平成26年第3回甲賀広域行政組合議会定例会(10月8日)会議録は、下記のとおりです。
平成26年第3回甲賀広域行政組合議会定例会会議録
平成26年第3回甲賀広域行政組合議会定例会は、平成26年10月8日 甲賀市水口町水口6218番地 甲賀広域行政組合庁舎に招集された。
1 応招議員
1番 橋本 恒典
2番 白坂 萬里子
3番 辻 重治
4番 竹若 茂國
5番 橋本 律子
6番 赤祖父 裕美
7番 加藤 貞一郎
8番 望月 卓
9番 松山 克子
10番 松原 栄樹
2 不応招議員
3 出席議員
4 欠席議員
5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者
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管理者
中嶋 武嗣 - 副管理者
谷畑 英吾 - 監査委員
山川 宏治 - 参与
上西 佐喜夫 - 会計管理者
山中 善明 - 事務局長
山田 剛士 - 総務課長
佐治 善弘 - 衛生課長
木村 尚之 - 衛生課参事
雲 好章 - 消防長
井原 政美 - 消防次長
荒川 庄三郎 - 消防総務課長
中嶋 甚吉郎
6 本会議の書記
7 議事日程
- 日程第1
会議録署名議員の指名について - 日程第2
会期の決定について - 日程第3
議案第12号 平成25年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定について - 日程第4
議案第13号 平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第2号)について - 日程第5
一般質問について
8 会議事件
9 会議の次第
(開会 午前8時56分)
- 議長(辻重治)
大変爽やかな天気に恵まれました。議会議員の皆様方、本日は何かと御多用のなか、組合議会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
それでは、ただいまから平成26年第3回甲賀広域行政組合議会定例会を開催いたします。
それでは、議会開会に先立ち、管理者から御挨拶をいただきます。
管理者、中嶋市長殿。 - 管理者(中嶋武嗣)
改めまして、皆様おはようございます。秋の収穫もほぼ終わり、いつもながらの秋の情景が深まってまいりました本日、第3回甲賀広域行政組合議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には早朝より御参集いただきまして、誠にありがとうございます。
さて、本定例会におきましては、平成25年度決算につきまして御審議をお願いすることといたしておりますが、このことにつきましては、10月1日に全員協議会のなかにおきまして、事前に決算概要の説明を受けていただいていると存じ上げております。平成25年度におきましても、両市からの負担を可能な限り軽減するために、先ずはコスト意識を持ちながら効率的な行政組合の運営に努めさせていただいたところでございます。
次に、6月以降の主な取り組みに対しまして、平成24年度から3箇年にかけまして実施いたしておりました、ごみ処理施設白煙防止用空気予熱器の改修工事は、予定どおりに本年7月に完成し、工事成果といたしましては、施設の延命化につなげてまいる所存でございます。
また、可燃ごみ処分手数料の支払いを求めての民事調停事案につきましては、去る7月4日に調停が成立をいたしました。調停案どおり毎月17万円の分納となり、平成29年4月に完納となる予定で、確実に徴収を行ってまいる所存でございます。
なお、前回に御報告いたしましたように、当施設におきましては、ダイオキシン等の廃棄物処理に対しましては、より厳正にし、また法に適合し、適正に対処してまいる所存でございます。
消防行政におきましては、消防救急無線デジタル化に対応するため、実施設計の策定を行い、設置工事につきましては、事業費の4億9,530万円を平成26年度へ明許繰り越しを行い、年度内の完成に向けて、現在順調に工事を進めさせていただいております。
また、去る6月21日に行われました滋賀県消防救助技術指導会で、引上救助と障害突破の2種目で1位に輝き、8月1日の同指導会東近畿大会では、引上救助が2位、障害突破が3位に入賞をいたしました。このうち引上救助につきましては、8月下旬の全国大会への出場権を得ておりましたが、広島市の土砂災害により大会が急遽中止となり、全国での雄姿は残念ながら見ることができませんでした。しかしながら、積み重ねました訓練の経験は代えがたい財産となり、消防力のレベルアップや職員の使命感の高揚につながっていくと確信をいたしております。また、他の消防吏員に対しますところの意識の啓発に繋がっていくものと存じ上げる次第であります。
