時への活用につきましては、いま一度、もう少し時間を要するものであると考えられますことから、今後の全国的な防災情報通信に係る動向を踏まえながら、取り組み範囲を踏まえ、考えてまいりたいと思います。
    なお、議員御指摘の甲賀市の地震の例もお尋ねいただきましたが、詳細なことにつきましては私どもも熟知いたしておりませんので、さらに検討を加えさせていただきたいと思います。
    以上、私からの答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    事務局。
  • 衛生課長(山田剛士)
    松山議員から御質問のありました衛生センターごみ処理施設における大型可燃ごみの出し方についての御質問にお答えを申し上げます。
    衛生センターでは、燃える粗大ごみが持ち込まれました場合、破砕機によって細かく破砕した後、ごみピットへ投入し、焼却処理工程へ移します。燃える粗大ごみに金属類などの不燃物が混在していますと、粗大破砕機で破砕する際に切り刃が損傷したり磨耗の原因となります。一方、焼却処理工程におきましても、金属類などの不燃物の混入を防げないのが現状で、不燃物による機械トラブルが発生しています。本年度におきましても、不燃物による焼却炉の停止を余儀なくされ、1炉運転に陥ったケースも発生しております。
    近年の燃える粗大ごみに関しましては、可燃物と不燃物類が混在する製品が数多くあり、多種多様にわたっております。実際、外見上不燃物が付属してないように見えましても、中に不燃物が混在しているケースもあり、持ち込まれた粗大ごみに不燃物が混在している場合、職員が不燃物を取り外して処理するなど、不燃物による破砕機や焼却炉へのトラブルが発生しております。
    本組合といたしましては、搬入される市民の多様なニーズにお応えしたいという思いも持っておりますが、職員で不燃物を取り外して処理するにも限界がございます。不燃物の混入につきましては、一定の長さや太さまで受け入れ可能と示せないのが現状でございます。今、議員御指摘のとおり、金具のほうも外していただくというようなお話もございましたが、本施設を安全、安定的に処理をし、かつ経費もかけない、できるだけ経済的な運転ということも考えあわせまして、できるだけ住民の皆さんに御理解をいただいているところでございますが、実際、日々排出いたします金属類も、搬入ごみの中に毎日400キログラム相当の金属類がまざっておるというようなことで、小さな金属が一つ一つであれば問題ないわけでございますが、それらが非常に絡み合ったりしますと大変大きな金属というようなことになってまいりまして、焼却炉をストップしてしまうというようなことで大変な事態も発生しております。どうか議員の皆さん、また住民、市民の皆さんに何とか御理解をいただき、安定処理に努めたいと考えております。
    そういったことで、両市の広報紙にもごみの搬出の仕方の広報も入れさせていただいておりますし、また、事業者の皆さんにも、許可業者を通じまして各事業所様にもチラシを配布させているというようなこともさせていただいております。そのようなことで御理解をいただきまして、どうか不燃物の除去に御協力賜りますよう御理解いただき、答弁とさせていただきます。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    再質問はありますか。
    松山君。
  • 9番(松山克子)
    ありがとうございました。
    今、私たち、もう何年も前になるんですけども、一部の議員の研修で、徳島でしたか、上勝町に行きましたときに、四十数種類のごみの分別になっていて、それは多分まちの規模がちょうどよかったのかもしれないんですけど、それを人に伝えたときに、うわー、そんなの大変ねとかいう声と、それから、むしろ私たちは目の前で見て、市民が迷わずに捨てられるというか、分別できるのがものすごくいいなと思ったんです。常に、さっきおっしゃられたように、今、見えないところで不燃のものがまじっていたり、そういうものがあるんですけど、これを捨てるのにどこに入れたらいいんだろうかって常に迷っているようなところがあるんですね。特に女性はそうだと思うんですけど。そのときに迷わせない策として、四十数種類がそれぞれそんな細かくなっていると、非常にかえって楽だろうな、大変なんじゃなくて、かえって捨てさせてもらうのが楽なんだろうなというふうに思ったんです。今、私たちも、不燃物の除去に大変な御苦労をいただいているようですので、日々の中で努めていかなくちゃいけないんですけど、やはり今おっしゃっていただいたことを市民の皆さんにきめ細かく伝えていただきたいなと思うんですけど、分からないから何か一緒くたにしちゃっているという人も多いと思うので、大変そうだけど、そういうふうにしていただくことがやっぱり炉の長寿命にまでつながると思いますし、ぜひ今後、何かもう少し一歩進めた周知の方法というのをお考えいただけないでしょうか。もう1回その点についてお願いします。
