平成25年甲賀広域行政組合議会第2回定例会(9月25日)会議録は、下記のとおりです。
平成25年甲賀広域行政組合議会 第2回定例会会議録
平成25年甲賀広域行政組合議会第2回定例会は、平成25年9月25日甲賀市水口町水口6218番地甲賀広域行政組合庁舎に招集された。
1 応招議員
1番 野田 卓治
2番 安井 直明
3番 葛原 章年
4番 伴 資男
5番 服部 治男
6番 鵜飼 八千子
7番 立入 善治
8番 森 淳
9番 伊地智 良雄
10番 松原 栄樹
2 不応招議員
3 出席議員
4 欠席議員
5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者
- 管理者
中嶋 武嗣 - 副管理者
谷畑 英吾 - 監査委員
山川 宏治 - 参与
上西 佐喜夫 - 会計管理者
山中 善明 - 事務局長
林 善彦 - 総務課長
佐治 善弘 - 衛生課長
山田 剛士 - 消防長
井原 政美 - 消防次長
亀田 克己 - 消防総務課長
竹中島 朗 - 予防課長
中嶋 甚吉郎
6 本会議の書記
7 議事日程
- 日程第1
会議録署名議員の指名について - 日程第2
会期の決定について - 日程第3
議案第9号 平成24年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定について - 日程第4
議案第10号 民事調停の申立てについて - 日程第5
議案第11号 平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第2号)について - 日程第6
一般質問について
8 会議事件
9 会議の次第
(開会 午前9時00分)
- 議長(服部治男)
それでは皆さん、おはようございます。ただいまから甲賀広域行政組合議会を開催させていただきます。過日の18号台風には本当にそれぞれの皆さん方、それぞれの町で大変な災害が起こりました。また皆さん方の立場で、復旧、復興の御支援、いろいろと御協力を賜っておりますことを篤く御礼申し上げます。一日も早い復旧を祈らせていただく次第でございます。
また、それぞれの両市で9月の定例議会も終了いたしました。本日は行政組合議会ということでございます。全員御参集賜りましてまことに御苦労さんでございます。
それでは、ただいまから、平成25年甲賀広域行政組合第2回定例会を開会させていただきます。 - 議長(服部治男)
議会開会に先立ちまして、管理者から御挨拶をいただきます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
改めまして皆さんおはようございます。今日は御苦労さまでございます。本日、甲賀広域行政組合議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとお忙しい中、曲げて御参集を賜りましたことを慎んで篤く御礼を申し上げたいと思います。
今も議長からお話がございましたように、去る9月15日未明から16日にかけましての、豪雨を伴いました台風18号におきましては、午前5時5分に大雨特別警報に対する態勢のもと、消防におきましては全職員を招集し、うち160名をその態勢の任に当たらせていただきました。甲賀市、湖南市管内における避難勧告に対する誘導および広報、浸水や土砂崩れに対する警戒活動、および救助活動を行わせていただいたところでございます。
また、衛生センターでは、この台風により、一時に大量の廃棄物が発生したことから、ごみ処理施設におきましては従事する職員を増員し、連休中も処理作業に当たっております。さらに、し尿処理施設におきましても、浸水等で緊急に必要となったし尿の処理に当たっており、市民の生活環境の保全のため、適正な処理に努めさせていただいたところでございます。
さて、本日、本定例会では、平成24年度決算について御審議をお願いすることといたしておりますが、なかんずく厳しい財政運営が見込まれる中、構成市からの負担金で運用している組合といたしましては、構成市の財政状況を鑑み、効率的な運営に努力をいたしました。
その一つとして、民間活力の導入、勤務体制の変更、職制の見直し等を実施し、結果として平成24年度におきましては、約2,400万円の経費削減となりました。今後はさらなる改革の取り組みが必要と考えており、両市の関係課長で構成する、行財政改革検討委員会および消防力整備検討委員会の平成25年度の状況を報告させていただきますと、4月と8月に当委員会を開催し、現状報告と検討課題をそれぞれ協議している状況でございます。
12月には改訂版の素案を決定し、新年度予算に反映するとともに、来年3月には議員各位に提示をさせていただく予定をいたしております。それにより、住民が必要とするサービスの質を向上させるとともに、効率的な行財政運営の確立を図っていく所存でございます。
一方、建設事業では、平成22年度から3箇年にかけて実施をいたしました、し尿処理施設水処理設備整備工事が平成24年6月に完成をいたしました。施設をコンパクト化したことによりまして、経費の節減の効果を得ることができました。また、ごみ処理施設では、平成24年度に、白煙防止用空気予熱器の改修工事に着手し、平成26年度までの債務負担としての工事を実施いたしております。ごみ処理施設は、平成7年度の稼働から18年が経過しておりまして、今後とも基幹設備の計画的な改修を実施し、施設の延命化を図ることといたしております。
また、消防施設では、消防救急無線デジタル化に対応するため、平成24年度に電波伝搬調査と基本設計の策定をいたしました。現在は、実施設計の策定を行っているところでございます。
本日提出させていただきます議案は、平成24年度決算案件1件、民事調停申し立て案件1件、平成25年度補正予算案件1件の合計3件であります。御審議の上、御決定賜りますようによろしくお願い申し上げ、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 - 議長(服部治男)
ありがとうございました。
ただいまの出席委員は10名であります。これから、本日の会議を開きます。
(議会成立 午前9時06分)
- 議長(服部治男)
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 - 議長(服部治男)
これから、諸般の報告をいたします。監査委員から、現金出納検査の結果について報告がありましたので、写しをお手元に配付しておきましたから御了承願います。 - 議長(服部治男)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、6番、鵜飼八千子君、7番、立入善治君を指名いたします。 - 議長(服部治男)
日程第2、会期の決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日1日限りにいたしたいと思います。御異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
異議なしと認めます。
したがって会期は、本日1日限りに決定いたしました。 - 議長(服部治男)
日程第3、議案第9号、平成24年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定の件を議題といたします。本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
ただいま議案第9号を上程させていただきましたので、その提案理由を申し上げます。平成24年度一般会計歳入歳出決算が、会計管理者から本職宛てに提出があり、去る8月19日に監査委員の審査を受けましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して関係書類とあわせて議会に上程し、認定をお願いするものでございます。
平成24年度の決算状況につきましては、歳入総額は30億7,515万3千円、歳出総額は30億3,699万4千円で、歳入歳出差引額3,815万9千円を翌年度に繰り越しするものでございます。
歳入では、全体の76%を占める両市の負担金、清掃および消防事務に係る手数料、消防車両およびJ-ALERTに係る国庫支出金、新名神高速道路支弁金、地方債等であります。
また、昨年の決算認定で御指摘をいただきました、ごみ処分の手数料未収金の回収でございますが、平成23年度決算で約2,100万円の未納がありましたが、平成24年度末で約1,300万円となり、約800万円を徴収させていただいたところでございます。
次に、歳出では、総務費におきましては、例規集やコンピュータネットワーク等、組合の運営経費および市税滞納繰越分の徴収経費など、総務費全体といたしまして8,500万円余りの支出となりました。
次に、衛生費におきましては、生し尿および浄化槽汚泥で、年間約3万9千キロリットルを処理し、一般可燃ごみで年間約3万7千トンの処理を行い、11億1,900万円余りの支出となりました。このうち、平成22年度から3箇年の債務負担行為で進めておりました、し尿処理施設水処理設備整備事業につきましては、平成24年6月に完成し、7,959万円を支出いたしました。
また、平成24年度に着手し、平成26年度完了予定の、ごみ処理施設白煙防止用空気予熱器改修工事には、8,847万3千円を支出いたしました。
次に、消防費におきましては、歳出の約51%に相当する、15億5千万円余りの支出となりました。経費の大半を占める職員186人の人件費をはじめ、施設整備として、水槽付消防ポンプ自動車と高規格救急自動車を更新いたしました。また、消防救急無線デジタル化に向けまして、調査および基本設計作成の経費といたしまして499万8千円を支出いたしました。
次に、公債費では、衛生関係9件、消防関係15件の地方債に係る元金および利子として2億8千万円余りを償還いたしました。なお、細部につきましては、事務局から説明いたしますので、よろしく御審議の上、御認定を賜りますようにお願い申し上げます。以上であります。 - 議長(服部治男)
続きまして事務局から、細部説明を求めます。
事務局。
(事務局長(林善彦)議案第9号の細部説明をする。)
- 議長(服部治男)
提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
議長、動議です。今提案説明がありまして、ちょっと資料等を確認したいんです。休憩の動議を提出いたします。 - 議長(服部治男)
ただいま休憩動議の提出をされましたが、賛同される方はございますか。はい、賛同ですか。
それではただいまの動議のとおり休憩に入ることに御異議はございませんか。採決をいたします。休憩に行くことに賛成の方の挙手を願います。
(挙手多数)
- 議長(服部治男)
挙手多数でございます。よって休憩を取らせていただきたいと思います。暫時休憩をいたします。再開は追って通知いたします。
(休憩 午前9時31分)
(再開 午前9時38分)
- 議長(服部治男)
それでは、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。提案理由の説明は終わりまして、これから質疑を行います。質疑はございませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
それではただいま上程されました議案第9号、平成24年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定につきまして、何点かにわたって質問をいたします。ページ数を申し上げて質問しますので、できればページ数に沿って答弁いただけたらうれしいと思います。