本日提出させていただきます議案は、平成25年度決算案件1件、平成26年度補正予算案件1件の2件でございます。御審議の上御決定賜りますようにお願いを申し上げ、開会にあたりましての御挨拶とさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。 - 議長(辻重治)
ありがとうございました。
ただいまの出席議員は、10名です。
これから、本日の会議を開きます。
(議会成立 午前9時2分)
- 議長(辻重治)
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 - 議長(辻重治)
これから、諸般の報告をします。
管理者から交通事故の和解と損害賠償の額について議会の委任による専決処分の報告がありましたので、写しをお手元に配布しておきましたから御了承願います。
次に、監査委員から定期監査の結果および現金出納検査の結果について報告が2件ありましたので、写しをお手元に配付しておきましたから御了承願います。 - 議長(辻重治)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第74条の規定によって、10番、松原栄樹君、1番、橋本恒典君を指名します。 - 議長(辻重治)
日程第2、会期の決定の件を議題とします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日1日限りとしたいと思います。
御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
- 議長(辻重治)
異議なしと認めます。
したがって、会期は、本日1日限りに決定いたしました。 - 議長(辻重治)
日程第3、議案第12号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定の件を議題とします。
本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
管理者、中嶋市長殿。 - 管 理 者(中嶋武嗣)
それでは、議案第12号の提案理由の説明を申し上げます。
平成25年度一般会計歳入歳出決算が、会計管理者から本職あてに提出があり、去る8月18日に監査委員の審査を受けましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して関係書類と併せて議会に上程し、認定をお願いするものでございます。
平成25年度の決算状況につきましては、歳入総額が31億8,625万4千円、歳出総額が31億2,875万円で、歳入歳出差引額は5,750万4千円となりました。
歳入におきましては、全体の約76パーセントを占める両市からの負担金24億1,431万5千円のほか、ごみ処分、し尿処理手数料、消防事務に係る申請、証明手数料、新名神高速道路支弁金、地方債等収入をいたしております。
一方、支出では、総務費におきまして、例規管理システム、財務会計システム、コンピュータネットワークなどに係る運営経費および市税滞納繰越分の徴収経費を含め、総務費全体といたしましては8,700万円余りの支出となりました。
衛生費におきましては、生し尿および浄化槽汚泥を年間約3万8千キロリットル、可燃ごみを年間約3万7千トン処理いたしました。これらの経費として、12億2,400万円余りを支出いたしております。
このうち、ごみ処理施設白煙防止用空気予熱器改修工事では、平成25年度分として2億5,737万6千円を支出いたしております。
消防費におきましては、経費の大半を占める職員191名の人件費をはじめとし、15億3,800万円余りとなり、消防車両更新計画に基づき、甲南消防署配備の水槽付消防ポンプ自動車の更新を行いました。
また、平成24年度から実施をいたしております消防救急無線デジタル化整備事業につきましては、平成25年度に実施設計を行いましたが、設置工事につきましては、繰越明許費として4億9,530万円を平成26年度に繰り越しを行いました。
公債費につきましては、衛生関係10件、消防関係15件の地方債に係る償還金として2億7,700万円余りを償還いたしました。
なお、細部につきましては、事務局から説明させていただきますので、よろしく御審議のうえ、御認定賜りますようにお願い申し上げます。 - 議長(辻重治)
それでは、事務局に対して、細部説明を求めます。
事務局、お願いします。
(事務局長(山田剛士)議案第12号の細部説明をする。)
- 議長(辻重治)
それでは、提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
議員2名からの質疑の通告がありますので、順番に発言を許します。
