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平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会(3月30日)会議録

[2015年6月17日]

平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会(3月30日)会議録は、下記のとおりです。

平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会会議録

平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会は、平成27年3月30日 甲賀市水口町水口6218番地 甲賀広域行政組合庁舎に招集された。

1 応招議員

1番 橋本 恒典
2番 白坂 萬里子
3番 辻 重治
4番 竹若 茂國
5番 橋本 律子
6番 赤祖父 裕美
7番 加藤 貞一郎
8番 望月 卓
9番 松山 克子
10番 松原 栄樹

2 不応招議員

なし

3 出席議員

出席議員は、応招議員と同じ

4 欠席議員

なし

5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者

  • 管理者
     中嶋 武嗣
  • 副管理者
     谷畑 英吾
  • 監査委員
     山川 宏治
  • 参与
     上西 佐喜夫
  • 会計管理者
     山中 善明
  • 事務局長
     山田 剛士
  • 総務課長
     佐治 善弘
  • 衛生課長
     木村 尚之
  • 衛生課参事
     雲 好章
  • 消防長
     井原 政美
  • 消防次長
     荒川 庄三郎
  • 消防総務課長
     中嶋 甚吉郎

6 本会議の書記

吉治 和美
中溝 慶一

7 議事日程

  • 日程第1 
     会議録署名議員の指名について
  • 日程第2
     会期の決定について
  • 日程第3
     議案第1号 甲賀広域行政組合情報公開条例の一部を改正する条例の制定について
  • 日程第4
     議案第2号 甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について
  • 日程第5
     議案第3号 平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第4号)について
  • 日程第6
     議案第4号 平成27年度甲賀広域行政組合一般会計予算について
  • 日程第7
     議員派遣について
  • 日程第8
     一般質問について

8 会議事件

会議事件は、議事日程のとおりである。

9 会議の次第

(開会 午前8時58分)

  • 議長(辻重治) それでは、皆さん、おはようございます。
    案内しました時間よりよりちょっと早いですけれども、おそろいいただけましたので、ただいまから始めさせていただきたいと思います。
    今、そこの梅が満開でございまして、それを追いかけるように桜のつぼみがどんどん大きくなってまいりました。今年はお正月から大変寒い月日が続いておりましたけれども、ここに来てやっと春を感じるようになりました。今日はそんな中で、お忙しいところ、議会議員の皆様方には、何かと御多忙の中を組合議会に御出席いただきまして、誠にありがとうございます。
    それでは、ただいまから平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会を開催します。
    それでは、議会開会に先立ち、管理者から御挨拶をいただきます。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣) おはようございます。
    一昨日、昨日とまとまった雨を頂戴いたしまして、議長のお話にもございましたように、福岡、東京では、桜が満開との便りも聞かせていただいているところでございます。議員各位には、大変お忙しい中を第1回甲賀広域行政組合議会定例会を招集いたしましたところ、お集まりをいただきまして、大変ありがたく御礼申し上げるところでございます。
    さて、政府の経済対策や日銀の大幅な金融緩和によりまして、余剰金の資金が市場に大分投入されるというようなお話も聞かせていただいております。大手企業のベアや消費者物価指数、有効求人倍率など、各指標が上向き、低迷していた景気は改善傾向にあると言われておりますものの、何かしらマーケティングは見送られているような、そんな感もしないわけでもないわけであります。
    一方では、中東情勢に影響されまして、株価は、日経平均で先週末90円台の下げ幅を記録いたしております。原油に至りましては、1バレル50ドル前後を乱高下するという、非常に不安定な状況の中にある日本経済と言っても過言ではないかという思いをいたしております。
    さざ波がうねりとならないような確たる証拠を、保障なく税で賄われております本組合につきましても、やはり市民生活を支えていく使命をしっかりと果たしていかなければならないものと考えております。
    このような中におきまして、甲賀、湖南両市の3月定例議会が閉会をし、本組合の御負担を含む2市の平成27年度予算が決定をされました。これを受けまして、本組合におきましても平成27年度の当初予算案につきまして、御審議をいただくこととなっております。本組合に関しましては、従来より行財政改革基本方針および中長期財政計画に基づき精査を行いながら、経費削減を主眼に編成をしているところでございます。
    予算内容につきましては、後ほど説明をさせていただきますが、ここで、主要事業に向けました所信の一端を申し上げさせていただきたいと思います。
    まず、し尿処理施設におきましては、下水道の整備によりまして処理量が随分と減ってきましたことから、民間活力を導入して人員の削減を行うとともに、ごみ焼却施設を併用することで、し尿焼却設備を休止し、経費抑制につなげることとさせていただきたいと存じます。
    ごみ処理施設は、引き続き経年劣化による薬剤供給設備など、基幹設備の改修を行いますとともに、両市の関係課長の参画を願い、平成28年度から5箇年間にわたります財政計画を構築し、35年稼働を目標に施設の延命化を図ってまいる所存でございます。
    しかしながら、施設全体が稼働後20年以上経過をいたしておりますがゆえに、将来構想を段階的に構築していく時期にありますことからも、衛生センター施設整備検討委員会におきまして、平成27年度から基本的な方向づけを行う作業に入らせていただきたいと考える次第でございます。
    次に、消防関係におきましては、消防力整備基本計画に基づき車両の更新を行うとともに、平成28年度の指令台更新に向け、実施設計に着手をしようとしているところでございます。また、向こう5年間の車両等の資機材の整備に対し、財政面を含めた計画を提起していきたいと考えております。
    本日、本議会に提出いたしますのは、条例案件2件、平成26年度補正予算案件1件、平成27年度予算案件1件の合計4件でございます。
    どうかよろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願いを申し上げまして、開会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。
    どうぞよろしくお願いいたします。
  • 議長(辻重治)
    ありがとうございました。
    ただいまの出席議員は、10名です。
    これから、本日の会議を開きます。