まず歳入の部ですけれども、ページ数12ページ、手数料であります。2項の手数料の収入未済額についてお伺いします。この問題はこの議会で何回も質問もし、また今回行政組合職員の皆さんの努力で、先ほど言われましたように平成23年度から言えば、800万円を徴収できたということでございます。その点については、敬意を表するものです。同時に平成24年9月25日、私の資料請求に対しまして、きちっとした資料をいただきました。その資料からいきますと、23年度は1,142万8,042円、過年度分、平成22年度以前の分が956万7,900円あるというふうに報告されています。去年の24年度のこの取り組み状況について、もう少し詳しく説明をお願いいたします。
続きまして、16ページであります。財産収入の物品売払収入であります。今日までこういうポンプ自動車、また救急車等について、どのように処分がされているのかということを質問してまいりました。私の覚えている答弁の中では、価格からこれを値引きしているというふうに、前におっしゃったと思うんです。ただし、残存価格がゼロのものもあると思います。
今回管理者の説明では、甲賀カントリーに10万円で売却したということなんですが、今後、こういう方針についてどういうふうにお考えか。またなぜこの甲賀カントリー、どういう売却の仕方をしたのか。前に私が申し上げたのは、インターネット等でもそういう処分をしている自治体が、また行政組合がありますよというふうに申し上げてきましたが、その点についてお伺いをします。
次に、18ページ歳出に移ります。歳出につきましては、たくさんの委託料があります。今日、全ての委託先を述べよと、こんなことは申し上げません。ただし、資料としてどこへ委託しているのか、ぜひ後日で結構ですので、委託先についてお教え願いたいと思います。
議長に再三にわたってこの点も申し上げてきましたが、これだけの、金額で言いますとたくさんの皆さんの税金、両市の税金からやっているこの決算であります。やはり今度、提案から即質疑、今動議で議員の皆さんの御賛同を得ましたが、提案からやはり何日かおいていただいて、必要な我々議員がきちっとチェックをかけるという点で、今後の議会で改善が図られるように申し上げた上で、歳出の委託料については、それでお願いしたいと思います。
今、ここで委託料を全て申し上げよと言いますと、かなりの時間を要しますし、そういう資料が出ていればいいんですが、ぜひ、甲賀市でも決算委員会できちっと資料が出ておりますので、その中から質問もできますので、ぜひ、これは改善していただきたいということです。
まず18ページの交際費です。この交際費を見ますと、当初予算23年度も22年度もそうですが、1万円で推移しておりました。ここで予備費の中から4万6千円が流用されて、結果、5万6千円となっております。内訳についてお教え願いたいと思います。
続きまして、26ページをお願いします。26ページの衛生費についてであります。衛生費については、先ほどもできるものは民間委託へというお話もありましたし、そういう方向で今日まで努力されてきました。私自身は民間委託はあまりいいとは思いませんが、見解は別にして、この報酬と給料についてでありますが、いずれもこの報酬について一般非常勤職員は減っております。また給料についても36人から32人に減っているわけですが、その要因と、仕事に影響がないのかどうか、その点についてお伺いしておきたいと思います。
次に28ページをお願いします。28ページの上から3段目、時間外勤務手当です。平成23年度、御承知のように大震災があり、行政組合職員の皆さんもたくさん現場に駆けつけて、努力されてまいりました。これは改めて敬意を表したいと思います。同時に、23年度は、そういう点ではかなり多くの額を必要としたわけですが、当初予算は358万8千円で、決算は193万5,651円とありますが、この点についての予算取りと実際の状況についてお伺いします。
それと、8節の報償費です。報償費の予算で見ますと27万円で、支出済みは13万5千円です。不用額として13万5千円上がっております。環境委員への謝礼とありますが、この環境委員さんというのはどういう根拠で、内容は何をされ、なぜこの金額が余ったのか、お伺いしておきます。
続いてページ数、32ページをお願いします。32ページの2目のし尿処理費であります。そこの需用費の中の消耗品費です。決算額は645万1,905円とあります。これは当初予算では366万5千円、22年度決算は790万円、23年度は1,274万円でありました。かなり額が減っていると思うんですが、予算と比べますと約倍ほどの支出になっておりますが、この点につ
いてお教え願いたいと思います。
次に34ページをお願いします。34ページの役務費であります。役務費の焼却灰の処分手数料、これは23年度から比べますと約600万円増えております。予算は3,039万2千円なんですが、大きく増えた要因についてお伺いいたしたいと思います。
さらに委託料の焼却灰の運搬委託ということで、先ほど事務局長から説明がありました。3,674万8,800円の支出でありますが、これについても予算との関係で、どうでしょうか。
次に、42ページをお願いします。2目の消防施設費についてであります。ここも消耗品、11節、需用費の消耗品でありますが、決算は566万5,491円です。23年度決算は396万317円でありますが、増えている。当初予算は486万円だと思います。その点についてもお聞かせ願いたいと思います。
次にずっと飛びまして、50ページをお願いします。財産に関する調書、1、公有財産で土地および建物、建物で衛生センターし尿処理施設が267.52平方メートル増えております。普通財産は455.50平方メートル減っておりますが、その理由についてお聞かせ願いたいと思います。
それと、52ページの物品についてお伺いします。財産に関する調書の物品であります。1点100万円以上のみと、こういうふうに書いております。ここでは先ほど説明がありました、水槽付消防ポンプ自動車、ならびに消防ポンプ自動車、さらにその下に、全国瞬時警報システムJ-ALERTですか、それと高度救急処置シミュレータが購入され、物品として挙がっております。
戻りまして44ページ、この関係ですが、44ページを見ますと、ここで、高度救急処置用訓練人形というのがあります。これが163万8千円で購入されております。この物品調書にはこれは挙がらない。挙がらないとすれば挙がらない理由をお教え願いたいと思います。
それとページをめくりまして、56ページをお願いします。56ページで、これは給与費決算調書でありまして、左が予算額で、右が決算額になっております。特殊勤務手当についてお伺いをいたします。この特殊勤務手当は条例で衛生業務手当、消防出動手当、救急救命士手当、機関員手当、水難救助手当、というのがそれぞれあります。その合計が特殊勤務手当895万円ということで支出されているわけですが、その内訳についてお教え願いたいと思います。
64ページをお願いします。地方債の現債額の調書が載っております。私、甲賀市でもそうですが、高い金利のものは借り替え、または繰り上げ償還等をして、支出を減らすようにということを述べてまいりました。上から二つ目ですけれど、平成9年度に消防庁舎の建設工事があります。借入先を見ますと、簡保生命保険とあります。金利は2.2%で、今は0.2%とか、一番安いのは0.4%とか、今は低金利ということになっておりますが、これは借り替えることはできるのかできないのか、その点についてもお伺いをいたします。
それと次に、平成24年度、甲賀広域行政組合事業概要という資料を付けていただいております。そこの4ページをお願いします。税の徴収は払いたくても払えないという方がたくさん増えておりまして、景気低迷の中、また市税等の確保のために、それぞれの自治体が懸命に努力されているところであります。それで、この表を見ますと、甲賀市と湖南市さんの内訳が書いてありますが、引き継ぎは562人を引き継いだというふうにあります。この表自体を出していただきましたことにつきましては、私は非常にうれしく思っておりますし、よりわかりやすいし、前にお願いしておいたものが表として提示されました。
ありがとうございます。その上でですが、この今23年度引き継ぎ額の各税目ごとの滞納者の人数がわかるのかどうか、その点についてもお伺いしておきたいと思います。
それと、続きまして、平成24年度甲賀広域行政組合一般会計の歳入歳出決算の成果説明書というのがございます。ここではちょっとお教え願いたいのですが、ページ数でいきますと、3ページです。3ページの一番上、消防債についてでありますが、車両はこれだけでしたと。国庫補助金としてこれだけいただきましたと。起債対象外ということで、352万4千円、高規格救急自動車につきましては、起債対象外が86万6,460円ということだと思います。この起債対象外はそれぞれ行政組合で必要なものを付加されたというふうに思うんですが、主にどういうものをして、なぜこれが起債対象外になっているのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
以上、多岐にわたって質問をさせていただきました。林事務局長さん、ゆっくりと、数字のところなんかはゆっくりと一つお願いしたいと思います。ありがとうございます。 - 議長(服部治男)
安井議員の質疑に対し、当局の答弁を求めます。
事務局長。 - 事務局長(林 善彦)
ただいま安井議員さんから大変多くの御質問をいただきました。私のわかる限り説明させていただきますが、また担当のほうから、追加で説明させていただきますので、よろしくお願いします。
第1件目の、12ページ、衛生センターの可燃ごみ収入未済額の関係でございます。こちらのほうにつきまして、前回の議会後に資料を配付させていただきました3業者の部分でございますが、現年度分というのは、1社でございます。こちらのほうにつきましては、現年度分が3箇月ほど遅れて入ってきているというような部分でございます。これは湖南市の業者、1社でございます。
それと過年度分が902万5千円でございます。こちらのほうにつきましては、甲賀市内の業者、2社でございますけれども、その1社の部分が672万円、この決算のときでございますが、672万円ちょうどがこれ、1社でございます。もう1社のほうが、230万5千円でございます。これを合わせまして、過年度分につきましては902万5千円になります。
それと先ほど言いました、現年度分ということで、410万円につきましては、1社の部分でございます。本年度に入りましても、できるだけこの25年度の出納閉鎖時に、410万円の現年度分の遅れている部分につきましては、回収できるように納付指導をしており、回収できるものと考えております。
過年度分につきましてはその2社につきまして、徴収を今また次の議案でもございますけれども、1社のほうの672万円ほど、この出納閉鎖に残っていた分がございますけれども、調停等をさせていただきたいということを考えております。
それから、16ページの物品売払収入でございます。水槽付消防ポンプ自動車の譲渡金でございますけれども、これまで車両等につきましては、入札の仕様書の中にそういう処分費も入れている部分でございました。今回少しでも収入を得るために、更新した車両が湖南中央の車両でございましたので、湖南市管内で有効利用をしていただける場所はないかということで、検討をさせていただく中で、一つこの甲賀カントリーさんのほうで、車両をまだ散水等に使っていただけるのではないかなということで、甲賀カントリーに譲渡したらどうかということで、決めさせていただいたものでございます。