  • 議長(辻重治)
    事務局、お願いします。
    事務局。
  • 衛生課長(山田剛士)
    先ほども申し上げましたが、大変住民の皆さん方には御苦労をおかけしている部分があろうかと思いますが、今の御要望も踏まえまして、両市環境課とも今後の検討課題とさせていただきまして、施設の安定処理というものをやっぱり第一に考えさせていただいておりますし、また、住民様の御要望もお応えをしていかなければならないというようなところで、その辺のところで担当課とも協議をさせていただいて、今後進めていきたいというふうに思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    松山君。
  • 9番(松山克子)
    ぜひ住民の視点で、女性の視点と言ったらちょっとあれかもしれません。やっぱり住民の視点ですか。そういう点で、どういうふうに皆さんにそれが届くかということも考えあわせてよろしくお願いします。
    それから、ビッグデータなんですけども、現在ではまだ活用されないかもしれないんですけど、本当にどんどん時代が変わっているなと。湖南市の防災計画を見せていただいたときに、本当に前はこんなに湖南市での被害がこういうふうに大きく想定されてなかったんじゃないかというようなぐらい、やっぱり私たちにせっぱ詰まった問題になってきているなというふうに思ったんですね。何歩も前に進んだこういうビッグデータ、この研究もぜひ進めていただきたいと思いますが、そのあたり、もう一度、今後の取り組みとか将来的なことを、何か分かりましたらお願いします。
  • 議長(辻重治)
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいまの松山議員の再質問にお答えいたしたいと思います。
    先ほども御答弁させていただきました答弁の繰り返しになろうかと思いますが、その期待の将来性につきましては十分に配慮させていただきながら重要視いたしたいと思いますが、現時点では開発されてない状況でありますことからも、今後、本格的な災害時での活用に対して十分に配慮を加えながら取り組んでいきたいと思います。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 9番(松山克子)
    ありがとうございました。
  • 議長(辻重治)
    それでは、これで松山克子君の一般質問を終わります。
    続いて、1番、橋本恒典君、発言を許します。
    橋本君。
  • 1番(橋本恒典)
    1番、橋本恒典でございます。通告に従いまして大きく3点の質問をさせていただきます。
    まず1点目ですけれども、消防無線のデジタル化とその活用についてということでお伺いをいたします。
    消防救急無線のデジタル化につきましては、甲賀消防本部においても、電波法関係審査基準の一部改正によりまして、平成28年5月末日までに年次整備計画を策定し、取り組んでこられたということで、さきの臨時議会では整備工事の事業費の補正予算も可決されたところです。また、本定例会におきまして、その契約について上程をされ、先ほど可決されたところです。そこで、消防救急無線のデジタル化とその活用について、以下の4点についてお伺いします。
    1点目に、消防救急無線のデジタル化については、電波法関係審査基準の一部改正によるもので、県下一斉の取り組みであると思いますが、県下市町の取り組み状況についてお伺いします。
    2点目に、県下市町の取り組みと同様、隣接する三重県でも同様の取り組みが行われていると思いますが、その状況についてお伺いします。また、甲賀市は、隣接する伊賀市と平成19年2月に災害時相互応援協定を締結していることもあり、特に伊賀市の取り組み状況についても分かりましたらお伺いをしたいと思います。
    3点目に、甲賀消防本部の管内は、面積も広く地形も複雑であります。今回の計画では、新たに大納言山基地局をメイン基地局とする計画となっていますが、今回の基地局の整備により管内全域を全てカバーできるのか、お伺いします。特に山間部である信楽、土山地域についても問題はないか、お伺いします。