(議会成立 午前9時03分)

  • 議長(辻重治)
    本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
  • 議長(辻重治)
    これから、諸般の報告をします。
    監査委員から定期監査および現金出納検査の結果について報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから御了承ください。
  • 議長(辻重治)
    日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
    会議録署名議員は、会議規則第74条の規定によって、5番、橋本律子君、6番、赤祖父裕美君を指名します。
  • 議長(辻重治)
    日程第2、会期の決定の件を議題とします。
    お諮りいたします。
    本定例会の会期は、本日1日限りとしたいと思います。
    御異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    異議なしと認めます。
    したがって、会期は本日1日限りと決定いたしました。
  • 議長(辻重治)
    日程第3、議案第1号、甲賀広域行政組合情報公開条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    議案第1号、甲賀広域行政組合情報公開条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由を申し上げます。
    本案は、昨年6月13日に独立行政法人通則法の一部を改正する法律が公布され、独立行政法人の分類が改められたことに伴い、引用する部分について、所要の改正を行おうとするものでございます。
    施行日につきましては法律の施行日に合わせて、本年4月1日から施行しようとするものでございます。
    よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    本案については質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    まず、原案に反対者の討論を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認めます。これで、討論を終わります。
    これより、議案第1号についての件を採決します。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    挙手全員です。
    したがって、議案第1号、甲賀広域行政組合情報公開条例の一部を改正する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第4、議案第2号、甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案の説明を願います。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、続きまして、ただいま上程させていただきました議案第2号、甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由を申し上げます。
    本案は、章の名称について字句の整理を行うとともに、防火対象物の使用開始の際の届け出た事項に変更が生じた場合、7日前までにその旨を届け出るよう、新たに規定を追加しようとするものでございます。施行日につきましては、公布の日から施行しようとするものであります。
    よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    本案については質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、これで討論を終わります。
    これより、議案第2号についての件を採決します。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手を願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    全員です。
    したがって、議案第2号、甲賀広域行政組合火災予防条例の一部を改正する条例の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第5、議案第3号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第4号)の件を議題とします。
    本案について、管理者からの提案説明を求めます。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、続きまして、議案第3号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第4号)について、その提案理由を申し上げます。
    本案は、年度末における最終の補正を行うものでございます。
    歳入の主な内容は、衛生関係では、し尿投入量、ごみ搬入量の実績を踏まえ、清掃手数料の補正措置を行うものでございます。消防関係では、緊急消防援助隊設備整備費補助事業に係る国庫支出金を事業費の確定により減額し、諸収入におきましては、車両関係保険金および弁償金を計上いたしました。
    また、両市からの負担金につきましては、2,149万4千円を減額補正するものでございます。
    次に、歳出の主な内容につきましては、衛生費では、公共下水道事業の進捗による、し尿投入量の減少からし尿汲み取り委託料を減額し、あわせて、し尿処理施設における乾燥焼却設備の休止などにより、燃料費、薬剤費を減額いたしました。また、搬入される可燃性ごみに混在し、焼却後に分別する鉄くず等処分としてリサイクル手数料を見込んでおりましたが、有価物として引き取りがなされ、未執行となったために減額をいたしました。消防費では、本部庁舎の清掃業務委託料、自動車リース料が確定したことに伴い、減額補正を行うものでございます。
    以上により、歳入歳出それぞれ1,494万6千円を減額し、歳入歳出の予算の総額をそれぞれ32億1,410万5千円とするものでございます。
    なお、細部につきましては事務局から説明いたしますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    事務局に対し、細部説明を求めます。

