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令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会(9月25日)会議録

[2025年11月12日]

令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会(9月25日)会議録は、下記のとおりです。

令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会会議録

令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会は、令和7年9月25日、甲賀市水口町水口6218番地 甲賀広域行政組合庁舎に招集された。

1 応招議員

 1番  奥村 則夫

 2番  戎脇 浩

 3番  田中 新人

 4番  谷永 兼二

 5番  山岡 光広

 7番  堀田 繁樹

 8番  望月 卓

 9番  松井 圭子

10番  松原 栄樹

2 不応招議員

 6番  永田 誠治

3 出席議員

出席議員は、応招議員と同じ

4 欠席議員

欠席議員は、不応招議員と同じ

5 地方自治法第121条の規定により会議事件説明のため出席した者

管理者 松浦 加代子

副管理者 岩永 裕貴

監査委員 大角 勝一

会計管理者 森地 俊之

事務局長 松本 博彰

事務局次長 平尾 忠浩

事務局次長  中島 史尚

総務課長 中溝 慶一

衛生課長 前田 真也

衛生センター所長 冨田 健太郎

消防長 藤川 博樹

消防次長兼水口消防署長 笹岡 利光

消防次長兼湖南中央消防署長 菊田 和広

消防次長兼消防総務課長 西澤 卓也

6 本会議の書記

水田 雅子

宮川 憲治

山中 勝博

7 議事日程

日程第1 議席の指定について

日程第2 会議録署名議員の指名について

日程第3 会期の決定について

日程第4 報告第1号 議会の委任による専決処分の報告について

日程第5 報告第2号 議会の委任による専決処分の報告について

日程第6 議案第16号 甲賀広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

日程第7 議案第17号 甲賀広域行政組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定について

日程第8 議案第18号 令和6年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第9 議案第19号 令和7年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算(第2号)

日程第10 一般質問について


8 会議事件

会議事件は、議事日程のとおりである。

9 会議の次第

(開会 午後3時00分)

議  長(谷永兼二) 皆さんこんにちは。議会議員の皆様方、本日は、何かと御多忙の中、組合議会に御出席いただきまして誠にありがとうございます。

御報告を申し上げます。撮影許可の申し出があり、議長においてこれを許可しましたので、御承知おきください。

ただいまから、令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会を開会します。

議  長(谷永兼二) この際、謹んで御報告申し上げます。

既に御承知のことと存じますが、林田久充議員が去る7月1日に御逝去されました。林田議員は、令和元年11月11日から令和3年10月31日まで、並びに令和5年11月11日より甲賀広域行政組合議会議員として、本組合の事業運営の進展に御尽力されました。これからますますの御活躍が望まれていたところであり、誠に残念であります。

ここに皆様とともに故人の御冥福をお祈りし、黙とうをささげたいと思います。皆様、御起立をお願いいたします。

黙とう。

 (黙とう)

議  長(谷永兼二) 黙とうを終わります。

ありがとうございました。御着席をお願いします。

議  長(谷永兼二) 開議に先立ち、管理者から挨拶があります。管理者。

管 理 者(松浦加代子)本日、令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、御多忙の中、御参集賜り、誠にありがとうございます。

それでは、当面の報告を兼ねて御挨拶をさせていただきます。

衛生関係では、近年、全国的にリチウムイオン電池が原因となるごみ処理施設での火災が増加しております。衛生センターでは、分別の徹底を呼びかける広報活動や、ごみの展開検査を通じて、火災の未然防止に努めております。

加えて、万が一の事態に備え、職員を対象とした消火訓練も定期的に実施し、初期対応力の強化を図っております。

続いて、消防関係につきましては、去る8月30日に兵庫県立広域防災センターにて開催されました第53回全国消防救助技術大会にて、障害突破の種目に甲賀消防Aチームが出場し、結果は、選手の健闘むなしく入賞となりませんでしたが、3年連続で全国大会への出場権を勝ち取ったことは、選手全員の日ごろの鍛錬と支えてくださった御家族や関係する皆様の御支援、御協力があってのことであり、この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。

さて、今年の夏は、記録的な猛暑により熱中症の救急搬送が増加したことに加え、8月11、12日には、九州地方で線状降水帯が発生し、豪雨による大きな被害が発生したところです。

また、7月30日には、カムチャツカ半島でマグニチュード8.8の地震が発生し、日本の太平洋沿岸に津波警報が発令され、総務省消防庁では緊急消防援助隊の出場も考慮されたところです。

これらのことは、時や場所を選ばず災害が発生することを、改めて認識させられるものであり、甲賀消防本部においては、今後も地域の安全・安心を確保するため、さまざまな災害に即応できる体制を保持し、職員一同団結し、全力を尽くしてまいります。

併せて、本年におきましては、管内の火災件数が、昨年と比べ20件以上多くなっている状況です。このため、各消防署において車両巡回広報等を実施し、引き続き 火災予防啓発に努めてまいります。

さて、本日、提案いたしますのは、条例案件2件、令和6年度決算の認定、令和7年度補正予算案件1件の合計4件です。

よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げ、開会に当たりましての御挨拶といたします。

議  長(谷永兼二) 開会に先立ち、お知らせします。永田誠治議員が、一身上の都合により、本日の会議を欠席する旨の届け出がありました。

議  長(谷永兼二) ただいまの出席議員は、9名です。

これから、本日の会議を開きます。 

(議会成立 午後3時6分)