それから、18ページの議会費の交際費でございます。こちらのほうにつきましては、昨年の5月18日に組合会議員様のお母様の御不幸があった部分にお供えと盛花をさせていただいております。それと2月14日にも組合会議員様のお父様の御不幸がございまして、こちらのほうにつきましてもお供えと盛花をさせていただいたので、この交際費の中から支出しているものでございます。
それから、26ページの衛生費の非常勤職員の減員とかございます。職員数につきましても減っている部分もございますが、今回衛生センターのし尿処理施設の水処理の施設がコンパクトになりまして、改修されました。そのことによりまして、し尿処理のほうで、具体的に言いますと、32ページの13節の委託料の中で、し尿処理施設運転管理業務委託というのに1,474万2千円を計上させていただいております。こちらのほうにつきましては、今の水処理施設ができた関係の運転管理をその製造メーカーに委託しております。これが2名分、この中に入っております。この職員数が減った分をこの委託、民間活力といいましょうか、そのような部分で支出をさせていただいている部分でございます。
消耗品につきましては、また衛生課のほうから説明をお願いしたいと思います。
28ページ、衛生センターの8節、報償費の環境委員さんでございます。こちらにつきましては、衛生センターごみ処理施設を新築させていただいたときに、水口の南区さんと9区さんという区がございますが、その水口の二つの区、それと隣接の希望ヶ丘の団地の、希望ヶ丘本町と希望ヶ丘のほうから地元の区長さんと地元推薦の方ということで、環境委員さんに毎年出ていただいております。その方は年に2回この環境委員会をしているわけでございますけれども、どうしてもその日に都合のつかないという方もございます。この環境委員会につきましては衛生センターの1年間のごみの受け入れ状況、し尿の受け入れ状況、それから排水の検査の報告等につきまして、周辺の住民さんに参画いただいて、御理解いただいているというような部分でございます。もちろん今の水処理設備の改修工事をするまでにも会議を開き、この環境委員会で御説明もさせていただきまして、御理解をいただいております。今のごみ処理施設の白煙防止の工事にかかる前にも、環境委員会で御説明もさせていただいて、御理解をいただいております。申し上げましたように、2回分を見ておるんですけれども、当日御都合のつかない方等もございまして、13万5千円の支出という部分になっております。
それと衛生費の時間外勤務手当の部分でございますけれども、193万5,651円が半額ぐらいになっているのではないかという質問だったと思いますが、こちらのほうにつきましては、衛生センターのし尿処理施設がコンパクトになって、泊まりが要らない、日勤だけであとは機械警備をさせていただいていると、宿直等が要らないという部分と、ごみ処理施設で勤務体制を3交代にさせていただきました。衛生関係の時間外勤務手当につきましては、それによって要らなくなったと、不要になったというようなことが言えるのではないかなと思います。
以上、私のほうから説明させていただきましたが、各担当からページを追って説明させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
それと、議員さんが言われました、滞納整理の資料のことでございます。先ほども御連絡いただきまして、調べてまいりました。それは総務課長のほうが説明させていただきます。では、私のほうからは以上でございます。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
御質問にお答えをさせていただきます。まず42ページの消防費の関係でございますけども、前年に比較しますと82万円余りの増となっております。主なものは山岳救助用の装備品、約20万円です。感染防止衣約10万円、あと有毒ガス用のマスク用の吸収缶というのがございますけども、これが20万円余りございますのと、あと、消防車両は車検年度が、年度によって変わってまいります。その台数によってバッテリー交換等の数も変わってまいりますので、その辺によって前年と比較した金額の差が出てきております。
次に、訓練シミュレータの数が4式となっております。これは、44ページに言いますところの、訓練人形、163万8千円、これが24年度に1体増やしました。ちょっと呼び方がこちらでは訓練人形となり、一方ではシミュレータとなっておりますけども、救急救命士が薬剤投与の輸液、あるいは静脈の確保をする訓練用の人形でございまして、人形自体が例えば腕をはずして腕だけで訓練ができるという形の人形でございます。これが1体分増えております。
次に、成果説明書にございました起債対象外の352万4千円の件でございますが、起債をかける場合に起債対象外となるものが、価格が20万円以下、また耐用年数が5年以下の備品につきましては、起債対象にはならないとされております。ポンプ車で具体的に言いますと、小さな媒介金具であったりとか、あるいは簡易な呼吸器であったりとか、そういったものは起債の対象外とされているところでございます。以上でございます。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 衛生課長(山田剛士)
衛生課のほうから3点ほどお答えをさせていただきます。まず、32ページのし尿処理費の消耗品の減少ということでございます。前年度から減少ということで、し尿処理のほうには先ほど来の説明の中にもございましたが、平成22年、23年、24年度、3箇年でし尿処理施設の水処理の整備をさせていただきました。それによりまして、消耗品の、新しく施設になりましたので、その部分で減少ということになりました。
それと、34ページの役務費でございます。焼却灰の運搬委託料、処分手数料の関係でございますが、これが処分手数料が、今は神戸沖のほうに焼却灰の埋め立てをしております。それにつきましては、23年度までは1トン当たり5,250円という処分単価でございましたが、24年度から7,035円と、34%ほどの処分単価の値上がりということでございます。その部分で値上がりとなっております。
それと、50ページの建物の関係でございます。非木造267.52平方メートルが決算年度中に増ということでございますが、これも、し尿処理施設の水処理施設の整備をさせていただいた関係で増加ということになっております。以上でございます。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 総務課長(佐治善弘)
総務のほうからは滞納関係の説明で、組合の事業概要、4ページの滞納整理事業の562件の内訳を説明させていただきます。特に内訳につきましては、まず、甲賀市が115件、湖南市447件、で562件ということです。それと、税の内訳ですけども、普通税のみ、上から市県民税、法人市民税、固定資産税、軽自動車税、これらの普通税のみが甲賀市が59件、普通税と国保税のほうを合わせて滞納されている方が48件、国保税のみが8件、これで甲賀市115件になります。
湖南市につきましては、同じように普通税のみ226件、普通税と国保税を合わせているのが169件、国保税のみ52件、合わせて447件、合計562件になります。以上でございます。
続きまして、決算書の56ページの特殊勤務手当の内訳ですけども、衛生関係の清掃業務手当、金額309万9,500円、衛生関係は以上です。あと、消防関係で、出動手当405万5,300円、救急救命士手当117万350円、機関員手当62万5,100円、以上で895万円になります。以上です。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
滞納部分につきまして、今お聞かせ願いました。現年度の410万円は25年度で回収できるということでありました。1社の672万円、この相当額が後で出てくる額ですね。また後のところで質問いたしますが、金額、滞納額とこの金額が若干違うんですけれど、それは次のときに質問します。
3万円の分納か何かという約束をされていたものがありまして、3万円で年間36万円、これはかなりの年数を要するということで、前に私が質問もしてきた経過があるんですが、その部分はどうなったでしょうか。その点についてお伺いします。
それと自動車の部分ですけれど、消防自動車や救急自動車の部分です。前は公共施設で渡されたという経緯がありました。それと処分される。今まではそれは処分費でやってきたということなんですが、処分費といいますと、新しく自動車を購入するのに、処分費を足して、それをうちが支払うというふうに、普通、常識、受けるんですが、マイナスの処分費というのがあるんですか。
例えば、もっとわかりやすく100万円の車を購入する。私の持っている車は古くなりましたので、それを処分してください、下取りに出しますと、2万円あれば、98万円で購入できることになります。逆に処分費が要れば、この車は使い物にならないということであれば、100万円の新車購入費と、さらに処分費として2万円、102万円の支出になります。常識的な話ですが。今回はこの処分費で10万円、処分費と言いますか、甲賀カントリーさんに10万円で売って、行政組合としては収入として入ったわけです。私、上下で大分違うと思うんですよ、これ。ものの考え方で。
これについての見解があれば言っていただいたら結構ですが、今後これ、ほかの自治体でも、市そのものが消防をやっているところもあります。大きいところになれば。そういうところにはたくさんの自動車があると思うんですけれど、どういうふうにこれをやっておられるのかというのを、一回調べてみていただいたらどうかと思うんです。
それで例えばそういうことが許される、こんな古い車、入札って、そんなもの、到底できないという場合もありましょうし、ほかの自治体ではどうされているのか、一度研究なさってはいかがでしょうか。そういう気があるかどうかについてもお伺いしておきたいと思います。
それと、先ほどの28ページをお願いします。28ページの、これは水口南区とか、9区とか、希望ヶ丘、これは俗に言う、迷惑施設ですね。そんな言い方が正しいかどうかは別にして。それで、27万円で13万5千円の支出があるんですが、この環境委員そのものを設置した根拠、また支出する根拠を持っておられるのかどうか。それと何名の方がこれに参加されて、どういう方が参加され、任期はどうなのか。さらに、ちょうどこれ、半額になっています。私、年に2回とおっしゃいましたが、1回しかされていないのかなと思ったんですが、2回です。2回ということで、何名の方のうち半分が全く来られなかったということで、それでいいのかどうかについてもお聞きしておきたいと思います。
それと、50ページの財産に関する調書ですが、先ほど山田さんのほうから267.52平方メートルについての説明はいただきました。その下の455.50平方メートルについて、お聞かせ願いたいと思います。
人形は了解いたしました。できればわかりやすいように同じように表記していただかないと、ちょっとわからなかったもので。
それと、簡保生命の部分については先ほど答弁いただきましたか。答弁いただいていないと思うんですが。答弁漏れだと思います。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 事務局長(林 善彦)