    4点目に、今回のデジタル化によりまして、今までのアナログと比べて、その活用の違いはどういうことが考えられるのか、お伺いをします。また、甲賀市消防団に車載無線機8台と携帯無線機4台、湖南市消防団に同じく車載無線機3台と携帯無線機1台を整備するとお聞きしておりますが、消防団との連携はどうなっているのか、お伺いします。
    大きく2点目でございますが、消防吏員の予定人員の確保と消防力の充実についてお伺いします。
    甲賀消防本部の管内は、大変面積も広く、その地形は複雑で、気象まで地域により異なるという場合もあります。平成20年2月には新名神高速道路も開通をし、その交通量は当初の予想を上回っております。そんな中、甲賀消防本部では、火災や地震、風水害などの災害から地域住民の生命、財産を守っていただいておるところですが、消防吏員の予定人員の確保と消防力の充実について、3点についてお伺いをします。
    1点目に、消防力整備基本計画における消防職員採用計画では、平成25年4月1日現在の消防部局の職員数は191人となっておりますが、職員の人員計画はどうなっているのか、お伺いします。また、計画と現状の違いはあるのか、お伺いします。
    2点目に、消防吏員の予定人員の確保に向けた取り組みはどうなっているのか、また、職員の資質向上に向けた取り組みについてもお伺いします。
    3点目に、消防力整備基本計画では、施設等整備と車両整備についても計画的に取り組んでいただいているところですが、施設等の整備と車両の整備について、現状についてお伺いします。また、現場の意見もどのようにして取り入れておられるか、あわせてお伺いします。
    最後に、大きく3点目でございますが、衛生センターにおきます業務発注についてお伺いします。
    衛生センターでは、甲賀市、湖南市のし尿処理とごみ処理を行う中で、それぞれ施設を管理運営されています。衛生センターでは、し尿処理、汚泥再生処理施設である第1施設とごみ処理施設である第2施設を管理運営いただき、大量の可燃ごみやし尿、汚泥を処理されています。
    そこで、次の2点についてお伺いします。
    1点目に、それぞれの施設の維持管理や業務を行う中で、多くの工事や業務委託を発注されていると思いますが、その発注方法についてお伺いします。
    2点目に、随意契約についての行政組合の考え方についてお伺いします。
    以上、よろしくお願いします。
  • 議長(辻重治)
    管理者、中嶋武嗣君。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、ただいまの橋本議員の一般質問にお答えをさせていただきます。
    まず、大きく分けて、消防無線デジタル化についてのことであります。
    1点目の消防救急無線デジタル化と活用についてでありますが、そのうち県下の取り組み状況についてお答えをいたします。県下の消防局および消防本部の中で、これまで整備が完了し、平成26年度までに運用開始をするところが、2消防局および2消防本部となっており、そして、平成26年度において整備を行い、27年度に運用開始を予定しているところが、当消防本部を含めて3消防本部という状況にあります。
    また、2点目の隣接する三重県、特に伊賀市の取り組み状況につきましては、平成28年度の運用開始予定と聞き及んでいるところであります。
    3点目の消防救急デジタル無線導入に係る基地の設置につきましては、平成24年度に業務委託による電波伝搬調査および基本設計を実施いたしましたが、この調査結果によりますと、基地局を甲賀市信楽町宮町地先の大納言山、甲賀市信楽町上朝宮地先および消防本部庁舎に設置することで、山間地の特に多い信楽地域および土山地域を含む管内全域において良好な通話を確保することが可能であるという結果をいただいており、現時点におきましても無線通信に問題はないものと考えております。
    4点目のデジタル無線とアナログ無線における活用の違いと消防団の連携についてお答えをさせていただきます。基本的に、これまでのアナログ無線をデジタル無線に置きかえ活用するものでありますが、デジタル無線は秘話性が保たれるほか、指令台整備とともにデータ通信を消防活動に取り入れることが可能となることから、これらの機能上の特性を生かした現場活動での活用が考えられるところでございます。また、消防団との関係につきましては、現在、両市消防団が保有するアナログ式車載型移動局および携帯型移動局につきましても、デジタル化整備を行うところであり、現在のアナログ式無線と同様に連携を確保できるものと考えております。
    大きく分けて2点目であります。消防吏員の確保と消防力の充実についてお答えをさせていただきます。