議  長(谷永兼二) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配信したとおりです。

議  長(谷永兼二) 議事に先立ち、諸般の報告をします。

監査委員から、定期監査の結果及び例月出納検査の結果についての報告が4件ありましたので、その写しを予め配信しておきましたから、御了承願います。

議  長(谷永兼二) 8月22日、甲賀市議会において、本組合議会議員の補欠選挙が行われた結果、田中新人議員が本組合議会議員に選出されましたから報告します。日程第1、議席の指定についてを行います。今回、当選された田中新人議員の議席は会議規則第4条第2項の規定によって、3番に指定します。

議  長(谷永兼二) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。

会議録署名議員は、会議規則第74条の規定によって、1番、奥村則夫議員、2番、戎脇浩議員を指名します。  

議  長(谷永兼二) 日程第3、会期の決定の件を議題とします。

お諮りいたします。

本定例会の会期は、本日1日限りにしたいと思います。

御異議はありませんか。

(「異議なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 異議なしと認めます。

したがって、会期は本日1日限りに決定しました。

議  長(谷永兼二) この際、日程第4、報告第1号及び日程第5、報告第2号、議会の委任による専決処分の報告についての2件を一括議題といたします。

報告の説明を求めます。

管 理 者(松浦加代子) 報告第1号から報告第2号まで、一括してその内容を申し上げます。

報告第1号、議会の委任による専決処分の報告についての内容を申し上げます。

去る令和7年5月27日、甲賀市甲賀町大久保1289番地の甲賀広域行政組合甲南消防署甲賀分署敷地内にて、滋賀県防災用起震車を返却するため、甲賀分署から滋賀県消防学校に出向する際、本組合側の不注意により、救急車用カーポートに接触させ、起震車荷台部分の運転席側サイドパネルを損傷させたものであります。

つきましては、この事故についての和解及び損害賠償額を9万9,000円に定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき報告するものであります。

次に、報告第2号、議会の委任による専決処分の報告についての内容を申し上げます。

去る令和7年7月3日、甲賀市水口町北脇1833番地6の滋賀スバル自動車株式会社 水口店駐車場にて、水口消防署から水槽付消防ポンプ自動車にて出向中に、駐車のため車両右側後方に誘導員を配置し車両を後退させていたところ、後輪と車止めに注視するあまり、車両後方に設置されていたフェンスとの距離に気付かず、車両後部とフェンスを接触させ、破損させたものであります。

つきましては、この事故についての和解及び損害賠償額を20万1,300円に定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定に基づき専決処分いたしましたので、同条第2項の規定に基づき報告するものであります。

以上、報告第1号から報告第2号までの説明といたします。

議  長(谷永兼二) 報告第1号については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終了し、報告第1号の報告を終わります。

議  長(谷永兼二) 報告第2号については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終了し、報告第2号の報告を終わります。

議  長(谷永兼二) 日程第6、議案第16号、甲賀広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。

管 理 者(松浦加代子) 議案第16号の提案理由を御説明申し上げます。

本案は、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正を踏まえ、子の年齢に応じた柔軟な働き方を実現するための措置の拡充を行う必要があることから、所要の改正を行うものです。

主な改正内容は、職員が妊娠、出産を申し出た際や、子が3歳になるまでの適切な時期に、制度の周知、意向確認、また、子や各家庭の状況に応じた個別の意向聴取と配慮を行わなければならないとしたものです。

これにより、育児と職務との両立を図りながら、職員が安心して働き続けられる勤務環境の整備を推進するものであります。

施行は、令和7年10月1日とします。

よろしく御審議の上、御決定賜りますよう、お願い申し上げます。

議  長(谷永兼二) 本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。

続いて、これから討論を行います。

まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 討論なしと認め、討論を終わります。

これから議案第16号、甲賀広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。

(挙手全員)

議  長(谷永兼二) 挙手全員です。

したがって、議案第16号、甲賀広域行政組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

議  長(谷永兼二) 日程第7、議案第17号、甲賀広域行政組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。

管 理 者(松浦加代子) 議案第17号の提案理由を御説明申し上げます。

本案は、地方公務員の育児休業等に関する法律の一部改正により、育児を行う職員が職業生活と家庭生活をより両立しやすくすることを目的として、部分休業制度が拡充されたことに伴い、所要の改正を行うものです。

主な改正内容は、育児部分休業に関して、現行の1日につき2時間を超えない範囲内の休業形態に加え、1年につき77時間30分、10日相当、を超えない範囲内の1時間単位で取得できる休業形態を設けることとし、職員はいずれかの形態を選択可能となります。

これにより、職員の育児支援体制を一層充実させ、安心して育児と職務に取り組める職場環境の整備を図るものであります。

施行は、令和7年10月1日とします。

よろしく御審議の上、御決定賜りますよう、お願い申し上げます。

議  長(谷永兼二) 本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。

続いて、これから討論を行います。

まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 討論なしと認め、討論を終わります。

これから議案第17号、甲賀広域行政組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。

(挙手全員)

議  長(谷永兼二) 挙手全員です。

したがって、議案第17号、甲賀広域行政組合職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり可決されました。

議  長(谷永兼二) 日程第8、議案第18号、令和6年度、甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。

