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平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会(6月28日)会議録

[2013年8月16日]

平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会(6月28日)会議録は、下記のとおりです。

平成25年甲賀広域行政組合議会 第1回臨時会会議録

平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会は、平成25年6月28日 甲賀市水口町水口6677番地 甲賀広域行政組合衛生センターに招集された。

1 応招議員

1番 野田 卓治
2番 安井 直明
3番 葛原 章年
4番 伴 資男
5番 服部 治男
6番 鵜飼 八千子
7番 立入 善治
8番 森 淳
9番 伊地智 良雄
10番 松原 栄樹

2 不応招議員

なし

3 出席議員

出席議員は、応招議員と同じ

4 欠席議員

なし

5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者

  • 管理者
     中嶋 武嗣
  • 副管理者
     谷畑 英吾
  • 監査委員
     山川 宏治
  • 参与
     上西 佐喜夫
  • 会計管理者
     山中 善明
  • 事務局長
     林 善彦
  • 総務課長
     佐治 善弘
  • 衛生課長
     山田 剛士
  • 衛生センター所長
     木村 尚之
  • 消防長
     井原 政美
  • 消防次長
     亀田 克己
  • 消防総務課長
     竹中島 朗
  • 警防課長
     堂山 吉廣

6 本会議の書記

吉治 和美
中溝 慶一

7 議事日程

  • 日程第1
     会議録署名議員の指名について
  • 日程第2
     会期の決定について
  • 日程第3
     議案第6号 甲賀広域行政組合職員の給与の特例に関する条例の制定について
  • 日程第4
     議案第7号 平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第1号)について
  • 日程第5
     議案第8号 財産の取得について

8 会議事件

会議事件は、議事日程のとおりである。

9 会議の次第

(開会 午後2時02分)

  • 議長(服部治男)
    両市の議員様方につきましては、6月議会、大変御苦労様でございました。毎日蒸し暑い日が続いておりますけれども、引き続きまして25年度の第1回の甲賀広域行政組合の臨時議会を開催するにあたりまして、全員御出席賜りまして大変御苦労様でございます。
    それでは、ただいまから議会を開会させていただきます。
    ただいまから平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会を開会いたします。
    議会開会に先立ち、管理者から御挨拶をいただきます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    皆さん方には大変お忙しいなか御参集を賜りまして、衷心より厚くお礼申し上げたいと思います。
    さて、本日は平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会の開催をさせていただくところでございます。何卒よろしく御審議のほどをお願い申し上げたいと思います。
    さて、3月定例会以降の本組合の主な状況につきまして、まず御報告をさせていただきたいと存じます。
    行政組合におきましては、衛生、消防等あるわけでございますが、特に消防行政におきましては、昨年12月消防力整備基本計画の第1回改訂をさせていただいたところでございますが、これまでの議員からの御指摘もありましたことから、市民の皆さんからの御意見をいただけるよう、各消防署やホームページにも計画改訂版のお示しをさせていただいております。今後、さまざまな声を参考に、あるべき消防力を計画的に充実させ、常備消防の使命をしっかりと果たしてまいる所存でございます。
    次に、大規模な災害におきまして、し尿処理施設の損傷あるいは能力以上のし尿を処理する体制づくりのひとつとして、広域的な協力体制についての検討を行ってまいりましたが、このほど地理的な条件等を考慮したなかで、大津市、八日市布引ライフ組合、湖南広域行政組合との合意が整いましたので、来る7月1日に大規模災害時におけるし尿等の処理に関する協定書を締結することといたしております。
    本日提出いたします議案は、条例案件1件、補正案件1件、財産取得案件1件の合計3件でございます。
    よろしく御審議のうえ御決定賜りますようにお願いを申し上げまして、開会にあたりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
  • 議長(服部治男)
    ありがとうございました。
    ただいまの出席議員は、10名であります。
    これから、本日の会議を開きます。

(議会成立 午後2時03分)