(事務局長(山田剛士)議案第3号の細部説明をする。)

  • 議長(辻重治)
    本案については質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、これで討論を終わります。
    これより、議案第3号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    挙手全員です。
    したがって、議案第3号、平成26年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第4号)の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    次に、日程第6、議案第4号、平成27年度甲賀広域行政組合一般会計予算の件を議題とします。
    本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、続きまして、議案第4号、平成27年度甲賀広域行政組合一般会計予算について、その提案理由を申し上げます。
    本組合では、長期的な視点で組合運営全般にわたる事業の見直し、検討を行い、構成市である甲賀市、湖南市の経費負担を可能な限り軽減できるよう経費削減に努めておりまして、平成27年度の予算編成につきましても、それを旨として本組合財政計画に基づき、必要な経費に絞り込んで編成したものでございます。
    歳入歳出予算の総額をそれぞれ33億4,079万5千円、前年度比1億2,200万6千円、率にいたしまして、3.79%の増額とするものでございます。
    歳入の主な内容につきましては、両市からの負担金として歳入合計額の83.25%に当たる27億8,118万7千円を計上いたしております。また、清掃手数料、消防手数料等を3億9,042万3千円見込んでおります。これらを財源とし歳出の主要な事業として、衛生関係では、ごみ処理施設に係る計画的な附帯設備改善、補修として薬剤供給設備改修工事に7,061万5千円を計上し、定期点検整備工事に2億3,408万円、そのほか補修工事として、3,534万9千円を計上させていただいたところでございます。
    また、し尿処理施設におきましては、民間への施設運転管理業務委託に係る経費2,754万円を計上いたしております。
    消防関係では、消防車両の整備として化学消防自動車、水槽付消防ポンプ自動車の更新に9,900万円を、また、28年度に更新の予定をいたしております消防通信指令台の更新に係る基本実施設計のため、800万円を計上いたしております。
    細部につきましては、事務局から説明いたしますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようにお願い申し上げます。
  • 議長(辻重治)
    事務局に対し、細部説明を求めます。

(事務局長(山田剛士)議案第4号の細部説明をする。)