本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。

管 理 者(松浦加代子) 議案第18号の提案理由を御説明申し上げます。

令和6年度一般会計歳入歳出決算が、会計管理者から本職あてに提出があり、去る8月21日に監査委員の審査を受けましたので、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して、関係書類と併せて議会に上程し、認定をお願いするものです。

令和6年度の決算状況につきましては、歳入総額35億4,303万5,000円、歳出総額35億2,191万4,000円で、歳入歳出差引額は、2,112万1,000円となりました。

歳入におきましては、収入の約78パーセントを占める両市からの負担金27億6,486万8,000円のほか、し尿処理、ごみ処分手数料や、消防に係る許認可事務、証明手数料など使用料及び手数料として、3億6,032万7,000円を収入いたしました。

国庫支出金として、消防関係で能登半島地震に伴う緊急消防援助隊活動費負担金133万6,000円、県支出金として、消防関係で滋賀県消防学校教育担当職員派遣負担金876万2,000円を収入いたしました。

諸収入におきましては、市指定ごみ袋に係る収入、県防災航空隊派遣に係る助成金及び交付金、高速道路支弁金など合わせて、1億7,972万3,000円を収入いたしました。また、消防関係の救助工作車の更新に係る地方債として1億8,440万円を借り入れました。

財産収入では、鉄スクラップの売払いにより34万8,000円を収入いたしました。

次に、歳出におきまして、前年度と比べ、10億1,393万5,000円の減額となりました。

総務費では、総務費から支出する職員が前年度より3人増えたこと等による人件費の増、市からの派遣職員に係る負担金の支出等により、前年度比3,405万8,000円の増額となる1億1,002万1,000円を支出いたしました。

衛生費では、生し尿及び浄化槽汚泥を年間約2万2千キロリットル、一般可燃ごみを、年間約3万4千トン処理しました。前年度より6人減となったことによる人件費の減、基幹的設備改良工事の完了に伴う普通建設事業費の減等により、前年度比13億420万2,000円の減額となる10億7,833万円を支出いたしました。

消防費におきましては、人事院勧告等による人件費の増、令和5年度事業の高規格救急自動車の更新等事業費と令和6年度事業の救助工作車の更新等事業費の差による普通建設事業費の増等により、前年度比2億7,109万円の増額となる20億8,396万9,000円を支出いたしました。

公債費におきましては、地方債にかかる元金償還及び利子として、2億4,893万3,000円を支出しました。

なお、細部につきましては、事務局から説明いたしますので、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。 

議  長(谷永兼二) 事務局に対し、細部説明を求めます。

事務局長(松本博彰) 失礼いたします。ただいま、上程いたしました、議案第18号、令和6年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算につきまして、細部説明を申し上げます。

決算書の1ページ2ページを御覧ください。

最下段、歳入合計を御確認ください。予算現額35億4,057万9,000円、調定額35億4,303万5,194円、収入済額35億4,303万5,194円、不納欠損額、収入未済額は0、予算現額と収入済額との比較は245万6,194円となりました。

1款、分担金及び負担金において、1万2,000円のマイナスが出ておりますが、これは、湖南中央消防署整備基本計画策定業務委託に係る消防関係建設負担金について、令和5年度に1,000万円の繰越明許費を設定し、令和6年度に予算を繰越しましたが、事業費が998万8,000円となり負担金収入も998万8,000円となったため生じたものです。2款、使用料及び手数料において、122万6,030円のマイナスが出ておりますが、し尿処理手数料及びごみ処分手数料収入が見込みよりも少なかったことにより生じたものです。

ページをめくっていただき、3ページ4ページを御覧ください。最下段、歳出合計を御確認ください。

予算現額35億4,057万9,000円、支出済額35億2,191万4,018円で、不用額は1,866万4,982円、予算現額と支出済額との比較は1,866万4,982円となりました。

ページ替わりまして、5ページ、6ページをお開きください。

これら、歳入総額35億4,303万5,194円、歳出総額35億2,191万4,018円で、歳入歳出差引額は、2,112万1,176円となり、当該額を令和7年度に繰り越します。

次に、7ページ8ページを御覧ください。歳入について、事項別明細書にて、款別に見てまいります。それぞれ科目と収入済額、備考欄などを御確認ください。

1款、分担金及び負担金として、27億6,486万8,000円を収入しております。

議会、総務、衛生、消防関係それぞれ事業ごとに定められた負担金分賦割合に応じて構成市に負担いただいております。

9ページ10ページに移りまして、2款、使用料及び手数料では、行政財産使用料、清掃手数料、消防手数料として、3億6,032万6,970円を収入しました。前年度と比較しますと、349万910円、率にして0.96パーセントの減となりましたが、下水道の進捗によるし尿処理手数料の減少、ごみ処分手数料が減少していることが主な要因となっています。

ページをめくっていただき、11ページ12ページ、3款、国庫支出金は、133万5,922円を収入しており、消防関係で能登半島地震に緊急消防援助隊として出動いたしました、活動負担金として133万5,922円を収入しました。

4款、県支出金では、滋賀県消防学校へ教育担当の職員を派遣しております負担金として、876万2,656円を収入しております。

5款、繰越金では、前年度繰越金4,327万1,833円を収入しました。

6款、諸収入は、1億7,972万1,905円を収入しました。

ページめくっていただき、13ページ14ページを御覧ください。

市指定ごみ袋販売収入1億5,919万1,440円のほか、県防災ヘリコプター運航調整交付金100万円、県防災ヘリコプター運航連絡協議会派遣元助成金818万8,227円、高速道路支弁金438万8,940円、奥能登豪雨に係る消防広域応援交付金288万9,936円などを収入しております。