  • 議長(服部治男)
    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
  • 議長(服部治男)
    これから、諸般の報告をいたします。
    公用車による交通事故の和解と損害賠償の額を定めることについて、議会の委任による専決処分の報告がありましたので、写しをお手元に配布しておきましたから御了承願います。
    次に、監査委員から定期監査および現金出納検査の結果について報告がありましたので、写しをお手元に配付しておきましたから御了承願います。
  • 議長(服部治男)
    日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
    会議録署名議員は、会議規則第74条の規定によって、3番、葛原章年君、4番、伴資男君を指名いたします。
  • 議長(服部治男)
    日程第2、会期の決定の件を議題といたします。
    お諮りいたします。
    本臨時会の会期は、本日1日限りといたしたいと思います。
    御異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    御異議なしと認めます。
    したがって、会期は、本日1日限りに決定いたしました。
  • 議長(服部治男)
    日程第3、議案第6号、甲賀広域行政組合職員の給与の特例に関する条例の件を議題といたします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、議案第6号の提案理由を御説明申し上げます。
    本案は、東日本大震災を契機として防災減災事業に積極的に取り組むとともに、長引く景気の低迷を受け、一層の地域経済の活性化を図ることが喫緊の課題となっておりますことから、これらのことについて、市民の一層の理解を進めながら、国からの要請も踏まえて、臨時的措置として職員の給与を減額するものでございます。
    内容につきましては、平成25年7月1日から平成26年3月31日までの9箇月間、職員の給料月額を平均4.1パーセント、管理職手当を10パーセント減額しようとするものです。
    すでに甲賀広域行政組合職員労働組合との合意を受けておりますことを申し添えます。
    国の要請とはいえ職員には大変心苦しい思いではございますが、健全な財政運営に避けられない措置でありますことからも、御理解をいただきたく存じ上げます。
    なお、詳細につきましては、事務局より御説明申し上げますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(服部治男)
    事務局に対し、細部説明を求めます。

(事務局長(林善彦)議案第6号の細部説明をする。)