ただいまの安井議員の再質問の中の、まずは、過年度手数料の未納の、今議員さんがおっしゃいました、3万円で6年ほどかかる部分のことにつきましては、昨年から月に6万円ということで、1社、対応させていただきまして、24年度内で57万円を収入しております。その部分の差し引きが先ほど最後に言いました230万5千円の1社でございます。そちらのほうにつきましては、昨年から3万円を6万円の倍額で納付をしていただくという折衝をさせていただいた部分が1件でございます。
それと、環境委員会につきましては、私、2回と言いましたけれども3回計画しておりまして、開催が2回であったということでございましたので、ここで訂正させていただきます。委員さんの数等については、また後で説明もさせていただきたいと思います。
それと、簡保生命につきましては、国は借り入れにつきましては、この庁舎ができたときの建設の部分でございます。資金が一応簡保生命ということでございますのは、これは政府債の部分でございますので、変更はできないということで、通常7%以上ですか、6%か7%以上でしたらそういう借りかえができるということを聞いておりますけれども、こちらのほうにつきましても2.2%でしたか、そういうような部分もございまして、こちらの借りかえはできないという解釈をしております。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 消防長(井原政美)
消防車両にかかります処分についてでございます。救急車両につきましてはこれまでから管内の病院のほうに譲渡をさせていただいております。昨年度はタンク車ということで、大型車両の処分については初めての経験でもございました。いろいろな管内の事業所でお役に立てばということで、甲賀カントリーさんのほうに有償譲渡となったわけでございますけども、今後におきましては、県下の消防局、消防本部を見てみますと、ホームページを介しての入札等を行っておられるところもございます。こういったところを十分調べまして、またその方向で取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 衛生課長(山田剛士)
環境委員の説明を追加させていただきます。甲賀広域行政組合衛生センター環境委員会の委員といたしまして、近隣地区、先ほど局長のほうからも説明がございましたが、水口地区で4地区、甲南町地区で2地区ということで、近隣地区6地区で代表の方ということで、区長さん等でお一人入っていただいております。それと、あと、公募ということで、地元住民委員さんということで、公募をさせていただきまして、各地区1名以内ということで、公募をさせていただいているんですが、今現在3地区だけのほうから申し出がございましたので、今は地元の方が3人と、代表の方が6人、9人ということでございます。
それとあと、2市の担当課の環境衛生の担当課長様のほうにそれぞれ入っていただきまして、あと、学識経験者が一人ということで、合計12人ということで、構成をさせていただきます。
この衛生センターの環境委員会といたしましては、ごみ処理施設が建設された当時に、いろいろ地元との協議交渉等の中で、こういった委員会を設けて施設の維持管理報告を定期的にしてくださいというような御要望もございましたので、それに答えるような形で現在続けて環境委員会として設置をさせていただいております。要綱はございます。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 総務課長(佐治善弘)
それでは決算書の50ページ、財産に関する調書の件ですけども、455.5平方メートル、これにつきましては、旧の湖南消防署の面積でございます。それで、上の802.6平方メートルというのが新しい湖南消防署の面積で、前年度末につきましては、両方とも所有していたということで、両方が挙がっておりますし、決算年度になりまして、455.5平方メートルのほうは市のほうに移管したということで、マイナスにさせていただいております。以上でございます。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
3回目になります。自動車については今積極的な答弁をいただきましたので、ぜひ研究していただきたいと思っております。
それと、今、財産のところの土地の部分ですが、建物です。財産に関する調書、50ページですけれど、甲南消防署は、前年度末現在高が802平方メートルで、決算年度末現在高も802平方メートルで、これはプラスマイナスがあったので、変わらないというふうに理解すればいいのか。
(甲南消防署の場所が移転している旨の声あり)
はい。了解しました。申しわけございません。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はありませんか。
葛原議員。 - 3番(葛原章年)
それでは4点ほど、お願いします。まず決算書の31ページ、衛生費の中のし尿処理費についてですけども、先ほど安井議員のほうから消耗品費が出ました。私この、光熱水費についてお伺いいたします。当初予算と比べましても、そしてまた、23年度決算と比べましても、要するに1千万円近く光熱水費が減っております。推察しますところ、新しい水処理施設ができた効果かなと思いますけども、この部分の御説明を一点お願いします。
それと、同じくその下の、下段の、ごみ処理費でございます。ここでは消耗品費についてお伺いいたします。これにつきましては、決算で3,200万円挙がっておりますけれども、本来の予算では2,959万6千円。そしてまた、23年度決算と比べますと、23年度決算は2,114万4千円で、これは1,100万円消耗品費が増えております。この点についても御説明を願いたいと思います。
そして続きまして、消防費になります。40ページをお願いいたします。40ページの使用料および賃借料でございますけども、これは24年度予算のときに聞けばよかったんですけども、下から6項目目ぐらいに、防火衣の賃借料が挙がっています。294万7千円。これは、予算につきましては、500万円の予算は計上しておりますけれども、294万円。それとその防火衣自身が賃借料というのは、どういう内容と考えていいのか、御説明願いたいと思います。
それと、余談ではございますけども、先ほど安井議員の説明にありました、水槽付ポンプ車の売り払いでございますけれども、例えばそれでは甲賀カントリーでは、使用されるときに、その譲渡をされるときに、どういう形、例えば標識でありますとか、どこから見ても消防車に見えるのか、要するに先ほど説明されたのは、ゴルフ場の散水に使われるというようなことで、本来の目的とは違う車両になるわけでございます。そこら辺の処理はされたのか、それとも甲賀カントリー側がされておるのか、もしくは現状のままカントリーで水をまくのか、お教え願いたい。
それと、最後に、これも物品でございます。51ページでございます。ここでは、23年度決算と比べますと、例えば23年度決算では、広報査察車として3台が挙がっております。24年度決算ではこれを見ますところ、真ん中辺に消防広報車と、消防査察車と、分けて3台、2台、1台でと。これを分けられた理由を、簡単なことだと思うんですけども、御説明願いたい。
それともう1点、23年度の決算では、広報連絡車が3台挙がっておりましたけれども、24年度決算ではなくなっております。どの時点で物品としての減がなされたのか、そこら辺の説明もお願いします。以上です。 - 議長(服部治男)
葛原議員の質疑に対し答弁を求めます。
事務局。 - 衛生課長(山田剛士)
ただいまの議員の御質問にお答えをいたします。し尿処理費の光熱水費のほうにつきましては、今お言葉がございましたが、衛生センターの水処理施設が平成24年度からコンパクトな施設になったということで、夜間も無人運転化できるというような具合に、非常にコンパクトで、管理しやすいような施設にしていただきましたので、電力のほうが大幅に削減できたということでございます。
あと、ごみ処理費の消耗品の増額につきましては、消耗品等、次の修繕料とは一体的な部分もございまして、大変衛生センターごみ処理施設では消耗品と申しましても、一つが100万円、200万円するような大型の消耗品になってございます。それらを分割して購入するほうが得策なのか、一体的に購入して修繕するほうが得策なのかを、その都度判断しながら専門機関とも相談しながら、整備をしていくわけでございまして、この24年度につきましては、特に想定外の部分の消耗品のほうも傷みが出てくるところもございまして、例えば灰を固める機械であったり、クレーンの点検整備等、想定外の部分もございましたので、その辺につきまして、若干最終決算上としては、消耗品として大きな増額と、変更となっているところでございます。
予算の範囲の中で、その辺、効率的な支出ということで、考えて執行させていただきました。以上でございます。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 消防長(井原政美)
お答えします。まず防火衣の件でございますが、防火衣につきましては、185式分、185人分の隊員分でございますが、これが平成13年に整備をいたしまして、耐用年数も過ぎましたので、整備をさせていただいたものでございます。まず、納入業者を入札、6社入札をいたしました。落札業者は奥山ポンプ商会でございますが、その後にリース業者と5年の長期継続契約をいたしております。その分が平成24年度は294万7,350円ということでございます。
次に水槽付消防ポンプ自動車の件でございますが、消防緊急自動車の処分に関しましては、テロ防止の観点から、国のほうからも慎重に行いなさいという通知が出ております。そういったことを十分考慮いたしまして、赤色灯であるとか、あるいは名称であるとか、非常用要件は全て甲賀カントリーさんの経費で消していただきまして、その後、私どもが確認をして、今使用をされていると考えております。
次に、物品の関係でございます。消防広報車、査察車を分けてございますが、消防査察車は今、消防本部の危険物査察専用に使っている車ということで、ここで本来ですと、広報査察車が3台になっておりましたが、ここで使用用途を考え、分けさせていただいたところでございます。通信連絡車1台と、広報連絡車3台を一つにいたしまして、それも使用目的から連絡車4台ということにさせていただいたところでございます。以上でございます。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はありませんか。
葛原議員。 - 3番(葛原章年)
すみません、今の件はわかったんですが、最後の物品について、もう一度お聞かせ願います。私が聞かせていたのは、先に説明をいただいたように、目的別に分かれたのはわかります。というのは、前回に広報査察車として3台が消防広報車と消防査察車の2台、1台で、これは数字的には合います。それと、23年度の物品では一番下の欄に広報連絡車として3台挙がっているんです。これが消えているのはどこへ行ったのですかと聞いたんですけど、それで、台数的には合うんですか。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 消防長(井原政美)
すみません、もう一度申し上げます。本来、昨年度ございました、通信連絡車1台と広報連絡車3台がございましたけども、これを連絡車として4台にさせていただいたということでございます。以上です。 - 議長(服部治男)
