平成29年度 定期監査結果(消防関係)の公表
[2017年10月31日]
今般、定期監査を実施したので、その結果を地方自治法第199条第9項の規定により報告します。
平成29年10月24日
甲賀広域行政組合監査委員 山川 宏治
甲賀広域行政組合監査委員 山中 善治
平成29年10月10日
消防関係
事務局長、事務局次長、消防総務課長、通信指令課長、消防次長兼湖南中央消防署長
初めに、消防本部4階 会議室で、平成27年度に実施設計を行い、平成28年度から2箇年の整備工事として実施している高機能消防指令システム整備事業の工事進捗状況の説明を受けた。
9月末での進捗率は、74%となっており、来る11月16日に回線を切り替え、新システムの運用開始を予定している状況である。その後、既設設備の撤去、廃棄を行い計画通り年度末完了予定との説明を受けた。
また、工事現場となる通信指令室において、工事状況を視察した。試験運転と同時に担当職員においては、新システムの操作取扱い訓練をすることとなるが、期間内に高度な設備の操作を習熟され、多様化、高度化する緊急通報に対して、より迅速・円滑な救急対応による市民サービスの向上に努められたい。
次に、湖南中央消防署において庁舎および配置してある車両等の現地視察を行った。庁舎 (昭和55年建設) については、庁舎の耐震強度上の問題や事務室、会議室、生活スペース (仮眠室等) が狭隘で、現有人員の体制の中では苦慮している状況であり、部分的に最低限の修繕工事を実施しているが、老朽化による支障は否めない。
特に耐震強度の問題は深刻なことであるが、今年度の補正予算において耐震診断委託が議決された。消防署所の建物は構成市で負担することとなるので、診断結果を踏まえて湖南市と協議されることを望む。
今後とも甲賀市・湖南市民の生命、財産を守るため、なお一層の常備消防力の向上に努め、取り組んでいただきたい。