  • 議長(辻重治)
    提案理由の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。
    質疑の通告がありますので、発言を許します。
    4番、竹若茂國君。
    ページやら言って、分かりやすく。
    竹若君。
  • 4番(竹若茂國)
    それでは、(聴取不能)
    まず、10ページ2款総務費ですけども、総務費、総務管理費、1目一般管理費、1節報酬の審議会委員の6万円でございます。これにつきまして、審議会委員の現在の役割と委員さんの構成、あるいは審議会でどういうような審議をいただく予定をしていただいているのか、その辺をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
    それから、あと12ページでございます。2款総務費、1項総務管理費、1目一般管理費、13節の委託料でございます。顧問弁護士の委託料64万8千円が上がっておりますが、これにつきまして、顧問弁護士がこれはどういう役割を果たしていただくのか、また、どういうことについて、弁護士の仕事をしていただこうとしていただいているのか、お聞きしたいと思います。
    それから、続きまして13ページでございます。2款総務費、2項徴税費、1目滞納整理費でございます。滞納整理費が1,879万6千円上がっておりますが、これはほとんど人件費と、あと事務費関係だと思いますが、滞納整理の現状と今後の見通しについて、どのように考えておられるか教えていただけたらありがたいと思います。
    それから、15ページでございます。15ページの3款衛生費、1項清掃費、1目清掃総務費、8節報償費の環境委員謝礼、18万円が上がっております。この環境委員の役割と構成と、その委員さんへの報告等があるようですが、その内容についてお聞かせいただきたいと思います。
    それから、続きまして18ページでございます。3款衛生費、1項清掃費、3目ごみ処理費、15節工事請負費の3億4,004万4千円でございますが、これにつきましては、当然、焼却炉等を直していこうとするとかなりの費用が要ります。そういう意味で、これは必要な費用として理解はしておりますけれども、最近は甲賀市、湖南市さんにおいても、今後の財政状況も踏まえて施設の老朽化がかなり深刻な状況になっていると。その中で財政的にも建設計画等もあわせて、計画に基づいて少しでも施設の延命を図っていく長寿命化計画を作っておられると思いますけれども、そういうようなものがあるのであれば教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
    それから、21ページでございます。4款消防費、1項消防費、1目常備消防費、19節の負担金補助および交付金、これについての学校関係の負担金412万4千円でございますが、これの学校関係でどういう内容のものの研修等をしていただいているのか、分かれば教えてください。
    それから続きまして、22ページから23ページでございます。4款の消防費、1項消防費、2目消防施設費、18節備品購入費ということでございますが、備品購入費が1億562万9千円上げていただいております。これについては、消防車両とか救急車両の購入ということだというふうにお聞きしておりますけれども、これにつきましては先ほども説明もございましたが、車両関係の計画的な今後の購入等がございましたら、教えていただきたいと思います。
    以上です。よろしくお願いいたします。
  • 議長(辻重治)
    以上7点の質疑に対する答弁を求めます。
    事務局。
  • 事務局長(山田剛士)
    ただいまの竹若議員からの御質問に対しまして、お答えを申し上げます。
    7点の御質問をいただきましたが、私の方からは総務関係についてお答えをさせていただきます。
    まず、審議会委員の6万円についてとして、予算書10ページの2款総務費、1節報酬の中で、情報公開・個人情報保護審議会委員の役割と、その委員の構成および審議の内容についてということでございますが、これにつきましては、情報公開請求に対する開示・非開示の決定について不服申し立てがあったときは、本組合情報公開審査会に諮問しなければならないとしております。その審査会の設置につきましては、本組合情報公開条例および個人情報保護条例に定めており、委員5人以内、任期2年とし、管理者が学識経験を有する者または管理者が適当と認める者を委嘱することとなっております。過去、不服の申し立てはありませんでしたので、審議としてはございませんが、毎年、年度末までにその年の請求状況を報告する場を持っております。
    続きまして、12ページの13節委託料、顧問弁護士委託についてということでございます。その役割とその内容についての御質問ですが、平成22年度までは個別の相談案件に対しましてスポットで相談をしておりましたが、平成23年度から顧問弁護士として年間委託契約を行うこととしております。主な相談内容につきましては、今申し上げました情報公開請求に対する開示・非開示の判断や、また、ごみ処分手数料の未納に対する訴訟相談など、組合業務全般に関わるさまざまな事案に対して、相談をさせていただいているところでございます。
    続きまして滞納整理費、13ページ、2項徴税費、1目滞納整理費関係に関する御質問ですが、税の徴収につきましては、甲賀市、湖南市において、収納課また滞納債権対策課を設置し、収納対策に取り組んでおられますが、両市の対応状況の中で、市税の滞納繰越になった一部を組合に移管されたものに対して徴収事務を行っております。毎年、出納閉鎖後に市から滞納者引き継ぎの事務処理を行い、継続者に新規滞納者を加え、8月ごろに移管されてまいります。その後、随時、組合のほうで納付指導を行って、徴収に努めている状況でございます。滞納整理費関係の負担金については、前々年度の徴収額引き継ぎ額により精算されることから、両市の施策により、負担割合にも差が生じる結果となっております。今後につきましても、市の判断により当組合に引き継がれる額、件数に対して、組合で持っております滞納管理システムを有効に活用しながら、鋭意徴収に努めてまいりたいと考えております。
    以上、私のほうからの答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    事務局。