  • 議長(服部治男)
    提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    質疑はありませんか。
    立入議員
  • 7番(立入善治)
    それでは1点伺いたいと思いますが、今年の1月に閣議決定されたわけなんですけども、当初国が地方に押し付けてきたわけなんですけども、この理由のなかには、例えば総務大臣が国民の皆さんには消費税の増税について理解を得るためにも、いわゆる公務員が自ら身銭を切れということを言っているわけなんです。出された以後、地方6団体、一斉に反発をされ抗議もされています。基本的に、いわゆるこの政府の押し付けに対して大幅な賃金カットを強いているわけですけども、地方自治を踏みにじり、地方自治法にうたわれた地方自治に対する攻撃なんですけども、公務員給料の決定、策定については、文字通りこの市町、地方自治体が決定するということなんですけども、この点について、今まで反対されてきて、そういう抗議をされているにもかかわらず今回こういう提案をされていることについて管理者のお考えを伺いたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    立入議員の質問に対し当局の答弁を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    ただいまの議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。
    閣議決定を経たうえに今日のこの地方公務員給与の削減が前提にあったということは、議員の御指摘のとおりでございます。
    しかし、今日の地方主権やあるいは地方自治法の趣旨からも著しく侵害している行為とも等しいわけでありますが、国難の時代あるいはまた東日本大震災に対しますところの特例暫定措置として、この公務員の削減をお願いしたいということで提案をさせていただいたところでございます。御理解をいただきたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑はありませんか。
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    それでは私の方から質問をいたします。削減額は参考資料で了解しているわけですが、この県下の行政組合また市の消防等と比べて、この広域行政組合の職員の給与はどの辺の位置にあるのか、お教え願いたいと思います。
    ラスパイレスについては、現在104.1ということで、これは国が引き下げたなかでこの行政組合は104.1になったということだと思います。国が7.8パーセントの削減をしなかったとすれば、通常ここの行政組合の職員の給料が高いように、ラスで言いますとですよ、たまたま今は高いんですが、本来国が下げなかった場合のラスはどうなっているのか、国が下げたから104.1になったと。そうだからそれを100まで下げるというのはお教え願ったとおりですが、その2点について質問します。
  • 議長(服部治男)
    安井議員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
    事務局。
  • 事務局長(林善彦)
    ただいまの安井議員の御質問でございますけれども、私ども基本的に他の広域組合のラスパイレスというのは、データーを聴取しておりません。
    これは、県におきましても給与実態調査等でこのラスパイレスの毎年の数値につきましては市町だけが公表されている数値でございますので、各一部事務組合につきましては、この公表の必要はないということで聴取はしておりません。
    それと、私どもの組合が今104.1と申し上げました。これにつきましては、構成しております甲賀市が105.8というような部分もございます。これまで、基本的にほぼ甲賀市に近い数字の給与の額であるという理解はさせていただいております。
    それと、今安井議員さんが2番目に言われました国が下がらない場合のラスパイレスの資料につきましては、96.2でございます。
  • 議長(服部治男)
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    まず、ここの広域行政組合の給料が滋賀県下の消防職員のなかでどういう位置にあるかというのは掴んでおられないということですか。その点1点。
    掴んでおられないのであれば、少なくとも掴んで、私のこれは意見ですよ。要望ですよ。掴んでどの位置にあるかということは、基本的に踏まえておく必要があると思うんです。そのなかで甲賀市がどの位置にあって、甲賀の消防に従事される、またし尿に従事されている職員、税務に従事されている職員の給料が高いのか平均なのか、それは踏まえたうえで私は今回の措置もやるべきだったと思うんですが、その点が1点です。今後、そういうふうに調べて、どの位置にあるかというのは、見ておくべき必要があるということを申し上げておきたいと思います。