よろしいか。 - 3番(葛原章年)
はい、わかりました。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はございますか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
質疑ないようでございます。質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
続きまして、ただいまから討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
討論なしと認め、討論を終了いたします。 - 議長(服部治男)
これより議案第9号についての件を採決いたします。
本案は、原案のとおり認定することに賛成の方は挙手願います。
(挙手全員)
- 議長(服部治男)
挙手全員であります。
したがって、議案第9号、平成24年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算については、認定することと決定いたしました。 - 議長(服部治男)
日程第4、議案第10号、民事調停の申し立てについての件を議題といたします。本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
それではただいま、議案第10号を上程いただきましたので、その提案理由について、御説明申し上げます。本組合衛生センター、ごみ処理施設へ可燃ごみを搬入したことに対する、ごみ処分手数料を滞納している業者は、3業者であります。これらの業者につきましては、納付誓約書および納付計画書を徴収し、回収に当たっておりますが、このうちの1社につきましては、再三の納付指導、督促にもかかわらず、計画書どおりの納付がされていない状況となっております。現在の状況では未収金回収の見通しが立たず、今後は法的手段に切り替え、対応することが望ましいと判断し、甲賀簡易裁判所へ民事調停を申し立てしようとするものでございます。
どうか慎重なる御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。以上でございます。 - 議長(服部治男)
提案理由の説明が終わりましたので、質疑を行います。質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
それでは議案第10号、民事調停の申し立てについてお伺いをいたします。調停申し立ての理由にあります、平成 年 月から 年 月までの当該業者の搬入した可燃ごみの処分手数料、 円が納付されていないため、申し立てるものであるとあります。
先ほどの決算で、私が聞き間違いかわかりませんが、672万円というふうにお聞きしたんですが、その差と、この平成 年 月から 年 月までの可燃ごみの手数料 円は、全額未納となっているのか、月別で一定を払われた結果、まだ未納額があるのか、その全容についてちょっとわからないので教えていただきたいと思います。
それと、調停の相手方ですが、 さんですけれども、この方と今日までのこの問題の調停に、今回、これが決まれば、調停入りをされるんですが、今日までの交渉経過で相手の言い分とか話し合いに応じてもらった内容について、どういう状況になっているのか、また本人はどのような姿勢でいるのか、その点についてもお聞かせ願いたいと思います。
今後こういう搬入をして、その処分手数料が未納となるということについて、この長期にわたって、ここで言いますと、 間、今後こういうことを防ぐために何を教訓とするのか、この点についてもお教え願いたいと思います。 - 議長(服部治男)
事務局の答弁を求めます。
事務局。 - 事務局長(林 善彦)
ただいまの安井議員さんの御質問でございます。672万円につきましては出納閉鎖のときの額でございます。それと、9月5日までの間に 円が、部分的に5万円とか3万円で入金をされている部分で、その 円を差し引きますと 円ということになります。昨日現在でもこの部分が未納ということになりますので、出納閉鎖後に 円の納付があったという部分でございます。
それとこれにつきましては、納付誓約といいましょうか、納付計画書というのを出してはいただいているんですが、これが月額40万円という額が、一応、計画いただいておるんですが、それがなかなか今の会社経営の中で40万円が無理であるというような部分で、月々先ほど言いました5万円か3万円ぐらいしかどうしても、今、会社経営の中で融通ができないという状況で、納付が至っている部分でございます。
なかなか私どものほうもこの代表取締役にも、毎月ほど私も含めて、衛生課長もそうでございますけれども、面談して納付の指導は行っているんですが、今のこういう経営状態では40万円はどうしても無理ですということばかりで、納付があるのが一番多くても5万円というような状況になっておりますので、今回民事調停でしっかりと弁護士さんを立てて、会社経営の決算書等も出していただいた中で、調停員さんとその額を明確に決めていただきたいという思いで、今回この民事調停の申し立てをしたいという部分でございます。
ただこれを、未納になった時点で翌月から現金払いということでさせていただいております。この業者につきましては、その都度パッカー車が来るごとに現金で支払いをしていただいていますので、この未納額は膨らむことはございませんけれども、毎月そのような、その都度払いというような部分が、本来でしたら原則でございますけれども、やはり大量の額の毎月100万円以上を超える業者につきまして、後払いといいましょうか、月末締めで翌月払いというようにしていた部分が、このように累積されたというような部分でございますので、本来議員さんが言われるように、パッカー車が来た時点で、現金と、今現在そうでございますけれども、そのような部分かなと思っております。以上でございます。 - 議長(服部治男)
安井議員。 - 2番(安井直明)
私はこのごみ処分手数料の、今、流れについてはよくわからないんです。今聞かせていただいて、100万円を超える分について、月末締めで翌月払いというふうにおっしゃった。今現在やられているこのごみ処分手数料の本来の流れについて、御説明いただきたいのと、この翌月から現金払いとなって、パッカー車が来た、そこの窓口で支払って、どうぞということでやられているということだと思うんですが、これが通常の今のケースになっているんですか。ほかの会社もそういうふうになっているのかどうか。
100万円を越える部分は月末締めで翌月払いになっていると。その部分では、先ほどの230万5千円は3万円から6万円になったということで言えば、倍のお金を、誓約を書き替えられて、倍の額を払うということになったと思うんですが、この230万5千円についても、今この会社と同じような流れの中で滞納になったという理解でいいのか、お聞かせ願いたいと思います。 - 議長(服部治男)
事務局。 - 事務局長(林 善彦)
今の再質問でございますが、今も申し上げたように、今調停をさせていただく業者につきましては、今、その都度払いで、現金に切り替えております。それと、今、後払いは十何社です。ちょっと私今、そこまで明確に資料は持っておりませんけれども、100万円以上だったと思うんですけれども、そちらのほうにつきましては毎日搬入がございます。それを月末締めでこの会社は9月分は何トンありましたというような部分を、請求書を出して、納付していただいているというような部分でございます。
本来で行きますと、私ども組合としましてはその都度現金払いというようなことが本来ではあるかと思いますが、その都度事務的と言いましょうか、パッカー車を何台も抱えている大きい会社でございますと、やはりそういう従業員に現金を渡すのがやはり煩雑になるとか、危険性もあるということで、そういう一括をお願いしたいということで、後払いと言いましょうか、そのようにさせていただいている部分でございます。
それと、もう1社の230万5千円の残っているもう1社のほうにつきましても、同じような状況の中で払えなく残っていったというような状況でございます。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
ただいまから討論を行います。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
討論なしと認め、討論を終了いたします。
これより、議案第10号についての件を採決いたします。本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(挙手全員)
- 議長(服部治男)
挙手、全員であります。したがって、議案第10号、民事調停の申し立てについての件は、原案のとおり可決されました。 - 議長(服部治男)
日程第5、議案第11号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号の件を議題といたします。本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
それでは、議案第11号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号について、その提案理由を御説明申し上げます。本案は、歳入歳出からそれぞれ314万4千円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ32億2,121万5千円とするものであります。
補正予算の内容につきましては、国庫補助事業の採択を受けて、緊急消防援助隊に使用する高規格救急自動車の1台を更新する予定としておりましたが、不採択となったことから、本年度の更新をやむを得ず取りやめとし、次年度に更新するため、歳入歳出の予算から減額をしようとするものでございます。
そのほか、歳入では、前年度繰越金および起債事業の事業費確定に伴う補正措置をするものであります。また、負担金につきましても、歳入歳出の補正措置により生じる余剰金につきましては、減額補正をするものでございます。
歳出の総務費では、ごみ処理手数料未納業者に対する法的措置をとるために、弁護士に業務を委託する経費として40万円を計上するものでございます。
次に、衛生費では、電気料金の単価が値上げされたことから、増額補正をするものでございます。
また、消防費では、電気料金等の増額と消防無線デジタル化実施設計委託、および水槽付消防ポンプ自動車購入の契約締結による不用額を減額しようとするものであります。
そのほか、利子償還金、予備費を補正措置するものであります。なお、詳細につきましては、事務局より説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。 - 議長(服部治男)
事務局に対し、細部説明を求めます。
事務局。
(事務局長(林善彦)議案第11号の細部説明をする。)
- 議長(服部治男)
提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
ただいま上程されました議案第11号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号について、質問をいたします。