最初に、7番、加藤貞一郎君、どうぞ。 - 7番(加藤貞一郎)
改めまして、おはようございます。議長の許可をいただきましたので、議案第12号に対しまして質疑をさせていただきます。
ただいま御説明いただきましたとおり、平成25年度の一般会計の決算につきましては、本当に一部の繰り越し事業を除きまして、その最終の予算現額に対しまして、歳入歳出それぞれ執行率は100パーセントに近い執行率ということで、極めて適正な予算執行であったと、監査委員さんのほうからも所見としてありますとおり、私もこのように受け止めています。個々の内容等々につきましては、先般の全員協議会で御説明をいただきましたので、今回、質疑に対しましては、監査委員さんのほうから報告されました決算審査の意見を踏まえまして、執行部のほうではどのような考え方にたっておられるのかということについて、大きく2点についてお尋ねをさせていただきます。
その一つは、2市がそれぞれ取り組んでいる行政改革とは別に、これまで組合独自の行政改革に取り組んで来られまして、平成25年の12月には行財政改革基本方針の第1次改訂版を策定されました。そうしたなか、平成25年度決算において行政改革の成果として、どのような内容が決算に反映されたのか、また、決算審査の意見として、更なる行財政改革を推進する必要性を指摘されておりますがこれに対し、今後の具体的な取り組みとその目標数値等についてお尋ねをさせていただきます。
もう一つの質問は、意見書のなかにもございますが、市民の快適な生活環境と生命財産等を守るという重要な組合責任を果たしていくなかで、今後も大規模な施設改修や車両等の更新に必要な財源を確保する上で、歳入総額の75パーセント以上を占める両市の負担金は、当然、共同行政であることから、その予算は最優先として措置されるものではありますけれども、将来の甲賀市、また湖南市両市の財政状況もさまざまな要因によって健全財政を維持することが困難な状況になるということも予想されるわけですが、そうしたなか、組合行政としての事業の推進を図るためにも、負担金以外の収入についても市民の理解をいただきながら自主財源の確保に努めなければならないと考えるが、そのことについてどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。
また、決算剰余金、いわゆる実質収支額ですが、全額翌年度繰越金として予算を措置されておられます。災害等突発的な臨時的経費に対する財源手当てや、年度間の財源調整のための積立金や、将来の財政負担の軽減を図るために平成25年度末で約26億4千万円の地方債残高に対しまして、例えばこのなかに交付税措置されない借入金や高利率の借入金等こういったものの該当があれば計画的に繰上償還をするなど、監査委員さんが指摘されているような将来の財政運営を見据えた上での基金の設置等についての考え方についてお尋ねをいたします。
以上、よろしくお願いいたします。 - 議長(辻重治)
それでは、質疑に対する答弁を求めます。
執行部。 - 事務局長(山田剛士)
ただいまの加藤議員の質疑に対してお答えをさせていただきます。
まず、行政改革の推進に対する平成25年度における成果についてでございますが、今議員のほうからも御質問のなかでございましたが、本組合における行政改革の取り組みといたしましては、平成22年10月に構成市の各関係課長参画のもと、甲賀広域行政組合行政改革委員会を設置し、組合事務事業全体の見直しを行うとともに中長期的な視野に立って組織の合理化、職員の適正配置等の基本方針をお示しし、それに基づいた具体的な施策を実行してまいりました。
これまでの成果といたしましては、総務、衛生、消防の総務事務部門を集約し、同一庁舎内で事務の一元化を行うことで重複する事務に係る人件費および事務処理経費の削減を行いました。
また、衛生関係におきます成果といたしましては、これまでの間においての民間活力の有効利用として、平成23年度から24年度において正規職員3人と非常勤職員1人の退職者を不補充としており、民間委託経費を差し引いた年間約1,450万円の効果があったものと考えております。
また、議員の御質問にあります平成25年度における決算額における成果につきましては、今申し上げました金額に加えて、24年度から25年度に対して非常勤職員退職者2名ございましたが、それも民間委託としたため、更に180万円が減額されており、23年度から見ますと合わせて1,630万円が削減されたものと考えております。
また、消防関係においては、平成24年度において職制の見直しを行い、主幹制度の廃止を行うなどにより人件費の削減を行っております。
また、分収造林につきましも、事務事業の整理として平成24年6月に両市の議会で議決を経て、組合規約から分収造林の管理運営に関する事務を廃止いたしました。