    2点目、従来国が下げなかった場合は96.2パーセントということですね。
    ですから、96.2パーセントということは、あと3.8パーセント、これだけは国より低かったということですね。その低かった分についても今回そういう強行にでも減らされるということで下げておられるんですが、その部分については、たまたま今国は下げたからですが、それまではここの職員の皆さんは国より低い水準でやってきたわけですよね。その辺を考慮するという考え方はないのかどうか、お聞きしたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    安井議員の質疑に対し、答弁を求めます。
    事務局。
  • 事務局長(林善彦)
    ただいまの各滋賀県内の一部組合の消防職員さんとの対応というのは、今調べてはおりませんけれども、これは困難だと思います。というのは、各本部、構成しております市町も違いますけれども、やはりそういう給料表自体も各本部によって独自の給料表を持っておられる部分があるかと思います。
    これは、一般行政職の職員であれば今のラスパイレスの指数ということで、国と比べて、私96.2と申し上げました。そのような比率が出来ます。ただ、他の消防職員につきましては、市の消防局の職員もありますし、なおかつ構成しています町が全て違いますので、やはりそちらの状況によりまして給与の若干の差はあるのではないかなということを言っております。
    それと、96.2につきましては、今のラスパイレスとの差でございます。
    甲賀市につきましても97点いくらという数字にはなっているかと思いますので、全てが全国一律に100ということではないかと私どもは理解しておりまして、今現状ではこの地域の私どもの広域行政組合としては、96.2という数字が出ていると。これは計算上の数字だけでございますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    最後になります。3回目ですので。他の行政組合との比較は非常に難しいと。確かに難しい側面はあると思うんです。しかし、毎年年度当初に当初予算があります。ここでは御承知のように高卒初任給なんぼ、また、中級なんぼ、上級なんぼというのがありますし、給与ですので平均給与もそれぞれの予算書を見ればわかると思うんです。それも見ることは出来ないということではないと思います。予算書は全員にインターネット等で出しておられますので。正確な額については分からないというのは理解しますが、少なくとも甲賀の消防の職員の皆さんが滋賀県下のなかでどういう給与水準でやっているのかというのは掴む努力をして、その範囲でもいいですから、きちっと見るというのは難しいかも分かりませんが、是非把握していただきたい。その部分で言えばできると思うんです。私は。それが、いかに正確であるか云々ということについてとやかく言うものではありませんが、甲賀広域消防職員の皆さんがどの位置で働いておられて、どれだけの給料をもらっておられるのかというのは、私ども議員も掴む必要がありますので。私自身も調査しますけれども、それに基づいて、もっと給与を上げよとかいう部分があれば、私どもは言っていきたい。今回のこの部分についても、下げるべきでないとか、滋賀県下でめちゃくちゃ高かったらやむを得ないという部分もあるかと思うんですが、是非その点で努力する考えがあるか、その点は確認しておきたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    答弁を求めます。
    事務局。
  • 事務局長(林善彦)
    ただいまの安井議員の御質問でございますけれども、やはり私ども構成しております両市、湖南市、甲賀市の職員さんとの比率というのが一番ではないかなと思っております。こちらのほうは、やはり自治体消防としまして、この2市で運営させていただいている組合でもございますので、他の本部との対比も重要だとは思いますけれども、中途半端な数字で今言われましたように、アバウトな数字で出すということは、私はこういうラスパイレスの数字につきましてはどうかなという気もいたしますし、平均給与につきましても、今も議員が質問されましたように、インターネットで予算書等でわかるじゃないかという部分もございますが、ただ、こちらのほうにつきましては、平均給与とか本当の細かい部分につきましては、個人情報ではございませんけれど、やはりそういうふうな部分があって不可能な部分が多いという思いを今現在ではしている部分でございますので、必ず調べて報告しますとは私のほうから今現状では申し上げられないという状況でございますので、御理解いただきましたらありがたいと思います。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑はございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    質疑なしと認めまして、質疑を終了いたします。