先ほどの御説明の中の、高規格救急自動車、これが国庫支出金が、事業が採択されなかったということなんですが、不採択理由、これは何を基準にどういうふうにされているのかというのが、1点お伺いしたいのと、平成25年度は、高規格救急自動車は、甲賀分署へ配置の予定だったと思うんですが、来年に回るとなりますと、はしご付消防自動車、湖南中央消防署へ1台、計画では持っておられますね。その関係、このはしご付につきましては国庫支出金は付かないということで、27年度の化学消防車の、これも湖南中央消防署につきましては5千万円が計上され、地方債でほとんどいくと。
この国庫支出金の該当車両と、この採択基準と、来年度は確実に付くのかどうか、国が決めることだからわからない、そのとおりだと思うんですけれど、どういう基準でされているのか、例えば現在この人口の、管内人口、ここが抱えている湖南市と甲賀市の人口を基礎にして、現在この運行距離がこれだけだと、その中で現行車両と勘案して採択をするかしないのか、国が予算を付けるのでその内容については一切わからないのか、来年度に付く保証はあるのか。また国に対してどういうことを申し入れていかなければならないのかという点についてもお聞かせ願いたいと思います。
今後、我々の国が決めることですから、国に対してものを言わなければならないときがあれば、意見書等も含めて出していかなければならないと思いますので、この採択基準と今のこの問題点があれば。当初は予算で付けて採択されるものということで、処理されてきたわけですから、その点についてお聞かせ願いたいと思います。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
ただいまの採択の件でありますけども、不採択を受けまして、また2次の要望がございましたので申請をいたしました。結果はまた不採択となったわけでございます。
不採択理由を県を通して、また国のほうに確認をいたしましたが、理由については明確には示されておりません。次年度には確実にこの車両を導入するという方向で予算立てをさせていただきたいと考えております。以上でございます。 - 議長(服部治男)
ほかに質疑はありませんか。
安井議員。 - 2番(安井直明)
国、県、明確でないということなんですが、これは文書で質問されているんですか。文書回答。今回、何月何日付で国の支出金ですか、支出金については不採択となりました。ついては、不採択の理由について、なぜ不採択になったのか、その理由を文書でお教え願いたいと思います。今後の参考、また予算取りについても、これこれしたいという文書回答をきちっとされているのかどうか。その上でも不明確なのか。そんなことであれば、また国会で私ども日本共産党の議員にちょっとやってもらわないといけませんから。だから、いや、もう、今年は不採択になったと、だから来年は予算取りに努力されると言われますが、その保障はないわけですね。
それで、なぜ不採択になったのか。許可もそうですけれど、それはそれなりの理由があると思うんですけど。管理者、何かおっしゃりたそうですので、ぜひ、もしも管理者からあれば。それでまた、管理者として、こういう、ここには私が持っておりますのは、消防力の整備計画第1次改訂版ということで、これも直していただいて、いいのができました。直っております。そこで消防車両の更新計画というのは、これずっと、立てられていまして、この計画は平成24年度から平成28年度で、それぞれ国庫でもらうのは25年度と今28年度ということなんですが、先ほどの答弁の中でもう少し漏れておりますのは、国庫支出金が付くのと付かないのとは、どういう差があるのか。なぜ、起債にしなければならないのか。何の車両については国庫支出金が出るようになっているのか。その点のこの計画との関連でも、今の不採択というのは、聞き捨てならないと私は思っているわけです。
そんなことであれば、何ぼ計画を、いい計画を立てても。国が明確なそういう基準があって、全国的にこういう基準で不採択にしているんですと。要望はたくさんあります。全てを聞くわけにはいきません。それも理由だと思うんです。その中でそういう基準があるのかないのか。
もしもこれ、どういう不採択を聞かれたのかわかりませんが、電話やらそんなもので口頭で言っているというのは、私は納得いきませんし、管理者として必要な部分については、なぜ不採択になったのか理由を明確にされたいということで、文書でもってその不採択理由をしっかりつかむ必要があると思うんですが、この点は管理者にもお聞きしたいと思います。 - 議長(服部治男)
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
ただいまの議員の御質問にお答えをいたしたいと思います。私は逐次消防庁から報告を受けてきまして、当初予算に計上させていただきましたとおり、1次で採択されるものという思いの中で取り組んでおりましたが、東日本大震災の復興に伴いますところの消防緊急車両のいわゆる東北への支援ということから、第1次は無理だということの報告を受け、第2次補正に何とかという思いでその旨を消防庁に伝えさせていただきましたところでございます。
最終的には総務省のほうまで上げさせていただきましたが、これも却下をされたということでございますので、来年度に向けまして全力を尽くしながら総務省関係に要請をしていきたいと思っておりますが、なぜ、今回不採択になったかという理由につきましては、明確なお答えはいただいておりませんので、私のほうからはお答えをするすべがございませんので、御了解をいただきたいと思います。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
国庫支出金の件につきましては、当組合消防本部緊急消防援助隊に登録している車両が4隊ございます。この車両の更新につきましては、緊急消防援助隊国庫支出金の対象となっているわけでございます。今回の救急車につきましても、その車両ということで、更新年限を迎えておりますことから、申請をしてきたところでございます。以上でございます。 - 議長(服部治男)
ほか、質疑はございませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
質疑なしと認め質疑を終了いたします。それではただいまの件につきまして、質疑は終了いたしました。
それでは討論に入りたいと思います。討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
- 議長(服部治男)
討論なしと認め、討論を終わります。
これより、議案第11号についての件を採決いたします。本案は原案のとおり決定することに賛成の方の挙手をお願いします。
(挙手全員)
- 議長(服部治男)
挙手全員でございます。
したがって議案第11号、平成25年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号の件は原案のとおり可決されました。 - 議長(服部治男)
日程第6、一般質問を行います。
質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。まず7番、立入善治君。
立入議員。 - 7番(立入善治)
それでは一般質問を行いたいと思います。救急出動がこの10年間で見ますと、平成13年度で3,766件、平成14年度には4千件台を超えているわけです。そして平成23年度には過去最大の5,351件、このように整備計画の中でも報告されています。
緊急の出動の搬送内容については、急病が62%を占めているとされています。しかも将来需要の予測については増加をする、救急業務の高度化への期待が一層高まるものと考える、このように規定されているわけです。配備されました高規格の救急自動車、こういう点からもこの業務の内容が非常に重要であることが伺えると思うんです。
その中で、救急救命士の役割について伺いたいと思うんですが、この役割について、今後非常に重要である。計画では毎年2名の養成とありますが、患者移送の際に女性の救命士がおられることが、いわゆる利用者、患者さんの安心感を与え動揺を和らげる、こういうことが多々あることも聞いております。そこで伺いますが、今後、この救命士の配備について、女性の救急救命士の養成等についてはどのように考えておられるのか、まず伺いたいと思います。
2点目ですが、現状の救急業務については、メディカルコントロール体制下において、高度化への対応、こうされています。したがって、高規格の救急車についてもそのことから配備されているものと思うんですが、この救命士の方が、患者さんに対して行える医療行為、この医療行為の現状についてまず伺いたいと思うんです。救命士の方は、どの程度までの医療行為が許されているのか、具体的にお答え願いたいと思うんです。
聞きますと、中でも、現在、血糖測定値、これについては救命士の方は行えないと聞いています。つまり、利用される患者さんの本人、もしくは御家族の方というようにも聞いていたんですが、いわゆる緊急性の高い状況の中で、こういうことがなぜできないのか。また、これに対してどのように考えておられるのか。つまり救急車の中での早期治療という点で、命を守っていくということにもなりかねないと思うんですが、この考え方について伺いたいと思います。以上、2点について、よろしくお願いします。 - 議長(服部治男)
立入議員の質問に対し、答弁を求めます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
ただいまの立入議員の一般質問にお答えをいたしたいと思います。1番目の女性救命士の養成についてでありますが、現在、甲賀消防におきまして、救急救命士の資格を有する職員は全員で34名でありまして、そのうち、女性職員は1名であります。
そのような中、救急救命士の養成につきましては、男女の区別なく救急車乗務経験を積んだ後に、指定された研修所で必要な課程を修了し、国家試験を受験する内部養成、ならびに民間の養成施設での教育課程を修了した有資格者を新規採用することで対応しているところであります。
今後におきましても、女性職員の救命士に向けましての機会の提供を図ってまいりたいと考えておりますが、議員の御指摘のとおり、緊急患者に対しまして、医薬的な処置等に対しまして、男性救命士と特に優れているとは一概に申し上げかねる場合もあろうかと存じております。
ゆえに2番の、救命士の医療行為の範囲につきましてでありますが、救急救命士につきましては、救急救命士法に基づき、救急救命処置を行うことができるとされております。しかし、その内容につきましては、医師の包括的な指示のもとに行う応急処置および医師の具体的な指示のもとに行う特定行為があり、この特定行為は、食道閉鎖式エアウェイ等による気道の確保および静脈路確保のための輸液、そして、認定救命士が行うことのできる気管挿管およびアドレナリンを用いた薬剤投与を行うことができるとされております。
また、平成21年3月より、アナフラキシーショックにより命が危険な状態にある傷病者に対し、自己注射が可能なエピネフリンを処方されている者であった場合は、救急救命士が当該エピネフリンを投与することが可能であります。
次に3番目の血糖測定についてでありますが、現在、血糖測定につきましては、救急救命士が行うことのできる処置範囲には含まれておりませんが、国において、救急救命士による血糖測定と、低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与および心肺機能停止前の静脈路確保に関しての安全性の確保等、運用の実効性を検証するための実証研究が行われたところであります。このことから、救急救命士による血糖測定につきましては、新たに救命処置の追加に向けた取り組みがされているところであります。以上、答弁とさせていただきます。 - 議長(服部治男)