次に、2点目の今後の具体的な取り組みと目標数値についてですが、総務部門については、なお一層の行政事務の効率化を図り、経費節減に努めるとともに、安全安心に係る最新の組合情報を提供できるシステムを構築していきたいと考えております。
衛生事務部門につきましては、20年目を迎えるごみ処理施設の長期稼働運営を目指し、計画的な基幹設備の改修により、長期でのランニングコストの低減に努めたいと考えております。
また、消防力の整備に関しましては、消防力整備検討委員会において消防力整備基本計画を策定し、両市の財政状況を視野に入れながら、高まる消防需要に対応した組織の構築と適切な職員配置、ならびに消防施設の整備や消防車両等の更新計画により消防力の整備を推進したいと考えております。
続きまして、中長期的な財政計画についての御質問の1点目の収入財源の確保についての御質問ですが、今議員のほうからも御指摘がございましたように、当組合運営の財源は、甲賀市、湖南市からの負担金が約76パーセントを占めておりまして、衛生手数料および消防手数料の収入は、全収入の13パーセントにとどまっております。今後においてもほとんどが負担金収入により賄うことになるため、先ずは財政計画に基づいて計画的な事業執行を進めるということとともに可能な限り甲賀市、湖南市の負担を軽減できるよう努めていきたいと考えております。
また、自主財源となるべき手数料関係については、2市で行う行政サービスと密接に関係する観点から、組合独自の判断で決定されるものではないと考えております。しかるべき時期が来れば両市との協議のなかで検討をしていかなければならないと考えております。
2点目の基金の設置については、両市の財政状況等を考えますと、財源のほとんどを負担金で賄っている組合としては、余裕財源を持つということは当然考えられませんが、今後の施設整備等を検討していくなかで計画的な目的を持った基金については、行政改革委員会のなかで検討していく必要があると考えております。
以上、加藤議員の御質問に対する答弁とさせていただきます。 - 議長(辻重治)
よろしいですか。
それでは、続いて赤祖父裕美君。 - 6番(赤祖父裕美)
それでは、大きく2点について質疑をさせていただきます。
決算説明資料のなかで16ページに記載しております4消防費、1消防費、1常備消防費、予算現額14億3,458万5千円のなかの火災件数44件の増。なぜ、こんなに増えてきたのか。また、この要因はどのように捉えられていますか。今後、火災を減らす対策について。
そして、また、救急出動件数が266件増えたと書いております。救助出動件数も9件の増、119番の受信件数も552件の増。なぜ、こんなに増えてきたのか、その増要因が何だと考えておられますか。
そして、また、職員の対応状況。人は足りているのかどうかをお聞きしたいと思います。
それと、この決算のなかで16ページにも書いておりましたが、大阪湾圏域広域処理場整備計画変更に伴う建設負担金の還付が582万5千円ありました。この内容についてお聞きしたいと思います。
大きく2点についてお願いいたします。 - 議長(辻重治)
質疑に対する答弁を求めます。
執行部、お願いします。 - 消防長(井原政美)
ただいまの赤祖父議員の質疑にお答えをいたします。
まず、平成25年中の火災の出動件数につきましては、103件で前年に比較して44件の増加となっております。これを火災の種別ごとに見てみますと、建物火災が12件、車両火災16件、林野火災3件、その他火災13件の増加となっております。
このことから、増加の要因を見てみますと、建物火災の場合は、専用住宅や共同住宅での火災は減少傾向にありますが、反面、工場、作業所、物置などにおける火災の増加によるものであり、また、これらの出火原因を見てみますと、放火、放火の疑いが持たれるものが最も多く、次いで、たばこ、コンロとなっております。
また、専用住宅や共同住宅につきましては、住宅用火災警報器などの普及をはじめとする防火対策により、一定の効果が表れてきているものと考えております。
次に、車両の火災につきましては、新名神高速道路上および名神高速道路上での出動が、前年に比較して8件の増加となっております。また、林野火災およびその他火災におきましては、火入れや枯れ草焼き等からの延焼による増加が認められております。
このことから、火災を減少させる対策についてでございますが、各種出動の結果を踏まえまして、現在、対応を図っているところでありまして、今後におきましても専用住宅等につきましては、関係機関との連携のもとに、引き続き住宅防火対策を推し進めますとともに、工場、作業所などにつきましては、査察の実施によりまして法令順守の徹底を図り、また、日頃の防火指導等をもって安全確保に努めてまいります。