7款、組合債では、消防関係で救助工作車の更新に1億8,440万円を借り入れました。

8款、財産収入は、鉄スクラップの売り払いで34万7,908円を収入しました。

ページをめくっていただき、15ページ16ページの歳入合計額を御覧ください。

予算現額35億4,057万9,000円、調定額35億4,303万5,194円に対し、同額を収入しており、収入未済額は0円となっております。

続きまして歳出について、17ページ18ページを御覧ください。

1款、議会費は、予算額83万8,000円に対し、66万1,460円を支出し、不用額は17万6,540円、執行率は78.93パーセントとなりました。議員報酬、費用弁償、その他議会の開会に要する費用を支出しています。なお、令和6年度においては、定例会2回、臨時会2回の計4回を開催しております。

2款、総務費は、当初予算額9,189万6,000円から補正予算で2,013万1,000円の増額、予備費から14万円を充用したことにより1億1,216万7,000円の予算額になりました。これに対し1億1,002万1,109円を支出し、不用額は214万5,891円、執行率は98.09パ―セントとなりました。

1項、総務管理費からは、総務部門職員9人分の人件費の他、組合全般に係る人事給与、財務、例規等のシステム使用料等を支出しています。また、構成市からの派遣職員1人分の負担金として758万8,538円を支出しました。

ページ飛びまして、23ページ24ページを御覧ください。2項、監査委員費からは、監査実施に要する経費で、監査委員の報酬、総会、研修会等出席に伴う旅費等を支出しています。

3款、衛生費では、当初予算額10億9,278万8,000円から補正予算で882万1,000円を減額したことにより、10億8,396万7,000円の予算額となりました。これに対し10億7,832万9,677円を支出し、不用額は563万7,323円、99.48パーセントの執行率となりました。

1目、清掃総務費から衛生部門22人の職員に係る人件費、し尿汲み取り委託、排ガス、水質等の分析業務委託に係る経費等を支出しています。

27ページ28ページを御覧ください。

12節、委託料では、し尿の収集運搬業務について、令和7年10月から汲み取り券制度の廃止、あわせて、令和7年度から委託事業者へ支払う委託料を定額とすることに伴い、清算分とあわせて、し尿収集運搬業務委託料を1億718万3,653円支出しました。

ページめくっていただき、29ページ、30ページを御覧ください。2目、し尿処理費では、衛生センター第1施設で行っている、し尿、浄化槽汚泥の処理に要する経費を支出しています。消耗品費、光熱水費、薬剤費のほか、計画的に設備修繕を行っております。また、施設の運転管理を民間委託しており、し尿処理施設運転管理業務委託として2,719万2,000円を支出しています。

ごみ処理費では、第2施設で行っている可燃ごみ等の処理に要する経費を支出しています。

ページめくっていただき、31、32ページの10節、需用費では、消耗品、光熱水費、薬剤費などのほか、市指定ごみ袋印刷費に4,130万4,381円を、11節、役務費では、ごみ袋販売手数料として3,243万7,209円を支出しました。焼却灰処分関係では、11節、役務費で処分手数料4,460万7,420円を、12節、委託料で運搬業務委託料2,131万2,428円を支出しました。

また、令和6年度からごみ処理施設の運転管理を民間委託し、5,500万円を支出しています。

ページめくっていただき、33ページ34ページを御覧ください。14節、工事請負費ですが、施設の性能を維持し、安定した処理を継続していくために、定期点検整備工事を行い、1億2,826万円を支出しました。

4目、ごみ処理施設整備事業費では、次期ごみ処理施設整備に係る検討を進めており、甲賀市湖南市新ごみ処理施設整備基本構想策定等支援業務委託に660万円を支出しております。

35ページ36ページを御覧ください。

4款、消防費は、当初予算額20億9,578万3,000円、前年度からの繰越額が1,000万円、補正予算で1,417万8,000円を減額したことにより、20億9,160万5,000円の予算額となりました。支出額は20億8,396万8,735円で、99.63パーセントの執行率となっています。

1目、常備消防費では、消防職員202人に係る人件費、研修費、旅費、貸与品費、また、署々間をつなぐ回線をはじめとする通信運搬費、庁舎管理費等の経費を支出しています。

ページ飛びまして、37ページ38ページ、39ページ40ページを御覧ください。

令和5年度におけるハラスメント問題を受け、ハラスメント防止研修を実施し、総務費と消防費から あわせて研修業務委託料499,400円職員が相談しやすい外部相談窓口を設置し、総務費と消防費からあわせてEAP従業員支援プログラム業務委託料635,470円を支出しました。

ページ飛びまして、41ページ42ページを御覧ください。

令和4年度に発生したホース乾燥塔の破損事故に関し、職員に対し弁償を求めた事案において、地方自治法上の監査委員に対し賠償責任の有無及び賠償額の決定を求める手続きを経ていなかったことから、当該賠償金41万3,656円を職員に返還しました。

ページ飛びまして、43ページ44ページを御覧ください。2目、消防施設費においては、消防車両等38台に係る消耗品、燃料費、点検整備費用、火災・救助・救急活動等に必要な備品、消耗品等の経費を支出しています。