    続いてこれから討論を行います。
    まず、原案に反対者の発言を許します。
    討論はございませんか。
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    先ほどの質問とも関連しますが、私が言っているのは、そのラスでどうかということをパーセンテージまで出してきちっとする、それは不可能でしょう。おっしゃるとおり。しかし、どの位置にあるかぐらいは掴むという点で努力するというふうに回答が欲しかったということを申し添えながら、議案第6号、甲賀広域行政組合職員の給与の特例に関する条例の制定について、反対の立場から討論をいたします。
    まず、その国家公務員の給料ですが、御承知のようにスト権が剥奪されているというなかで、人事院の給与勧告が労働基本権制約の代償措置として今日までずっと生きてきているわけです。ですから、民間給与等の格差については人事院が勧告をし、それに基づいて政府が決めていく。これが基本であります。
    今回の削減の理由は東日本大震災復興支援、こういう大義名分がありますし、また、今管理者は、地域経済の活性化ということも言われました。そのなかで、地方公務員給与の削減を前提に、地方交付税、これを削減するという政府のやり方に強く抗議をするものです。そのなかで、私は、そもそも地方交付税は自治体にとって、固有の重要な財源であります。国が責任をもって地方交付税は確保すべきでありますし、それを国家公務員並みに地方公務員の給与についても7.8パーセントの引き下げを強要し、交付税を減額するというのは前代未聞の乱暴なやり方であり、断じて許すことはできません。
    しかも、地方公務員の賃金労働条件、これは自治体の労使交渉を踏まえ、議会の議決を経て決めるというのがルールであります。今回のこういうルールそのものについても、国はそういうことを全く軽視をして暴挙に出ました。まさに地方自治破壊、労働者の権利侵害につながるものであります。
    今回の賃下げで、国と地方公務員の人件費削減は全体で約2兆円に上ると言われています。職員給与の減額が職員の働く意欲、また士気に影響することはもちろんでありますし、深刻なデフレ不況打開の方策、今デフレ不況のなかで必要なのは、この働く人の給料を増やして、そして購買力を付けて景気をよくしていくということを私どもは一貫して言っております。職員の給与を下げるということは、それだけ消費購買力に対する意欲を減退させます。全く逆行しているものと言わなければなりません。
    今、国が率先してやるべきことは、国民所得を増やす、そういう方策です。これがデフレ打開の肝心なところです。職員給与の減額はこれに逆行するもので、より一層消費が落ち込むことは必至であります。
    甚大な被害をもたらした東日本大震災の一日も早い復興は、国民が等しく願うところであります。また、この復興のためにここにおられる幹部の皆さんはじめ職員の皆さんが東日本に行って、震災復興のために尽力されてまいりました。そのことについては、改めて深く敬意を表するところです。
    支援を必要とする人、地域がある限り絶対に施策を打ち切らないことを支援策の大前提にしながらも、被災者の生活と生業の再建に国が責任を果たすこと、ここは大事です。それと今回の地方交付税を減額するということは、全く私はリンクしないと思います。しかし、実際、復興予算の流用で、これも復興かと思うようなところに予算が使われております。無駄を省くべきです。大型公共事業についても検討すべきです。復興庁の幹部職員によるネット上での書き込みに見られるように、また、自民党の高市政調会長の最近の暴言にみられるように、東日本大震災の真の復興、東電による福島原発事故の終息とは程遠い状況が相次いで問題になっております。それら被災者の心を傷つけ、先の見えない不安に追い討ちをかけています。口実とする大義名分の実態がこれですから、この点でも大いに問題があります。
    最後に、ではどうすればいいのか。苦渋の選択でやむを得ない、こういう政府が示した基本的な減額と比べると、ここでも言われておりますように、若年層にはパーセンテージで言いますと1.1パーセント、管理職員以外の方について言えば4等級の方で3.1パーセント、3級もそうですが、こういうふうに確かに配慮はなされております。しかし、全国の自治体ではさまざまな対応をしています。職員の賃金削減が9箇月という期間限定であっても、職員の士気や消費の減退につながるということは必至であります。
    以上の立場から、ただいま上程されております今回の職員給与等を引き下げる特例に反対討論といたします。
  • 議長(服部治男)
    他に討論ございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    討論なしと認め、討論を終了いたします。
    これより、議案第6号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手多数)