そして、放火火災防止の対策についてでございますが、安心安全な環境が確保されるよう、引き続き、地域での防火指導や広報活動を継続的に行い、また、林野火災等の対策につきましては、関係機関との連携によりまして広報、指導の徹底を図ってまいりたいと考えております。
次に、平成25年中の救急出動についてでございます。出動の件数5,633件と、前年に比較して、266件の増加となっております。救助出動につきましては、112件で前年に比較し、9件の増加の増加となっております。
このことから増加の要因を見てみますと、救急出動の場合は、急病が215件および一般負傷が43件の増加となっており、急病におきましては、5月から10月にかけての熱中症に係る出動が92件となっているほか、高齢者の急病による出動の増加、ならびに一般負傷におきましては、日常生活における屋内外での転倒や怪我による出動の増加が要因と考えております。
次に、救助の出動につきましては、自然災害によるものが10件の増加となっておりますが、これは、昨年の台風18号における救助活動によるものであり、また、119番受信件数の増加につきましては、各出動要請の増加に伴うものでございます。
次に、職員の対応状況でございますが、それぞれの職員の対応につきましては、消防力整備ということで、消防力整備基本計画が策定されております。ここには、将来的な人員の確保、組織および装備の更新などについて計画がされているところでございます。
したがいまして、現在の職員配置につきましてもこの計画に基づき進めさせていただいております。将来的にもこの計画に基づきまして体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
以上、質疑に対する答弁とさせていただきます。 - 議長(辻重治)
事務局、どうぞ。 - 衛生課長(木村尚之)
衛生課のほうから大阪湾圏域広域処理場整備事業、いわゆる大阪湾フェニックス事業に係る今回の建設負担金の還付の内容についてお答えをさせていただきます。大阪湾フェニックス事業におきましては、平成23年度の当時、公共の一般廃棄物では、減量化やリサイクルなど循環型社会の構築に向けた取り組みの加速によりまして、大阪湾フェニックスへの搬入量の減少傾向が継続される一方で、民間の産業廃棄物では、前倒しで大阪湾フェニックスへの搬入受け入れが進められたことで、計画期間よりも早期に受け入れが終了する見込みとなったことから、計画の見直しがなされまして、公共の一般廃棄物に係る受入枠の一部を民間の産業廃棄物の受入枠に振り替えされ、埋め立て終了時期を平成33年度から6年延伸しまして平成39年度に受入終了とする基本計画の変更が平成24年3月に行われました。このことから、本組合が当事業の第2期計画分の建設負担金として支払ってきました平成9年度から平成23年度までの負担額につきまして、本組合にかかる振替減量分として遡って調整されました結果、平成25年度において還付金582万5千円が返金なされたものでございます。
なお、還付額が1,000万円未満の団体につきましては、平成25年度、単年度にて還付されたものでございます。
以上でございます。 - 議長(辻重治)
よろしいですか。
これで赤祖父裕美君の質疑を終わります。
ほかに関連質疑はございませんか。
橋本議員、どうぞ。関連ですね。 - 5番(橋本律子)
無線のことで、デジタルのことで聞きたいのでございますが。デジタル化整備のことで。 - 議長(辻重治) どうぞ。
- 5番(橋本律子)
成果説明書の18ページにデジタル化整備の概要も全部付いていますので、額がどうのこうのではなくて整備状況におきまして、私達の市議会のほうでもこの件につきまして質疑がございました。そのなかで、今現在の無線を使用されているのは、各消防署に管内に2つずつ現在はその無線が整備されていて、今後28年度に向かってきちっと整備されるということでございましたけれども、特にそのなかで出てまいりました消防士さんのそれぞれの携帯電話の使用がその辺で今どのように影響してきている範囲、実態はどうなのかという質疑がちょっとございましたものですから、この無線デジタル化と少し関係はない部分、全部それが総括してここにいくということではないのですが、一般に使われております携帯電話の消防士さんの今現在の使用状況、仕事上での、職務上での状況とこのデジタル化によってどのように改善されるかということだけ1点質疑がございましたものですから解明しておきたくて、お教え賜れたらと存じます。
以上でございます。 - 議長(辻重治)
執行部、わかる範囲内でお願いします。
執行部。 - 消防長(井原政美)