立入議員。 - 7番(立入善治)
ありがとうございます。今、1問目のいわゆる女性救命士の養成については、区別なく、いわゆる女性が特に優れているということもないという御判断だったと思うんですが、これは昨今、今おっしゃいましたように、この甲賀消防の中で1名の女性救命士がおられますが、湖南市のまちづくり協議会の中で、この方を迎えてのいわゆる講演会があったんです。この中で、この方も発言されていたんですが、言われましたように、いわゆる女性特有の、やはり、患者さんにとって女性がいていただくと非常に安心感を与えるという事例がかなりたくさんあるという報告もされています。
そういう点での、救命士の養成、いわゆる、建物、消防署自体にそういう女性がきちっと配置されるような部分が完全にはされていない。例えば湖南中央消防署でもそうですが、ということも含めて、今後の課題としてきちっと、具体的に女性の隊員の強化というのをぜひお願いしたいと思うんです。この点について、もう少し突っ込んで、御回答を願いたいと思うんです。
それともう一つは、今言いました医療行為の件ですが、血糖測定値について協議をしていく、取り組んでおられるということですが、具体的に、ではこれは国に対して言うということになると思うんですが、例えば文書で、あるいは意見書として、あるいは声として、どういう要望を具体的に、この消防、甲賀の行政組合としてされているのか、あれば、その2点についてもう一度お願いします。 - 議長(服部治男)
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
再質問にお答えをいたしたいと思います。1点目に、女性救命士が安心感を与えているということにつきましては、議員御指摘のとおりかと思いますが、当消防署管内におきましても、以前に二、三名の女性救命士がおりましたが、やむを得ず移籍やあるいは退職された経緯のある中で、現在1名を確保するというところでございますが、今後の採用等におきましては、有資格者を含めた中で、女性救命隊員の養成確保に努めさせていただきたいと思います。
2点目につきましては、消防長がお答えをさせていただきます。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
2点目についてでございます。低血糖に係るブドウ糖の投与に関しましては、現在厚生労働省の所轄として、救急救命士の業務のあり方検討会というのが開かれております。その結果報告書がこの8月に発表されまして、ただいま申し上げました処置内容を、救命士の処置に加えることが適当であるということで、報告をされているところでもございます。
実証の研究につきましては、平成24年の7月から25年の1月まで行われました。滋賀県においては、湖北消防がその担当として実証研究をしたところでございます。
ただし、これが実際にいつから施行かということにつきましては、これからの隊員の教育の内容、あるいは医師の指示体制、こういったことをもう少し進める必要があるということで、今のところ具体的な施行日については発表はされておりません。以上でございます。 - 議長(服部治男)
これをもって、立入善治議員の一般質問を終了いたします。
続いて2番、安井直明君。 - 2番(安井直明)
それでは日本共産党の安井です。一般質問に入ります前に、県内を襲ったこの台風18号ですが、数十年に一度の大雨による甚大な被害を、甲賀市、湖南市にもたらしました。湖南市のホームページも見せていただきましたが、河川の氾濫で、道路の通行止めがたくさんなされていました。中でも大戸川流域を中心に信楽町や土山町など、甲賀市では床上浸水76戸、床下浸水は159戸を上回ると集計されています。交通網では、御承知のように、水口町の杣川にかかる鉄橋が崩落した信楽高原鉄道は、甚大な被害です。
私は9月16日の早朝より土山町内の床下浸水など、状況把握にまいりました。特に国道1号下り車線、ここには土砂が流出しまして、鈴鹿峠が通行止めになったということから、田村神社から白川橋まで国道を大型トラックが並ぶ。
その間に工事現場に行かなければならない車両が通行止めとなっている。こういう状況もつぶさに見てまいりました。
また、9月20日には、山下参議院議員を迎えて、この杣川の高原鉄道、鉄橋の崩落現場、さらに信楽町長野、信楽川の歩道が崩れている現場等を視察いたしました。その後、甲賀市長とも懇談をさせていただいて、市長から国に対する要望等もお聞かせ願ったところであります。
災害に遭われた市民の皆さん、お見舞いを申し上げますとともに、必死になって頑張っておられる消防隊員の皆さん、さらに広域行政組合や市職員の皆さん、地域の役員の皆さんに、改めて敬意を表します。
災害を完全に予知することはできません。しかし、対策を講じ、被害を減らすことはできます。震災防災に強いまちづくりと道路河川の日常管理の大切さ、これを痛感したところであります。同時に今なお続く東日本大震災で被災されている方が多くおられる中、被災者を支援し、復旧と復興を進める政府の責任は重大です。災害に強い国づくり、まちづくりと合わせて、原発からの撤退と自然エネルギーへの転換が求められているところであります。
私ども本議会は、任期最後の議会になります。今回最後になりますが、この間、私の率直な感想は、多くの皆さんの願いをこの議会に届けてまいりました。また行政についても必要な部分は私は精いっぱい行政の文章、数字についてもチェックさせていただいて、市民の代表としてチェック役を果たしてきたつもりです。
今後、行政組合議会は、この議会のありよう、全協もありません。しかも提案説明の後、動議を出さなければすぐさま質疑、討論。私はこういう議会で果たしていいのかということを再三申し上げてきましたが、残念ながら服部議長はそのことを一回も取り上げていただきませんでした。これは私の認識です。
ですから、次の新しい議会では、初めの議員の自己紹介も含めて、もっと開かれた議員同士の交流も、もっともっとできる、また全協でいろいろなこともできる。決算委員会は日程も今日1日、私は賛成しましたけれども、果たしてこれでいいのか。予算も果たして1日の会期でいいのかどうかについても、議運がありませんので意見は言えませんが、そういうことをぜひ検討し、より開かれた議会、より活発な議会になるように申し添えて、質問に入ります。
それでは、通告に基づき、大きく3点を質問いたします。まず第1は、より開かれた甲賀広域行政組合にするためにも、インターネットホームページの充実であります。インターネットホームページを見させていただきますと、お知らせ等が載っております。限られた人数の中で努力され、最新の情報を提供されているというふうに、私は思っております。
しかし、今この行政組合が占める位置は、安心安全のまちづくりのためにもますます重要となっております。より開かれた行政組合にするために、インターネットホームページに組合議会のツールがあります。開いてみますと、何が書かれているのでしょうか。湖南市と甲賀市でそれぞれ5人ずつが代表として議会が開かれております、ということを書いております。しかし、議員名簿もありません。しかも、この議事録につきましても、お知らせの中にあるんです。ですから、ずっと手繰っていきますと会議録に到達いたしますが、この会議録もやはりこの議会の中に入れていただく。そういうことを抜本的に改める必要があると思うんです。
市民にわかりやすく、もっとごみの問題やし尿の問題、消防の問題が、インターネットからスムーズに入れて、またそれを代表する議員が何を議会で議論しているのか、そういうことがわかるように、抜本的に改善する必要があると考えます。職員さんの努力だけでは私は限界があると思うんです。限られた職員の方が精通されているとは思いますが、やはり、もっと業者委託も、これこそ業者委託も含めて、ノウハウを持っている業者に充実したホームページにしていただくということに対して、どのようにお考えか質問をいたします。
次に、議会会議録をより正確にする必要があるという観点から、質問をいたします。会議録署名議員は、もちろん議員がしているのは十分承知であります。私自身もこれは大いに反省すべき問題を残しております。ここに私自身の反省として、皆さんにもお謝りしたいと思います。この中に議会会議録はより正確であるという点は言うまでもありません。以前は行政側の発言、これについて議員の発言にも、今はこういう立派なマイクを備えていただいておりますし、あそこには、残時間も出るようになりました。以前はこれがありませんでした。
議事録をめくってみますと、例えば事務局長の発言もこの黒丸印であります。行政が自ら発言をしているのに、黒丸とは何か。議員の発言にも黒丸があります。これは意図的に黒丸にしているのではないんです。そんなこの会議録を、歴代の議員が署名していたというのも私は問題であると思っておりました。
ですから、今はいい会議録にその部分は改善されました。指摘してすぐにこういうマイクも予算でつけていただいて、今は皆さん聞き取れるようになったと思います。
この議会で、改善する問題点も指摘し、よくなりましたが、今日ではよくなり過ぎたかどうかは知りませんが、議員の発言の中で、挙手をしていないものまで全て記録がなされております。それちょっと、違うやろ、こうふうに私が自席で座って議長の許可を得ないで発言したものも載っております。そこまで会議録は本来記載すべきものであるのでしょうか。この議員の発言の中で挙手をしていないものまで全て記録がなされているというところに、私は問題があるというふうに思います。
そこで、会議録の記載事項について、本来は何を記載すべきことなのか。これらは事務局で精査をして、まず作られるのは事務局です。先ほども私が反省したというのは、署名議員の部分です。私がこの部分で署名している箇所があるかもわかりません。そういう点では私自身ももちろん反省なんですが、今後本来どうあるべきなのかという点で見直す考えがあるのかどうか。
さらに私、ここの事務局職員さんは、限られた人数の中で議会も抱えられている。日常業務もこなしていかなければならない。もちろん現場をたくさん抱えた中でのその事務処理に追われているのも十分承知です。市は、湖南市も甲賀市も、御承知のように議会事務局があります。それなりの体制はできております。しかし、ここの職員さんは、そういう機会といいますか、体制もありませんし、研修の機会はどうかわかりませんが、市職員同様、このような研修が必要と考えますが、その点はどうでしょうか。
さらに、会議録につきましては、最低でも、もちろんインターネットを見たらわかると言えばそれまでですが、最低でも議員には終わった後、配付する考えはないか。ペーパーレスということもありますけれども、やはり文書できちっと会議録を議員に渡していただくということはできないものか、お聞きいたします。
大きく3点目です。消防力整備基本計画第1次改訂版についてであります。この問題は何回もやってきておりまして、行政の方も、私の指摘、また他の議員の指摘も含めて改善が図られてきていまして、私自身は非常にうれしく思っております。
平成24年1月の甲賀広域行政組合消防本部は、平成24年度から、先ほど申しました28年度までの計画として、消防力整備基本計画第1次改訂版が平成24年12月に出されました。主な改訂は、甲賀広域行政組合消防本部消防受援計画の挿入がなされました。二つ目に、災害出動の状況の中に、原子力発電所事故災害対策が盛り込まれました。三つ目は、人員計画、組織、装備の中に、大規模災害に対する今後の対応も盛り込まれました。これらの点は指摘させていただいてきただけに、大いに評価するものであります。