令和6年度事業として、水口消防署に配備の救助工作車の更新に1億8,843万円、消防本部空調設備改修工事基本設計策定業務委託に275万円、消防本部訓練塔外壁防水塗装工事実施設計業務委託に190万7,400円を支出しております。

ページめくっていただき、45ページ46ページを御覧ください。

3目、消防庁舎建設費では、湖南中央消防署の建て替えに向け、整備基本計画を策定し、前年度から繰越した1,000万円の予算から、委託料998万8,000円を支出しました。

5款、公債費では、2億4,893万3,037円を支出しました。衛生関係で6件、消防関係で10件の元金償還を行い、令和6年度の償還をもって、平成21年度借り入れの大阪湾圏域広域処理場整備事業、平成26年度借り入れのごみ処理施設白煙防止用空気予熱器、平成29年度借り入れの化学消防車、高規格救急自動車、高機能消防指令施設整備に係る償還が終了し、新たに令和3年度借り入れのごみ処理施設基幹的設備改良事業、令和4年度借り入れの高規格救急自動車、消防ポンプ自動車に係る元金償還、令和5年度借り入れのごみ処理施設基幹的設備改良事業、高規格救急自動車に係る利子の支払いが始まりました。

6款、予備費では、14万円を総務費に充当し、石部分署救急自動車事故に係る賠償金として支出しました。

これら、予算現額35億4,057万9,000円に対し、35億2,191万4,018円の支出により、不用額は1,866万4,982円となりました。

ページ飛びまして、57ページ58ページを御覧ください。

歳入歳出の構成をそれぞれ円グラフで示しておりますが、歳入では構成市からの負担金が78.04パーセントと8割近くを占めており、自主財源である使用料及び手数料が10.17パーセントとなっています。歳出では、衛生費が30.62パーセント、消防費が59.17パーセント、公債費が7.07パーセントとなっています。

ページ飛びまして、61ページ62ページを御覧ください。

歳出を性質別にみてみます。それぞれ最下段に本年度の構成比が示されており、人件費が53.23パ―セントを占めております。消費的経費である物件費が25.78パーセント、維持補修費が6.11パーセント、投資的経費である普通建設事業費が5.95パーセントとなっています。

ページめくっていただき、63ページ64ページを御覧ください。地方債現債額の調書ですが、右下、決算年度末現在高は、29億6,873万3,000円となっております。救助工作車に係る今年度借入分は増額となりましたが、順次償還が進んでおり、前年度末より5,281万4,000円減少している状況です。

最後に65ページ66ページを御覧ください。義務費として翌年度以降に予算計上が必要となる債務負担行為額の調書となりますが、決算年度末時点で10億7,116万3,000円が債務負担の限度額となります。令和7年度までの市指定ごみ袋取扱業務7,975万円、焼却施設定期点検整備工事1億832万4,000円、令和8年度までのごみ処理施設運転管理業務委託4億9,500万円、し尿処理施設運転管理業務委託6,586万8,000円等債務負担行為を設定しております。

以上、令和6年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算につきましての説明といたします。

議  長(谷永兼二) 以上をもって、提案理由の説明及び細部説明を終わります。

ただいま議題となっております、令和6年度、甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算について、代表監査委員に審査結果の報告を求めます。

監査委員(大角勝一) 本定例会に付議されております、令和6年度、甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の審査結果につきまして、その概要を報告いたします。

管理者から提出されました歳入歳出決算について、去る8月21日に決算審査を実施いたしました。

歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書などの書類について、いずれも関係法令に適合しておりました。

また、関係諸帳簿と照合し審査した結果、計数は正確であり、予算の執行状況及び決算の内容についても、適正なものと認められました。

なお、本審査は甲賀広域行政組合監査基準に準拠しています。

それでは、主な内容につきまして報告します。

決算概要は、歳入総額35億4,303万5,194円、歳出総額35億2,191万4,018円で、歳入歳出 差引額は2,112万1,176円となっています。

歳入につきましては、使用料及び手数料として、3億6,032万6,970円、国庫支出金は、消防関係で能登半島地震に緊急消防援助隊として出動し、活動費負担金133万5,922円を収入しました。

県支出金では、滋賀県消防学校への教育担当職員派遣負担金として876万2,656円を収入しました。

諸収入では、市指定ごみ袋販売収入1押し墓5,919万1,440円、奥能登豪雨に係る消防広域応援交付金288万9,936円等、1押し墓7,972万1,905円を収入しました。

組合債では、消防関係で救助工作車の更新に係る1億8,440万円を借り入れ、財産収入では、鉄スクラップの売り払いにより34万7,908円を収入しました。

収入の大部分を占める甲賀市並びに湖南市からの負担金は、27億6,486万8,000円で収入全体の78.04パーセントとなっております。

続きまして、歳出について報告いたします。

決算額を目的別にみますと、衛生費は10億7,832万9,677円を執行し、全体の30.62パーセントを占めています。衛生関係では、し尿収集運搬業務について、令和7年10月から汲み取り券制度の廃止、あわせて、適正なし尿収集運搬業務を維持するため令和7年度から委託事業者へ支払う委託料を定額とすることに伴い、令和6年度中の作業実績に係る委託料の清算分を支出しています。また、ごみ処理施設では、基幹的設備改良工事が完了し、次期ごみ処理施設整備に係る検討を進めています。

