令和2年度 財政援助団体等監査(幼少年女性防火委員会・救急業務高度化運営協議会)の公表
[2020年12月25日]
このことについて、地方自治法第199条第7項の規定により実施した財政援助団体等監査結果を、同条第9項の規定により、下記のとおり公表します。
なお、本監査は、甲賀広域行政組合監査基準に準拠しています。
令和2年11月20日
甲賀広域行政組合監査委員 山川 宏治
甲賀広域行政組合監査委員 山中 修平
・甲賀地域救急業務高度化運営協議会
・甲賀広域幼少年女性防火委員会
補助金、交付金、負担金等の財政的援助を与えている団体の当該財政的援助等に係る出納その他の事務の執行が当該財政的援助等の目的に沿って行われているかを主眼として監査するものです。
令和2年10月20日(火)
補助金交付団体である甲賀地域救急業務高度化運営協議会及び甲賀広域幼少年女性防火委員会に対し資料の提出と説明を求め、その資料を基に関係書類を審査するとともに、その他の事務の執行が当該財政的援助等の目的に沿って行われているかを監査しました。
上記により監査した限りにおいて、監査の対象となった財政援助団体について、その事務の執行、補助事業等の成果がその目的に沿って行われているかの観点から、特に指摘すべき事項は見受けられず、適正に執行されていました。
財政支援団体である甲賀地域救急高度化運営協議会について、救急要請の増加と、高齢化の進展、疾病構造の多様化による病院前救護の充実といった社会要請に基づき設置され、その業務概要、昨年度の事業実績、決算等について資料の提示及び説明を受け審査しました。救急業務、とりわけ救急患者を救急現場から医療機関へ搬送する際に実施する救急隊員等が実施する行為について、医師が指示又は指導、助言及び検証するといった、救急業務の質の向上に関与する重要な業務を、組織内の甲賀地域メディカルコントロール協議会が担い、的確に実施している状況を確認しました。
市民が直面する行政サービスである救急業務の資質の保障、管理体制の構築など救急救命の効果をより一層向上させるべく目的達成に尽力されることを願いたい。
また、甲賀広域幼少年女性防火委員会についても、概要、昨年度の事業実績、決算等について資料の提示や説明を受け審査しました。
目的である、甲賀市、湖南市内の幼稚園児・保育園児などに対する幼年期における防火意識の育成を主眼とした幼年消防クラブの各種取組や地域の防火意識の向上を担った女性防火クラブの活動により、健全な防火意識の育成、火災予防意識の啓発活動の普及と高揚といった、市民生活の礎となる安心安全な街づくりの一端を担っていただいていることを確認しました。
新型コロナウイルス感染の緊急事態宣言が解除され、感染拡大防止と経済再生の両立が求められて、感染拡大を予防する新しい生活様式が提言されている中、柔軟性を持った事業のあり方を模索しながら、甲賀市・湖南市民の安心安全な生活が保たれるよう目的達成に向け的確かつ効果的な事業の執行を願います。