  • 衛生課長(木村尚之)
    それでは、衛生費関係につきまして、衛生課のほうからお答えをさせていただきます。予算書15ページの清掃総務費、報償費の環境委員関係についてでございます。
    まず、環境委員会の構成につきましては、地元、水口町、甲南町の近隣6地区の区長様、自治会長様6名と、それぞれの地区から住民代表委員として1名を募集させていただいております。加えて、委員会の推薦する学識経験者1名と甲賀市、湖南市の生活環境課長様にも委員をお願いしており、15名以内の構成としております。環境委員の役割および報告内容についてでございますが、環境委員の役割につきましては、平成7年のごみ処理施設の操業開始に合わせて、地元近隣地域の方々に対し、施設の稼働状況等をお知らせする場として環境委員会を設置し、これまで毎年、年2回以上の会議を開催しているところでございます。
    主な報告内容につきましては、現状のし尿、ごみ各施設の運転稼働状況とあわせて、毎年実施しております施設周辺の環境測定結果や、各種法令に基づく測定結果について、御報告をさせていただいております。
    続きまして、予算書の18ページ、ごみ処理費の工事請負費に伴う長寿命化計画についてでございますが、平成22年度に実施しました施設の精密機能検査におきまして、長期35年稼働を想定した場合、主要な設備の更新計画を立案する時期に来ているとの報告を受けまして、各設備機器における過去の補修データを確認し、基幹設備の寿命予測などの作業を行いました。これをもとに、長期稼働を目標としまして、平成23年度および25年度に作成した5箇年財政計画の中で、改修経費を含めた計画を両市様のほうへ提示させていただいております。
    本格的な改修工事につきましては、平成24年度から実施しておりますが、平成27年度におきまして本年度実施の精密機能検査をもとに、新たな財政計画の中で見直しを行い、作成したいと考えております。資料につきましては、まとまった段階でお示しをしたいと考えておりますので、御了承願います。
    衛生課からは以上です。
  • 議長(辻重治)
    続いて事務局、どうぞ。
  • 消防長(井原政美)
    それでは、予算書21ページ、常備消防費負担金補助および交付金の学校関係の研修内容について、説明を申し上げます。
    消防職員を対象とした学校教育関係には、滋賀県の消防学校および消防大学校における教育訓練と、救急救命士の養成研修がございます。こうした中で、平成27年度に予定しておりますのは、滋賀県消防学校での教育訓練として、新規の職員に対して基礎的知識の技能を習得させる初任教育、これに7名。各業務における専門的知識および技能を習得させる専科教育、これは予防査察科、危険物科、救助科など10科目がございますが、これに合わせて37名の職員教育を予定しております。また、高度な知識と技術を総合的に習得させます消防大学校におきます教育訓練に2名を入校させる予定としております。
    次に、救急救命士の養成研修につきまして、新たな救命士の養成に向け、職員1名を京都研修所に、また、日常の救急業務を指導する指導救命士の養成として、救命士1名を救急救命研修所に入所させる予定としております。
    続きまして22ページの備品購入費、消防車両、救急車両等の更新計画ならびにそれに係ります資料についてでございます。消防車両、救急車両等の更新につきましては、平成24年度から平成28年度までの5箇年を計画期間とした消防力整備基本計画による更新計画に基づき行っております。また、これに係ります資料として、本日提出させていただいておりますのが、消防力整備基本計画における消防車両更新計画に関する部分を抜粋したものでございます。したがいまして、平成27年度におきましては、湖南中央消防署の化学消防車および土山分署の水槽付消防ポンプ車を更新しようとするものでございます。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    4番、竹若君。