    まず、1点目の職員の配置計画と現状についてでありますが、職員の配置計画につきましては、出動件数、人口規模、管内の防火対象物を勘案し、消防力整備基本計画における組織計画に基づき取り組んでおりますが、現状といたしましては、平成26年3月現在、消防職員数は190名で、消防本部に34名、各消防署および各分署に156名の職員を配置し、人員、車両および装備におきまして、各所属間の総合力をもって対応しているところでございます。
    2点目の消防吏員の予定人員の確保に向けた取り組みと職員の資質向上に向けた取り組みについてお答えをいたしますが、消防吏員数につきましては、消防力整備基本計画において、将来的な消防行政需要、管内の人口、防火対象物や内容および危険物施設数および財政状況等を総合的に勘案し、職員採用計画において平成28年度における職員数を193名としているところでありますが、今後におきましても、消防力整備基本計画の検証を重ね、計画的な職員の確保に努めてまいりたいと考えております。
    また、消防職員の資質の向上に向けた取り組みにつきましては、複雑多様化する災害や救急業務、火災予防業務の高度化に消防職員が適切に対応するためには、専門的かつ高度な技術や資格を持った人材を育成する必要があることから、各種の訓練や研修を実施し、消防職員の資質の向上を図るべきであると考えております。このことから、消防力整備基本計画における各種資格養成および研修計画に基づき取り組んでおりますが、取り組み内容といたしましては、消防行政の専門高度化に即応するための消防大学校や県消防学校における各種教育訓練、救急救命士の養成と病院研修および各種技能講習等を計画的に実施しているところであります。また、資質の向上を図る体制として、研修等の充実に加え、職員一人一人の努力や成果を客観的、多面的に評価することによりまして、より高い使命感を持つ職員を育成し、資質の向上を図ってまいりたいと考えております。
    3点目の施設等、車両等の整備計画と現状および現場の意見反映についてお答えをいたします。施設の現状につきましては、現在のところ、湖南中央消防署を除く各消防庁舎につきましては、平成24年3月までに新たな施設として整備されたところであります。また、湖南中央消防署につきましては、建物の老朽化や将来における消防行政需要を勘案した場合に、整備を視野に入れていかなければならない時期にあるものと認識をいたしており、今後も当組合と湖南市との協議を進めてまいりたいと考えております。
    車両等の整備に関しましては、消防力整備基本計画において、更新基準を設けるとともに、当該基準に沿った整備を計画的に行っているところでございます。また、車両等の現状につきましては、現在、緊急用消防車両として、消防ポンプ自動車8台、化学消防車2台、救急車8台、はしご付消防自動車1台、救助工作車1台および指令車4台を各所属に配置いたしております。
    次に、現場の意見の反映に関しましては、施設整備および車両整備費には、各所属においての意見を集約し、現場の声を反映するよう努めているところでございます。
    大きく分けまして三つ目の衛生センター関係につきましてお答えをいたしたいと思います。
    まず、1点目の工事および業務委託発注の方法についてお答えいたします。工事等の発注に際しまして、地方自治法の定めを遵守し、公平かつ効果的にその目的が達成されることを最大の目的としており、経費の節減、工期の短縮、安全性、円滑な施工などの基本を踏まえ、可能な限り競争入札、また競争性を高めた手法により契約事務を執行するとともに、地域経済への貢献も視野に入れ、市民の信頼に足る契約発注をするよう関係職員に強く指示しているところでございます。
    2点目の競争入札と随意契約についての考え方についての御質問にお答えをいたします。基本的には、さきに御答弁申し上げましたとおり、地方自治法等に定める契約執行のルールを遵守することは当然であります。しかしながら、衛生センターにおける工事および委託業務の内容につきましては、事業の専門性、特殊性から随意契約でないと確実な業務執行が担保されないおそれが生じる事案もあり、可燃ごみおよびし尿処理といった市民生活に一日も欠くことのできない業務であることから、何よりも安全、確実、継続性などを検証し、契約の透明性を確保した上で随意契約を選択する事案もございます。契約の精度を高め