消防費は20億8,396万8,735円で全体の59.17パーセントとなります。消防関係では、水口消防署に配備の救助工作車の更新、湖南中央消防署の建替えに向けた整備基本計画を策定しております。

令和4年度に発生したホース乾燥塔の破損事故に関し、職員に対し弁償を求めた事案において、地方自治法上の監査委員に対し賠償責任の有無及び賠償額の決定を求める手続きを経ていなかったことから、当該賠償金を職員に返還する措置を取られました。また、令和5年度におけるハラスメント問題を受け、ハラスメント防止研修を実施し、外部相談窓口を設置されています。

地方債の償還に係る公債費は2億4,893万3,037円で全体の7.07パーセントとなっています。

性質別にみますと、人件費、扶助費、公債費を合わせた義務的経費は21億5,478万5,761円で歳出全体の61.19パーセントを占めており、投資的経費においては、高規格救急自動車の更新などの普通建設事業費が、20億968万8,856円で5.95パーセントとなっております。物件費、維持補修費、補助費等を合わせた一般行政経費は11億5,743万9,401円で32.86パーセントを占めています。

結びになりますが、本組合は甲賀市、湖南市の約6万3千世帯、14万2千人余りの市民の生命と財産、そして豊かな暮らしを守る、必要不可欠な行政組織です。

職員一人ひとりが行う事業の目的は、安心・安全で快適な市民生活のためであるという自覚を持ち、施策の十分な検証と費用対効果など優先度を考慮した判断、決定により、将来を見据えた適正な予算執行が求められます。

今後も構成市との連携をより密にし、厳しい財政事情ではありますが、より一層の経営改善に向けた取り組みを重ね、経済性、効率性、有効性、透明性に留意した適正な事務運営を望むものです。

以上、令和6年度、甲賀広域行政組合一般会計決算審査の概要報告とさせていただきます。

議  長(谷永兼二) 本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。

続いて、これから討論を行います。

まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 討論なしと認め、討論を終わります。

これから議案第18号、令和6年度甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定についてを採決します。

本案は、原案のとおり認定することに賛成の方は、挙手願います。

(挙手全員)

議  長(谷永兼二) 挙手全員です。

したがって、議案第18号、令和6年度 甲賀広域行政組合一般会計歳入歳出決算の認定については、原案のとおり認定されました。

議  長(谷永兼二) 日程第9、議案第19号、令和7年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算 第2号を議題とします。

本案について、管理者から提案理由の説明を求めます。

管 理 者(松浦加代子) 議案第19号の提案理由を御説明申し上げます。

本補正予算案は、歳入歳出それぞれ994万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ37億1,763万3,000円とするものです。

歳入につきましては、前年度繰越金の確定により、繰越金として1,162万1,000円を増額計上しております。

また、負担金につきましては、総務関係で職員異動等により増額いたしますが、総務関係を除く負担金につきましては、職員異動及び繰越金の増額等により減額となり、負担金として2,156万5,000円の減額をいたします。

歳出につきましては、総務費において、職員異動により総務費から支出する職員数が増えたこと、また、湖南市から派遣いただいております職員の人件費に相当する負担金を計上し、合わせて2,889万7,000円を増額いたします。

衛生費につきましては、職員異動等により衛生費から支出する職員数が減となったことによる人件費の減額、本年10月の汲み取り券制度廃止に伴う払い戻し返還金の計上、契約額確定による需用費薬剤費の減額により差引き3,059万3,000円を減額いたします。

消防費では、派遣職員負担金として計上しておりましたが、総務課への派遣となったことから842万9,000円を減額いたします。

公債費につきましては、令和6年度に借入れました地方債の利子確定により、18万1,000円を増額いたします。

最後に、複数年度にわたる事業に係る債務負担行為ですが、水槽付消防ポンプ自動車の購入について、納入期間等の都合により、7,920万円を限度額とする債務負担行為を設定いたします。

よろしく御審議の上、御決定賜りますよう、お願い申し上げます。

議  長(谷永兼二) 本案については、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認め、質疑を終わります。

続いて、これから討論を行います。

まず、原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。

(「なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 討論なしと認め、討論を終わります。

これから議案第19号、令和7年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算第2号を採決します。

本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。

(挙手全員)

議  長(谷永兼二) 挙手全員です。

したがって、議案第19号、令和7年度甲賀広域行政組合一般会計補正予算 第2号は、原案のとおり可決されました。

議  長(谷永兼二) 日程第10、一般質問を行います。

質問の通告がありますので、発言を許します。

5番、山岡 光広議員。

議  員(山岡光広) それでは一般質問させていただきます。

甲賀広域行政組合議会も本日で今期最後の議会となります。そこで通告に基づき、大きく二つの点について質問させていただきます。

異常な猛暑の下で救急の出動状況と熱中症状についてお伺いしたいと思います。管理者の冒頭のあいさつにもありましたけれども、今年の夏も連日異常な猛暑・酷暑が続きました。連日熱中症警戒アラートが発表される事態でしたけども甲賀消防管内でも熱中症による搬送が多かったとの報告でした。