  • 4番(竹若茂國)
    まず、13ページの滞納整理のことについてでございますが、この説明資料の13ページに行っていただいて、それぞれの湖南市と甲賀市の滞納額がかなり大きく違っていたというふうに思っているので、その額等をもう一度教えていただきたいのと、なぜ、それだけ違うのか、もう1回確認をお願いします。
  • 議長(辻重治)
    事務局。
  • 総務課長(佐治善弘)
    それでは今の質問ですけれども、滞納額というか、組合への引き継ぎ額ということで述べさせていただきます。
    引き継ぎ額は、平成25年度甲賀市におかれましては293万1,461円、湖南市におかれましては2億3,058万4,038円です。これは平成25年度です。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    4番、竹若君。
  • 4番(竹若茂國)
    単純に考えて、この引き継ぎ額というのは、これをそれぞれの市から組合のほうに受けていただいて滞納整理で動いていただくと、そういうことでございますよね。それで、集めていただくということですね。
    で、この額があまりにも違い過ぎるので、ちょっとびっくりするんですけれど、甲賀市の場合は300万足らず、一方、湖南市は2億円を超えるということになっています。これは、私の想像ですが、甲賀市はかなりのところまで自分のところの市で精査をして、どうしてもなかなか集まりにくい部分についてだけ、広域行政に送っていただいていると思うんです。
    ところが、湖南市の場合はかなり額が多いので、この辺の額が多いのはなぜこんなに多いのか。ちょっと、その辺が分かれば教えてください。
  • 議長(辻重治)
    事務局員。
  • 総務課長(佐治善弘)
    特にこの辺につきましては渡される額を引き継ぐという形で、その理由というのは特に細かくは聞いておりません。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    4番、竹若君。
  • 4番(竹若茂國)
    もう一度すいません。それでは、これだけ額が違うと、集める能率といいますか、率的にもかなり違ってくるんではないかなと思いますが、最終、集めていただいている最近の甲賀市と湖南市の、それぞれの引き継いでいただいている額に対する収納の額と率を教えていただけたらありがたいです。
  • 議長(辻重治)
    事務局員。
  • 総務課長(佐治善弘)
    収納額の総額は、平成25年11月現在では、甲賀市につきましては249万7,150円、湖南市におきましては3,453万3,404円、率につきましては甲賀市が74.92%、湖南市におきましては12.54%になります。
    以上です。
  • 議長(辻重治)
    それでは、これで竹若茂國君の質疑を終わります。
    ほかに質疑はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    質疑なしと認め、質疑を終わります。
    続いて、これから討論を行います。
    まず、原案に反対者の発言を許します。
    討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    討論なしと認め、討論を終わります。
    これより、議案第4号についての件を採決いたします。
    本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。