  • 議長(服部治男)
    挙手多数であります。
    したがって、議案第6号、甲賀広域行政組合職員の給与の特例に関する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(服部治男)
    日程第4、議案第7号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第1号の件を議題といたします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、続きまして議案第7号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第1号について、その提案理由を御説明申し上げます。
    本補正予算は、平成16年度建設のし尿処理施設資源化設備において、処理の過程で発生する、汚泥を焼却した後の高温灰を移送する特殊コンベアの水冷部から冷却水の漏れが著しくなり、部分的な修復では対応が困難になったことから、修繕工事を行うため補正措置を講ずるものでございます。
    内容といたしましては、歳入におきましては、前年度繰越金350万円を財源として、歳出におきましては、し尿処理費の工事請負費に350万円を増額補正するものでございます。
    これらの補正措置により、歳入歳出それぞれ350万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ32億2,435万9千円とするものでございます。
    なお、詳細につきましては、事務局より説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(服部治男)
    続きまして、事務局から細部説明を求めます。

(事務局長(林善彦)議案第7号の細部説明をする。)

  • 議長(服部治男)
    提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    質疑はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
    続きまして、これから討論を行います。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    討論なしと認め、討論を終了いたします。
    これより、議案第7号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手全員)

  • 議長(服部治男)
    挙手全員であります。
    したがって、議案第7号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第1号の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(服部治男)
    日程第5、議案第8号、財産の取得の件を議題といたします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、続きまして議案第8号の提案理由を御説明申し上げます。
    本案は、平成5年の登録後20年が経った水槽付消防ポンプ自動車について更新を行うものでございます。
    更新車両の配備先につきましては、甲南消防署に配置しようとするものであります。なお、現有の車両につきましては、非常用の車両として甲南消防署から消防本部に配置替えをする予定でござます。
    購入につきましては、本組合の競争参加資格を有し、消防ポンプ自動車を取り扱う14社を指名し、指名競争入札を実施したところ落札する者がいなかったため、最低の価格を提示した株式会社斉藤ポンプ工業との随意契約とし、4,147万5千円で購入しようとするものでございます。
    以上、よろしく御審議のうえ御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(服部治男)
    提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    質疑はありませんか。
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    それでは、上程されております議案第8号、財産の取得について質問をいたします。参考資料をいただいております。参考資料に基づいてお教え願いたいと思います。
    まず、予定価格は4,158万円で、これは税込みであります。入札書の比較価格は3,960万円で税別となっております。1回目、2回目、3回目ともに不調になったということで、ここの備考欄を見ますと斉藤ポンプ工業が、入札不調により最低価格者と随意契約とするとあります。
    それでお聞きするのですが、まず、予定価格の設定、これはどういうふうにされているのか、この点1点お伺いします。
    14社が指名競争入札で入っているわけですが、この14社全てをこの当初の金額、1回、2回、3回目も含めてこの予定価格を上回っているということになるのですね。ですから、予定価格そのものの正当性が問われると思うのですが、その点どうお考えか。
    2点目は、随意契約するということで、随意契約の金額の決め方についてどのようにされているのかお伺いします。
  • 議長(服部治男)
    安井議員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
    消防長。
  • 消防長(井原政美)
    御質問にお答えをいたします。予定価格の設定につきましては、契約の目的となります物件または役務につきまして、取り引きの実例の価格あるいは需給の状況、履行の難易等を考慮いたしまして設定をさせていただいております。
    随意契約についてでありますけども、最終、最低価格を示していただきました株式会社斉藤ポンプ工業から見積を徴収させていただきまして、予定価格を下回ったということで、契約をさせていただいたところでございます。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑はありませんか。
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    もう少し教えていただきたいのですが、予定価格をたてるにあたってですが、工事の場合は御承知のようにそれぞれ積算で積み上げていって、諸経費率を掛けて、それで額を出して、それで管理者なり首長が金額に応じてですが率を掛けて、それを予定価格にするわけですね。ですから、積算にあたっては基準がきちっとあるわけです。それはもう御承知のとおりだと思います。このように物品購入の場合にあたって、予定価格が4,158万円、58万円という細かい数字が出ているのですが、これらを基にするにあたって何を参考にされているのか。例えば、今まで入札をずっと見てみますと、それぞれの入札経過がありますね。こういう場合、設計書というのはそもそもあるのですか。物品の場合に、設計書があるのかないのか。それと、予定価格を決めるにあたっての根拠。先ほど若干おっしゃいましたけれども、そこの点をもう少し教えていただきたいのが1点目。
    2点目は、随意契約する場合にあたって、斉藤ポンプ工業は4,070万円から3,986万円に落として、3,970万円に落として、3,950万円で合意したということですね。これは業者の言い分を認めたということになるのか、その辺について、随意契約で合意するというのはどういうふうにされているのか、その点についてもお聞かせ願いたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    当局の答弁を求めます。
    消防長。