    るための努力は当然のことから、昨年度に竣工いたしましたし尿処理施設水処理設備整備工事におきましては、公募型指名競争入札を採用するなど、発注者だけでなく受注者の技術的適性も加味した競争方式を取り入れているところでございます。昭和39年開設以来、社会環境への対応と市民の皆さんの生活向上のため、幾多の施設拡充や管理に努めてきたところでございますが、その時々に必要な工事や業務を適正に発注し、管理をしておりました。今後におきましても、個々の発注契約に際し、その状況に最もふさわしい方法を総合的に判断し、法令遵守はもとより、市民の信頼に応えるよう努力してまいる所存で
    ございます。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    1番、橋本君。
  • 1番(橋本恒典)
    御答弁ありがとうございました。
    消防無線のデジタル化とその活用につきましては、ちょっと基本的なこともお伺いをしたかもしれませんけれども、御答弁でありましたように、特に信楽、土山地域、信楽の大納言の基地局ということで、朝宮の基地局を新たに設置をされるということで、委託業務の調査結果で問題はないという設計だというお話でございました。私もちょっと詳しいことが専門的ではありませんので、またこの工事が完了しましたら、当然検査もございますし、十分に点検、検査等を行っていただけたらなというふうに思っております。
    消防吏員の確保ということで御質問をさせていただきました。これにつきましては、消防力の基本計画で庁舎の整備でありますとか車両とともに人員計画もされているところでございます。施設につきましては、御答弁で、平成24年でほぼ完了ということで、湖南中央消防署が残っておるということでございました。また今後とも整備について検討いただきたいと思いますが、人員計画につきましては、必要最小限といいますか、大変現場のほうでは御苦労いただいているのではないかなというふうに思っておりますが、実際に現場としてこの人員で足りているのかと、充足をしているのかということを、ちょっと1点再質問としてお伺いをさせていただきたいと思います。
    それと、大きく3点目の衛生センターにおける業務発注ということについてでございますが、先ほど御答弁いただきましたように、地方自治法を遵守しながらということで随意契約につきましては取り組みもしていただいているというところでございますが、随意契約につきましては地方自治法第167条の2ということで、地方自治法292条でそれの準用規定がありまして、地方自治体以外の公共団体につきましても準用されるというふうにお聞きをしております。随意契約につきましては、例えば少額でありますとか競争入札に適しない場合、また緊急を要する場合、それから入札に付することが不利なもの、発注者につきましては有利なものというふうにとれるかもしれませんけど、そういうような項目が対象になるというふうにお聞きをしておるところでございます。そういうことで遵守をしながら、適正に透明化を保ちながら行っていただいて
    いるというところでございます。
    1点ちょっと質問をさせていただきたいなと思うんですが、1点というか2点になりますけれども、随意契約をされているのはどれくらいの件数があるのかということと、その随意契約に対するガイドラインというのはあるのかどうかということをお伺いしたいと思います。
    以上、再質問させていただきます。
  • 議長(辻重治)
    答弁は三つですね。
  • 1番(橋本恒典)
    そうですね。
  • 議長(辻重治)
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、私のほうから衛生センターにおきますところの随意契約の考え方について述べさせていただきます。
    議員御指摘のように、随意契約は地方自治法でも認められたところでございますが、本組合に関しましては、昭和39年の開設以来、問題がなかったということは熟知した中で取り組みを進めさせていただいておりますが、しかしながら、これが妥当か否かという点につきましては多くの論議を呼ぶ面も発生する場合もございます。ゆえに、透明性あるいは情報開示等を含めた中で十分に研究をさせていただきたいと思います。
    随意契約の件数およびガイドラインにつきましては、担当課長から申し述べさせていただきます。
    私からは以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    事務局、お願いします。
    事務局。
  • 衛生課長(山田剛士)
    ただいまの再質問にお答えを申し上げます。