まず1つは、熱中症患者の年齢別・場所などに特徴についてお尋ねしたいと思います。

2つ目は、熱中症予防のための対策、消防署として啓発活動についてお伺いします。

3つ目は、救急出動が相次いだ場合に出動の体制は確立されているのかどうか、この点、改めてお伺いしたいと思います。

消 防 長(藤川博樹) 失礼します。山岡議員の御質問にお答えさせていただきます。

1つ目の熱中症患者の年齢別、場所などに特徴はあるかについてでございます。本消防本部では毎年5月1日から9月30日まで総務省消防庁が行う熱中症の調査に基づき、管内での、熱中症疑いも含めた熱中症による救急搬送件数を調査しております。

本年におきましては、9月14日までに118人の熱中症による救急搬送があり、昨年同時期の108人と比較しても10人増加し、過去5年間と比較し、過去2番目に多い件数となっています。

また、搬送された方の年齢別でみると65歳以上の高齢者の方が最も多く、63人、53.4パーセントで全体に占める割合はで半数以上を占めております。次いで18歳から64歳までの成人が44人、37.3パーセントとなっており、高齢者と成人の割合が全体の9割以上を占め、過去5年間を見ても同様に、高齢者及び成人の割合が高い傾向にあります。

次に発生場所別にみると、住居での発生が36件、30.5パーセントと最も多く、次いで工場・作業所等の仕事場が28件、23.7パーセント、道路及びその他がともに16件、13.5パーセント、公衆出入の場所、屋外が10件、8.4パーセント、教育機関及び公衆出入の場所、屋内がともに6件、5パーセントとなっております。

過去5年間との比較でも、住居、次いで工場、作業所等の仕事場が多く、次に道路及びその他、続いて屋外の公衆出入場所での発生が多くなっております。

つづいて、2つ目の熱中症予防のための対策は、消防署として啓発活動はにつきましては、消防隊員の訓練を含めた活動時の熱中症予防対策として、これまで各所属にて対策を講じていたところですが、本年6月1日に改正、労働安全衛生規則が施行されたことを受け、甲賀広域行政組合消防本部熱中症予防対策要綱を定め、熱中症予防対策の一層の推進を図ることとしております。

また、熱中症予防対策を含む労務管理の一環として、連続出動した救急隊員や、長時間の活動となった救急隊員が、コンビニや病院内の売店等を利用し、水分補給のための休憩や食事を摂ることができるよう、9月1日から救急隊員のコンビニ利用を可能としています。

次に、消防署としての啓発活動につきましては、ホームページやフェイスブック、インスタグラムを活用し、熱中症に対する注意喚起を行うとともに、熱中症警戒アラートが発令された際は、通信指令課より館内放送にて熱中症警戒アラートが発令されたことを各所属職員に周知するとともに、各消防署では消防車両にて、適宜、広報活動を行い、市民の皆さんに対し熱中症への警戒を呼び掛けることとしています。

3つ目の救急出動が相次いだ場合、出動体制は確立されているのか。につきましては、まずは、病院到着した救急隊に対して、通信指令課より管内の救急出動がひっ迫している状況をいち早く伝え、早期に次の出動に備えるよう出動体制を整えております。

それと同時に、平日の日勤時間帯につきましては、消防本部にて、救急救命士の資格を持つ職員を中心に臨時救急隊を編成し、非常用救急車を運用し対応にあたることとしています。

また、夜間や祝日に関しては、救急隊が到着するまでの間、各所属の消防隊が対応にあたり、応急処置をはじめ、情報収集等を行い、傷病者の症状や不安の軽減を主眼として活動にあたることとしています。

それでも対応が困難となった場合には、消防相互応援協定により隣接市町を管轄する消防本部、局や県内各消防本部、局から応援を受けることができることとなっております。

以上、答弁とさせていただきます。

議  員(山岡光広) 詳細な説明をありがとうございます。

一点だけお尋ねをいたします。いかなる場合でも対応ができるように体制の確立はされているわけですけど、実際に例えばですけども、臨時の救急隊の出動といった事例はあったのかどうか、その点はどうでしょうか。

消 防 長(藤川博樹) 山岡議員の再質問にお答えさせていただきます。

過去に臨時の救急隊が出動したケースはあったのかについてでございます。令和3年から本年までの5年間で非常用救急車を運用した件数は、令和4年に2件、令和5年に1件の合計3件となります。このうち、救急隊がひっ迫した状況での運用は令和4年に1件、令和5年に1件の計2件となります。また、以降、令和6年中や本年におきましては、現在のところ0件となっております。以上でございます。

議  員(山岡光広) ありがとうございました、大変な中ではありますけど、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

議  員(山岡光広) それではもう1つの点で、し尿汲み取り券の清算についてお伺いしたいと思います。

し尿汲み取り券については、御承知のように、9月末で終了し、今後は、口座振り込みとなります。そこで、9月末までのし尿汲み取り券の清算が必要となります。これに関連してですが、甲賀市では、かつてのし尿汲み取り券の売上金が約215万円不足していたと公表された。その発端は、30年以上も前にさかのぼるということではありますけど、これまで、いわゆるやりくりをして行政組合に収めていたので問題の発覚が明らかにならなかったということです。そこで次の点についてお尋ねしたいと思います。

まず1つは、し尿汲み取り券の取り扱い、行政組合が両市に請求して、両市が行政組合に納金するシステム全体について、お伺いしたいと思います。

2つ目は、先ほども紹介しましたけど、ことの発端は、30年前と言われています。行政組合として、こうした事実、売上金が不足していたという事実について、掌握していたのかどうか、お伺いしたいと思います。