一方、今まであった、例えば、国の定める消防力基準、これを削減されております。県下消防本部の状況、これも削減されています。この点は、甲賀広域消防の目指す基準、また、滋賀県下の中で、この甲賀広域行政組合の消防の状況、その位置、滋賀県下の中での位置が記されているということで、私は遅れた部分があれば、より努力をしてそれに近づく必要があります。また遅れていないとすれば、評価すべき点としてきちっと明記すべきだと思います。この計画自体は、市民の目線から見てどうなのかという点で、広く意見を聞くべきであるとも提言してまいりました。そこで質問をします。
大きく5点です。市民の声をどう反映するのかという点であります。本日、今日寄せていただきましたら、基本計画に寄せられた意見の結果という資料をいただきました。ここには8名の方が意見を述べられています。
4番の方は、物的の充実をできる限り図って住民を安心させてほしい。隊員の方々の数を増やしていただけたらと思います、ということで、充実を望んでおられます。そういう意見があるんですが、今後こういう、これは、組合ホームページに掲載するとともに、消防本部、各消防署および分署に資料を置き、意見を募集しましたとありますが、具体的にどのような方法でされたのか、お教え願いたいと思います。
また、今まで、先ほども言いましたが、国の定める消防力基準、県下の消防本部の状況、この現状把握と一応の基準がありましたが、増員計画の目標人数などは何を根拠にしているのか。地方自治体は、これを自主的にということで、副管理者、国の言いなりにならない、自主的に決めるんだということなんですが、そういう答弁はいただいております。しかし、一応、この基準というものは何においておられるのか、お聞きしたいと思います。また削減した理由についてもお聞かせ願いたいと思います。
4番目に、今後の検討課題として、組織体制の見直し案が出されております。また、数年の準備期間が必要とし、継続した検討を要すると記述があります。準備期間は具体的にいつごろからかかられるのか。これは案で示されておりますが、それぞれの市民にとっては、非常に関心の高いところだと思います。具体的に、いつからかかられるのか。また、今後この計画を見直す委員会の開催予定とは、また委員会とはどういうものを立ち上げられ、どのように開催されるのか、お聞かせ願いたいと思います。以上です。 - 議長(服部治男)
安井議員の質問に対し、当局の答弁を求めます。
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
それではただいまの安井議員の一般質問に対してお答えをいたしたいと思います。
まず、両市の被災の状況の応じた中での要望の結果を調査されたということでございますが、快い御返答を期待をいたしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。
1点目の、より開かれた甲賀広域行政組合にということでありますが、インターネットホームページについてであります。開かれた行政の実現のため、市民向けの広報誌を持たない本組合におきましては、ホームページは非常に重要な媒体であると認識をいたしております。
旧の甲賀郡の時代から、既に半世紀がたった中におきまして、行政組合とは今何であるのかということが、市民にもわかりにくいのが実態ではなかろうかという思いをいたしております。
行財政改革の中におきましても、情報通信技術の活用や、またホームページの充実整備などを重要課題としておりまして、市民に向け、よりわかりやすく、より利用しやすいホームページの刷新に向けて鋭意検討を進めさせていただきたいと思います。
会議録関係について、お答えをいたしたいと思います。これは議会に関する事務でありまして、会議録には、会議の内容をありのままに記載すべきであり、正規の発言のみならず、議事の運営に関する事実およびその模様を、なるべく詳細に記載すべきである、とされております。
また一方では、本組合の議会会議録規則には、会議録に記載する事項についての定めがあり、第72条第14号で、その他議長または議会において必要と認めた事項、となっております。議会におきまして、大変言いにくいことでございますが、行儀の悪い御発言につきましては、御質問につきましては、不規則発言として取り扱いをさせていただいておりまして、その都度議会において判断されるべきではないかと考えております。したがいまして、会議録に記載する内容につきましては、議員の仰せのように、今後ともさらなる精査が必要であると考えているところでございます。
また、議会の事務局職員の研修についてでありますが、御案内のように、少人数で対応をさせていただいておりまして、今後も引き続き議会の運営のあり方や、あるいは業務に必要な専門知識やスキルを取得し、実務執行能力の向上を図る必要があると考えております。
また会議録の議員の皆さん方への配付につきましては、現在も希望なさいました議員にお渡しをさせていただいておりますので、全員の皆さんに配付することも可能でございます。議員の御指摘に感謝をいたしたいと思います。
次に、消防力整備基本計画について、お答えをさせていただきたいと思います。1番目の市民の声の反映についてでありますが、消防力整備基本計画について、平成25年5月1日から7月31日までの間におきまして、当組合ホームページに掲載するとともに、消防本部、各消防署および各分署に資料を備えることにより、市民の皆さんの意見をお聞きいたしましたところであり、その結果につきましては、本日の資料としてお手元に配付をさせていただいておりますので御参照いただきたいと思います。
また、この意見を受けまして、消防力整備検討委員会におきまして、御審議をいただいた中で、その後に、市民の皆さんの声を第2次改訂版に反映させていただきたいと思っております。
次に、2番目の目標人員の根拠についてお答えをさせていただきます。消防力の基準に関しましては、国の定めるところの、消防力整備指針が目標とすべき消防力として示されているところでございます。このことから、国の示すところの指針をしっかりと尊重しつつ、消防体制の整備を図っていくよう検討をしてまいりたいと存じます。
3番目の、国の定める消防力基準および県下消防本部の状況を削除した理由についてでありますが、前回の3月定例会においても、同様にお答えをさせていただいておりますとおり、国の定める消防力基準におきましては、国の定めるところの消防力整備指針を尊重しながらも、地域の実情に即した整備として、平成28年度までを見据えた計画であることから、その必要性について検討した結果、削除に至ったものでございます。
また、県下消防本部の状況につきましては、当該整備計画の策定段階における資料としての性格を持つものでありますことから、その必要性について検討した結果、削除したものでございます。
次に4番目の、組織体制に係る準備期間についてでありますが、見直し案は、業務の集約による効率化を図るとともに、機動力を強化し、出動体制の高度化を目指すものであります。このような中で、市民の皆さんが消防に期待することにしっかりと取り組んでいかなければならないと考えます。このことから、実施に向けましての具体的な準備期間といたしましては、今後、消防力整備検討委員会におきまして、市民の皆さんからの意見の検証と、行政サービスに与える影響や他の課題について、十分な審議を踏まえて判断をしていきたいと存じております。
次に5点目の、消防力整備検討委員会の開催予定でございますが、今年度に入り、第1回検討委員会を4月に、また、第2回検討委員会を8月に開催いたしておりますが、今後につきましては、11月に検討委員会を開催し、第2次改訂に向けた審議をいただく予定といたしております。以上、答弁とさせていただきます。 - 議長(服部治男)
安井議員。 - 2番(安井直明)
ありがとうございます。2点だけ質問をしたいと思います。まず一点目ですが、この第2次改訂版についてさらに検討していくということを、今管理者のほうからおっしゃいましたが、その点で市民の意見もさらに聞いていこうということなんですが、具体的にどういうふうに市民の声を聞き取り、また第2次改訂版に載せていくということ、それはそれで大変大事なことだと思いますが、いつごろを目途にどういうふうにされるのか、一点お聞きしておきたいと思います。
それともう一点は、県の基準というのを削除した理由について、それは資料的なものなのでということでありました。県下の消防本部の状況というのについて、これは、ちょっと今私、今日持ってくるのを忘れたかもわかりません、走行距離、例えば湖南消防とか、大津消防とか、いろいろなところで出ておりました。
私はあの表を思い起こしますと、この甲賀広域行政組合のこの消防力というのは、滋賀県下の中の高い位置にないということが明らかになっているという資料だというふうに、私は個人的に読んでおりますが、今県下の中のこの甲賀広域行政組合の消防の状況は、どの位置になるというふうにお考えか、この2点についてお伺いをいたします。 - 議長(服部治男)
管理者。 - 管理者(中嶋武嗣)
安井議員の再質問にお答えをいたしたいと思います。第一点目の第2次改訂版に市民の意見を反映するかについて、お答えをいたしたいと思います。今、御指摘のように11月に改訂委員会の開催を予定いたしておりますし、既に市民の意見を頂戴いたしておりますが、意外と両市民の反応が少なかったかなというのが、意外な感じがいたします。そういう意味からも今後市民の意見を募るような方向で、検討を加えさせていただきたいと思います。
2点目以降につきましては消防長がお答えをいたします。以上であります。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
県下における甲賀消防の現状につきましては、現在資料を持ち合わせておりませんので、後日比較した表を提出させていただきたいと思います。以上でございます。 - 議長(服部治男)
安井議員。 - 2番(安井直明)
資料云々で、もちろん述べていただくのは結構ですが、資料は当初の計画の中に資料としてぴしっとあるわけです。ですから消防長はそのことを十分御承知だと私は思っております。細かい内容はいいですよ。ただし、そういう、例えば更新の距離数等々を比べたところで、やはりより距離数が少ない中で新しい車が来るというのは望ましいことだと思うんですが、その点でどの位置にあるというふうに思っておられますかということを聞いているんです。ですから数値を一々取り出して、こうこうということではなしに、総括として、あなた自身はこの甲賀広域消防はどの位置にあるというふうに考えておられるか、その部分で、高い位置にあるのか、真ん中ぐらいか、いや若干低い位置にあるのか、その点での感想でも結構です。 - 議長(服部治男)
消防長。 - 消防長(井原政美)
県下の各消防局、消防本部は七つございます。それぞれ組織形態が単独消防もございますし、また組合消防もございます。そしてまた、構成する市町の財政状況等も違ってまいりますので、これは一概に論ずることはできませんけども、甲賀消防の消防力整備指針から見た整備状況は、約52%であると記憶しております。以上です。 - 議長(服部治男)
これをもって安井直明議員の一般質問を終了いたします。以上で一般質問を終わります。 - 議長(服部治男)
これで、本日の日程は、全部終了いたしました。したがって、平成25年甲賀広域行政組合議会第2回定例会を閉会いたします。
(閉会 午前11時44分)