    契約に当たりましては、今御指摘がありましたように、地方自治法に基づき適切に契約をさせていただいているというようなことでございました。ただ、衛生センター関係におきましては特に特殊な部分がございまして、その機械メーカーでないとできないというようなこともございますし、部品の調達であるとか、また、一つ一つが特許であったりノウハウがあるというようなこともございまして、必ずしも競争入札には全てがかからないというような特殊な事情もございます。そういった中で、より公平公正に低価格にということで職員一同努めさせていただいております。
    そのような中で、今、衛生関係の工事契約だけでございますが、衛生関係につきましては、平成25年度、約40件ほど契約事案がございました。そのうち競争制につきましては13件ということでさせていただいております。ただ、その随意契約の部分につきましても、特に大型化した部分につきましては、第三者機関にその金額の妥当性というものを審査いただいて実施をしているということで、それにかからない部分につきましても、そういった第三者機関の行われる手法に基づきまして、職員できっちりと金額積算を定めさせていただいて契約をさせていただいているというようなところでございます。そういったことで衛生センターとしては取り組みをさせていただいております。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    ガイドラインはあるのかという質問は。
  • 衛生課長(山田剛士)
    ガイドラインとしては、正規なものとしては持っておりません。
  • 議長(辻重治)
    事務局。
  • 消防長(井原政美)
    消防職員の充足についてのお答えをいたします。この件につきましては、これまでの組合議会においても答弁をさせていただいております。消防力の整備計画によりまして、平成24年度から28年度までの5年間の計画ということで、日常的な災害、あるいは局所的な事故等への対応を優先するものとし、大災害等につきましては受援体制を整える中において体制を整えるということにしております。現在のところ、人員、装備におきましても、各所属間の総合力をもって取り組んでいるところでございまして、当然のことながら、28年度以降の計画につきましては、そのときの社会情勢等をもって新たな計画が樹立されるものと考えております。
    以上、答弁といたします。
  • 議長(辻重治)
    橋本議員。
  • 1番(橋本恒典)
    ありがとうございました。
    御答弁いただきまして、大きく3点目の契約関係でございますけれども、ガイドラインは今のところないというようなお答えでございました。透明性とかそういう意味からも、今後御検討をいただけたらなというふうに思うところでございます。
    あと、先ほどの御答弁の中で、第三者機関に妥当性をという御答弁がありまして、これも基本的なことかもしれませんけども、見積もりを第三者機関が判断されるのか、積算はだれがされるのか、ちょっとお聞きをしたいというふうに思います。
  • 議長(辻重治)
    事務局。
  • 衛生課長(山田剛士)
    第三者機関と申しますのは、公的な第三者機関ということで、今、大阪技術振興協会というところで審査をいただいております。先ほど申しましたように、一つ一つの設計につきましては、そこのメーカーしかできないという部分もございますので、まずは見積もりを徴収いたしまして、それに対して、その金額をその第三者機関のところで査定していただいて、適切な価格を出していただくというようなことでございます。今の随意契約のガイドラインにつきましては、当然、貴重な税金をお預かりして執行している者として、今後検討を加えさせていただいて、また今後の検討課題ということでさせていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    橋本君。
  • 1番(橋本恒典)
    ありがとうございました。
    管理者の御答弁にもありましたように、透明性、それから情報開示ということで、今の時代に沿った形で契約等をよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
  • 議長(辻重治)
    以上で、橋本恒典君の一般質問を終わります。
    以上で、一般質問を全て終わりました。
  • 議長(辻重治)
    これで本日の日程は全部終了しました。
    したがって、平成26年第1回甲賀広域行政組合議会定例会を閉会いたします。

(閉会 午前11時27分)


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