(挙手全員)

  • 議長(辻重治)
    挙手全員であります。
    したがって、議案第4号、平成27年度甲賀広域行政組合一般会計予算の件は、原案のとおり可決されました。
  • 議長(辻重治)
    日程第7、議員派遣の件を議題とします。
    お諮りします。
    本案については、会議規則第97条の規定により、お手元に配付した文書のとおり、議員を派遣したいと思います。
    これに御異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    異議なしと認めます。
    したがって、そのように決定しました。
    お諮りします。
    ただいま決定されました議員派遣の内容について、今後、変更を要するときは、その決定について議長に一任されたいと思います。
    これに御異議ありませんか。

(「異議なし」の声あり)

  • 議長(辻重治)
    異議なしと認めます。
    したがって、そのように決定します。
  • 議長(辻重治)
    日程第8、一般質問を行います。
    6番、赤祖父裕美君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    議長のお許しが出ましたので、私の一般質問をさせていただきます。
    近年、異常気象も加わって、急な大雨、それに伴う土砂崩れなど、各地に大きな被害をもたらしています。また東日本大震災から約2年、滋賀県でも琵琶湖西岸断層帯等による地震や、それに伴う火災についてなど被害想定を広域行政でもしっかりと打ち出し、地震・防災対策も進めていかなくてはなりません。歴史は繰り返され、自然災害は必ず起きるのだという意識を市民の皆さんに持っていただくことが重要で、できることから各自で対策をとってもらうことの啓発、見識を深めていくことは大変重要なことと考えます。
    湖南市では、平成26年2月、湖南市地域防災計画を見直しました。そして、現在43自治区にふるさと防災チームを立ち上げ、防災組織を作ろうとしております。また、おおむね小学校区の広域な視点から7つのまちづくり協議会でも行政と協力し合いながら、防災ウォークや図上訓練、先進地研修など役員の皆さんを中心にできるだけ多くの市民にどうしたら啓発できるだろうかといったことを模索しながら、積極的に地域防災に力を入れていただいています。
    そこで、お尋ねをいたします。1つ目、甲賀広域行政組合消防と、ふるさと防災チーム、またまちづくり協議会の防災の取り組みとの関わりについて。2つ目、甲賀広域組合消防と湖南市消防団との連携について。そして3つ目、近年に見られる大雨などの風水害の際、どのような指令がどのように伝達されて支援をしていただけるのか。そして、最後に4つ目、高浜原発3・4号機が、もしも再稼働したならば、原発事故に対する甲賀広域消防団の体制、災害対策についてもお聞きしたいと思います。
    それでは、よろしくお願いをいたします。
  • 議長(辻重治)
    質問に対する答弁を求めます。
    管理者、中嶋市長。
  • 管理者(中嶋武嗣)
    それでは、ただいま、赤祖父議員の4点にわたる御質問をいただきました。私よりお答えをいたします。
    甲賀市、湖南市により構成されている甲賀広域行政組合常備消防の湖南市との関わり、関係連携につきましての対応の内容でありますことから、管理者の立場からお答えするには至りませんことから、申しわけありませんが、事務局からお答えをさせていただきますので、議員が直接、御確認いただければ幸いと存じ上げます。
    次に、原発事故への備えについてお答えをいたします。両市では、災害対策基本法および原子力災害対策特別措置法に基づき、基本的な事項が定められております。これに基づき、適切な対応を図ることといたしております。当消防本部といたしましては、構成する市やあるいは県、医療関係機関との連携に対応していくことと相なるところでございます。
    以上、私からの答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    事務局員。
  • 消防長(井原政美)
    それでは、赤祖父議員の質問にお答えをいたします。
    まず、湖南市において組織をされておりますふるさと防災チームおよびまちづくり協議会との関わりについてでございますが、災害時においては、自主防災活動が効果的かつ組織的に行われるためには、平常時から防災関係機関との連携強化と災害を想定した各種訓練を積み重ねておくことが重要であると考えております。したがいまして、消防署ではふるさと防災チームや、まちづくり協議会を対象とした普通救命講習あるいは応急手当講習を実施しているほか、ふるさと防災チームが参加する防災訓練などを行っております。
    2番目の甲賀広域行政組合消防と湖南市消防団との連携についてでございます。火災その他の災害時の消防活動を迅速かつ効果的に行うためには、常備消防と消防団との連携による一体的な活動が重要になってまいります。こうしたことから、消防本部におきましては災害現場での情報の共有と、災害の防御について、連携強化することによって被害の軽減に努めております。また、消防団員に対する訓練指導として、消防操法訓練大会に出場する操法指導をはじめ、消防団との合同訓練を実施しているほか、火災予防運動期間中における啓発活動等も緊密な連携のもとに対応をしております。