各消防の所属におきます携帯電話の使用の状況につきましては、各所属に1台と、あと特殊でありますけれども災害用の衛星携帯を置いております。そうしたなか、この携帯電話の今後の動向につきましては、現在無線のデジタル化を進めている段階であり、それと合わせて今後検討してまいりたいと考えております。 - 議長(辻重治)
よろしいですか。
ほかに関連質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(辻重治)
質疑なしと認めます。
続いて、これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(辻重治)
討論なしと認めます。
これより、議案第12号についての件を採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。
(挙手全員)
- 議長(辻重治)
ありがとうございました。挙手全員です。
したがって、議案第12号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算については認定することに決定しました。 - 議長(辻重治)
次に、日程第4、議案第13号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号の件を議題とします。
本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
管理者、中嶋市長。 - 管
理 者(中嶋武嗣)
それでは、続きまして議案第13号平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号について、その提案理由を申し上げます。
本案は、歳入歳出からそれぞれ120万6千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ32億1,798万3千円としたいものでございます。
歳入におきましては、緊急消防援助隊に対する高規格救急自動車の更新につきまして、国庫補助事業として決定されたことから、国庫補助金1,269万6千円を計上し、組合債1,240万円を減額措置するものでございます。そのほか、前年度繰越金および起債事業の事業費確定に伴う補正措置をするものでございます。
歳出におきましては、総務費におきまして、ごみ処分手数料未納に係る調停が成立したことから、弁護士への報酬として54万2千円を計上するものでございます。
次に、消防費におきましては、高規格救急自動車の契約額の確定による不用額18万6千円を減額するものでございます。
また、債務負担行為につきましては、民間活力の効果的な利用の観点から検討を行い、し尿処理施設の運転管理業務を全面委託とするものでございます。経費抑制と技術的に安定した運転管理の継続を考慮し、複数年度に渡る契約としたいために本年度から平成29年度までの4箇年間、限度額1億914万円で設定するものでございます。
また、委託経費を削減するため、平成27年度以降につきましては、処理の過程で発生する脱水汚泥の焼却をごみ処理施設内で行うこととし、これに伴い現在無料配布いたしております肥料の製造を取り止めとさせていただきます。委託経費の削減だけでなく、し尿処理施設の焼却設備に係る維持補修費の削減もできることから、御理解をいただきたいと存じます。
詳細につきましては、事務局から説明いたしますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。 - 議長(辻重治)
それでは、事務局に対し細部説明を求めます。
執行部。お願いします。
(事務局長(山田剛士)議案第13号の細部説明をする。)
- 議長(辻重治)
本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め質疑を終わります。
続いて、これから討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(辻重治)
討論なしと認め、討論を終わります。
これより、議案第13号についての件を採決いたします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(挙手全員)
- 議長(辻重治)
ありがとうございます。挙手全員です。
したがって、議案第13号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号の件は、原案のとおり可決されました。 - 議長(辻重治)
次に、日程第5、一般質問については、通告がありませんので、質問なしと認め一般質問を終わります。 - 議長(辻重治)
本日の日程は、全部終了いたしました。
したがって、平成26年第3回甲賀広域行政組合議会定例会を閉会とさせていただきます。
本日は、ありがとうございました。
(閉会 午前9時52分)