  • 消防長(井原政美)
    まず積算の件についてでありますけれども、消防ポンプ車の積算につきましては、参考見積り、これは客観的な確認をするあくまでも概算の見積りになりますけれども、それと過去の実績あるいは市場の取引価格等を総合的に考慮しまして積算をいたしております。
    消防車は特殊車両でございますので、オーダーメイド的な部分がございます。そこには若干価格の変動があるかと考えています。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    事務局。
  • 事務局長(林善彦)
    それと、先ほどありました随意契約への移行の部分でございますけれども、3回目の入札の札が3,970万円ということで、予定価格より10万円高かったという部分で、その時点で入札は中止になりますが、その後最低価格の斉藤ポンプ工業と再度交渉いたしまして、3,950万円という見積書が斉藤ポンプ工業から後日出てきました。そのような部分で、3,960万円が私どもの組合の予定価格でございましたので、その価格内に納まったということで、斉藤ポンプ工業と契約をさせていただくというようなことになります。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    安井議員。
  • 2番(安井直明)
    3回目になります。もう一度しつこいですがお聞きしておきたいと思います。
    参考見積りはどことどことどことで取られているのか。それと実績と言われました。参考見積りは、金額的に当然だと思いますが、入札価格より高かったと思うんですが、その点について参考見積りはどうだったのか。実際に取引価格というのはその時々の変動があって、それぞれの自治体または組合によって入札の結果ですので、高い場合もあれば安い場合もあると思いますが。
    それと、この参考見積りについてお聞きしたいのと、この斉藤ポンプ工業が3回目で3,970万円。モリタ大阪支店が3,980万円で10万円違いと。ここの行政組合は3,960万円ということでいえば、一番安い斉藤ポンプ工業さんですが、斉藤ポンプ工業とモリタを呼んでお互いに見積りを出させて低い方と随意契約するというようなことは出来ないのかどうか。それは、ルール上3回目の低いところとしか出来ないのかどうか、その点も今後の勉強のためお聞かせ願いたいと思います。
  • 議長(服部治男)
    答弁を求めます。
    消防長。
  • 消防長(井原政美)
    参考見積りについてでありますけれども、日本のポンプメーカー、代表的なところ、モリタ、日本ドライ、日本機械、長野ポンプといったところがございますけれども、代表的なところ5社からはそういったものを徴収いたしております。
    予定価格の金額についてでありますけれども、積算につきましては、先ほど申し上げましたとおり、過去の実績、あるいはまた市場の動向等を見て積算をしておりますけども、その後における価格の変動等において最終的には予定価格を上回ってしまったということであると考えています。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    事務局。
  • 事務局長(林善彦)
    安井議員の最後の部分の質問でございました、3回やって最後の1社と随意契約に移行するということで、その1社から見積りを徴収するのがルールということで私どもは入札をさせていただいております。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑はありませんか。
    葛原議員
  • 3番(葛原章年)
    1点だけですけれども、参考資料で水槽付消防ポンプ自動車が入っております。これを見せてもらいますと、メーカーがモリタと書いておりますよね。これが、今先ほどから出ている入札の不調であったモリタ東海、モリタ大阪支店はじめその会社のものなのか、それが斉藤ポンプに落ちたということは、ちょっと分からないですけど、モリタというメーカーの部分の説明を。いただいている資料の。
  • 議長(服部治男)
    消防長。
  • 消防長(井原政美)
    まず、本日付させていただいております議案資料の8号関係について、説明を先にさせていただきたいと思います。
    資料をご覧いただきまして、まず1枚目の資料に、水槽付消防ポンプ自動車と書いているところの下に水1A型、水1B型、水2型とございます。今回の車両はここにあります水2型にあたります。したがいまして、車両諸元につきましては、その左側にございます諸元表のオールシャッター型の一番右側の水2型シャッター2枚という部分、この車両になります。また、取付品、付属品につきましてはここに書かれているとおりでございます。外観図につきましては、水2型の上から2番目真ん中になりますけども、その車両になります。したがいまして、平成22年度に更新いたしました水口消防署の車両、また昨年更新をさせていただきました湖南中央署の車両は、ここでいいますところの1B型にあたります。型式が若干違いますけれども、今の水2型は水の積載量が2トンでございます。昨年度の車両は、1.5トンでございました。水の多い部分、そのスペースにはホースカーが従来載っておりますけれども、今回の車両はそれを省略いたしております。
    あと資料の1枚目裏面につきましては、今回の車両の特徴について、また2枚目につきましては、平成22年度および平成24年度に更新をいたしました車両と同じ機能、いわゆる水と泡を混合して消火をするというCAFS機能についての説明資料でございます。
    戻りますけども、議員御説明によります今回の車両は、メーカーモリタの車になります。したがいまして、斉藤ポンプ工業は、そのモリタのポンプを取り扱っている代理店という形になります。以上でございます。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑はありませんか。
    葛原議員
  • 3番(葛原章年)
    ありがとうございました。理解しました。
    それと、しつこいようですけど、この車両の特徴と書いていますこの写真、どうもぼかしていますけど甲賀消防と書いていますよね。違いますの、これ。これはもう既にある甲賀消防の車両がカタログに載っているということですか。
  • 議長(服部治男)
    消防長。
  • 消防長(井原政美)
    これは、あくまでも昨年導入しました湖南中央消防署の写真を一部合成で付けさせていただいております。
  • 議長(服部治男)
    他に質疑ありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    質疑がないようでございますので、質疑なしと認め質疑を終了いたします。
    続きまして、討論を行います。
    討論はございませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(服部治男)
    討論なしと認め、討論を終了いたします。
    これより、議案第8号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手全員)

  • 議長(服部治男)
    挙手全員であります。
    したがって、議案第8号、財産の取得の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(服部治男)
    これをもって、本日の日程は全部終了いたしました。
    したがいまして、平成25年甲賀広域行政組合議会第1回臨時会を閉会いたします。

(閉会 午後2時50分)


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