    次に、3番目の大雨など風水害時の指令伝達と支援についてでございます。気象状況等により災害が発生し、また発生のおそれがある場合は、消防機関や防災関係機関に寄せられます災害通報や防災気象情報等は、速やかに構成市、消防団および県など関係機関との情報の共有と調整を行いまして、注意喚起や予防行動を求める情報として、また、避難勧告や避難所開設等に関する情報として市民の皆さんに伝達をされております。
    次に、支援につきましては、市の地域防災計画に基づき、防災関係機関との連携により、消防隊員の効率的運用等を図って、市民の安全確保に向けた消防活動および水防活動を行うこととしております。
    以上、答弁とさせていただきます。
  • 議長(辻重治)
    6番、赤祖父君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    再質問をさせていただきます。
    この「甲賀消防」という冊子も見せていただきまして、甲賀広域行政組合消防本部の重要目標の中に、地域防災の向上に向けての取り組みの強化ということが挙げられていました。市民の皆さんからすれば、湖南市消防団も、また甲賀広域の消防団も服の色は違いますけども、あまり区別がつかず、同じ消防団だと思っておられる市民もおられるようでございます。また、甲賀広域の消防団が、普段どんな活動をしていただいているのか、先ほどホームページの更新ということも予算に上げられているようでございますけれども、知らない市民も多いのではないかと思います。
    先日、私の地域の石部南まちづくり協議会の防災研修会に湖南石部分署の消防職員が一緒に参加をされ、そして、そのバスの中で、甲賀消防のパンフレットを出し、取り組みの紹介をされました。とてもいい機会であったと私は思いました。市民の方と話すことで親しくなり、顔が見える関係ができ、そして、まちづくり協議会の役員さんともまた顔見知りになって、地域を守る同じ目的を持つ仲間意識が生まれた気がいたしました。
    地域防災の向上に向けての取り組み、評価ということが、こちらのほうの重点項目に挙げられていますが、そちらの方の見解を少しお伺いしたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    事務局員。
  • 消防長(井原政美)
    消防機関と消防団あるいは自主防災組織との連携は通常において、非常に大切であると考えています。したがいまして、それらの訓練指導あるいは防火啓発につきましては、年間計画に基づき実施をいたしております。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    6番、赤祖父君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    ありがとうございます。それとまた、この重点項目の中には、災害発生時のときにおける消防団等の情報共有の連携の強化ということも、うたわれているところでございます。指示系統の一本化は大変重要なことだと考えます。
    また、消防団の無線のデジタル化に向けても取り組みがなされるということで、やはり正確で迅速に情報が伝わっていく。そして、また防災無線が聞こえるかどうか、そういったことのチェックも、今、しっかりしていただいていると思いますけども、やはり人命が失われることのないように、有事の際には十分な備えをしていただきたいと思います。伝達に対しましての、何かこのようなことを今評価している、また新しい取り組みについて、また今後どのように思っておられるかということを、最後にお聞きして終わりたいと思います。
  • 議長(辻重治)
    事務局員。
  • 消防長(井原政美)
    非常災害発生時におきまして、通常災害もそうでありますけれども、消防機関にその通報があった場合は、消防団に消防本部のほうからメール通信で配信をいたしております。また、ただいまおっしゃっていただきましたデジタル化は秘匿性が高く、かつ非常に連携の効果が期待をされる設備でございます。それらを有効に活用しまして、緊密な連携を図ってまいりたいと考えております。
    以上でございます。
  • 議長(辻重治)
    6番、赤祖父君。
  • 6番(赤祖父裕美)
    いつ何どき起こるか分からない有事のことですので、しっかりとそれぞれの消防団、顔の見える関係で地域にも地元で、しっかり皆さん、頑張っておられる方々もおられますので、手を組んで頑張っていきたいと思います。これで終わります。
  • 議長(辻重治)
    以上で、一般質問を終わります。
  • 議長(辻重治)
    これで、本日の日程は全部終了しました。
    したがって、平成27年第1回甲賀広域行政組合議会定例会を閉会します。

 (閉会 午前10時11分)

 

 

 


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