3つ目は、2006年12月に開かれた組合議会では、し尿汲み取り手数料繰越金が旧石部町・旧土山町において赤字となっている問題について、調査結果が報告されました。当時は、事務処理のミスにより、旧町間での仕分けに誤りがあったと考えられ、繰越残高は正しい。と報告されている。この時、今回の旧甲南町分の不足金は、問題にならなかったのかどうか、お伺いしたいと思います。

4つ目は、いずれにしても、約215万円不足をしているというのが今日の実態です。9月末までのし尿汲み取り券の清算はどういう形で清算されるのかお尋ねしたいと思います。

5つ目は、10月以降は、こうした汲み取り券方式ではなく、口座振替となるわけですけど、口座振り込みとなった場合の取扱実務について、どこが担うのか、またそのことによって、今、現状考えられえる範囲内で課題はあるのかないのか、以上5点について、お尋ねしたいと思います。

事務局長(松本博彰) 山岡議員の一般質問に答弁させていただきます。

まず、1点目のし尿汲み取り券の取り扱い、行政組合が両市に請求して、両市が行政組合に納金するシステムについてでございます。

し尿汲み取り券は、毎年度、組合が、両市に売り払い予定枚数を納品し、取扱契約に基づき、販売いただいております。市は、市民に販売したし尿汲み取り券枚数及び販売代金を毎月取り纏め、本組合へ報告し、納金するシステムとなっております。

また、残券確認と称し、半年に1度、衛生センター職員が実地に赴いて、書面上の報告数と現物とを照合確認しております。

次に2点目の行政組合としては、売上金が不足していたという事実を掌握していたのかであります。この件に関して、甲賀市から組合への正式な報告はこれまでありませんが、あくまでも販売代金の報告に基づく金額を入金処理してきたものであります。

なお、記録などが残っておらず、正確な時期も定かなではありませんが、私自身、売上金が不足しているという話は聞かせてもらった記憶はありますが、組合が直接入金していないことから、組合が対応できない事案であったということを覚えております。

次に3点目の2006年12月に開かれた組合議会では、し尿汲み取り手数料繰越金が旧石部町・旧土山町において赤字となっている問題について、調査結果が報告された。当時、事務処理ミスにより、旧町間での仕分けに誤りがあったと考えられ、繰越残高は正しいと報告されている。この時、今回の旧甲南町分の不足金は、問題にならなかったのかであります。

当時のし尿汲取り手数料不足問題調査委員会の調査では、関係書類が残されていなかったことから、現存する資料から逆説的に調査していく方法がとられました。各町からの入金後に組合が作成していた集計表において、各町間の表の数値に整合していないところがあり、信憑性に欠けるため、市中に出回っている汲取り券を回収することで、総額として不足がなかったと証明されたものです。今回の甲南町不足分は、平成7年から8年までに起こったことと推定されており、当時、特定に至らなかったのではないかと思慮しております。

次に4点目の9月末までのし尿汲み取り券の清算はどういう形で清算するのかについてであります。

甲賀市からは、先に市が設置されました第三者調査委員会の結果を踏まえ、適切に対応するものと伺っております。

次に5点目の10月以降は、こうした汲み取り券方式ではなく、口座振り込みとなる。口座振り込みとなった場合の取扱事務は、どこが担うのか、課題はないかであります。

本年度から、汲み取り業務については、従来より委託していた業者で構成される共同企業体に委託しています。10月から開始するし尿処理手数料の徴収事務についても、同企業体に委託し、実施いたします。

また、課題については、10月以降は、口座振替等の後納制度となることで、未納が発生することが想定され、その対応が課題の一つになると考えております。

未納があった場合には、督促や催告処理について、委託業者と連携を図りつつ徹底した収納管理を行って参ります。

以上、山岡議員の質問への答弁といたします。

議  員(山岡光広) ありがとうございます。ちょっと2、3点だけ再質問したいと思います。

1つ目の全体のシステムについては理解をしています。

2つ目の部分について、いつ頃掌握したのかについて、局長の方では記憶があるとおっしゃいましたが、その記憶というのは、いつ頃ぐらいなのか、もし、分かれば教えていただきたい。平成18年、19年に甲賀市の方では、内部調査委員会を立ち上げて調査しておられるわけですけど、その時にも行政組合の方に接点があったのかどうか、その時なのか、その後なのか、分かれば教えてください。

4つ目の清算ですが、先ほど認定をしました令和6年度の時には、収入未済はないということになっています。9月末にこれまでの分については、納めてくれはるということではありますけど、その時点で甲賀市としては、215万円ほどが足りないということになりますので、おっしゃったように第三者委員会を立ち上げてその対応については、今後委ねるということではありますけどね、行政組合と甲賀市の関係でいうと、そこは未収ということで載るということになりますけど、それで良いわけですよね。そのことを確認したいと思います。

それから最後のところですけど、甲賀広域衛生事業体が3つの事業所によって今度委託運営されるわけですよね。この時に先ほどおっしゃったように後納払いということになるわけですけど、督促や催告については、この事業体がするとの理解で良いんですかね。いわゆる組合との関わりはどうなのか、組合はここの事業体に全面的に任しているということなのかどうか、仮に不足が生じるとかいうことがおこってくるとかいう時に行政組合としてどのようにするのか、甲賀広域衛生事業体と組合との委託契約の中身にもよると思うんですけど、その契約にもそういうところが謳っているのか、お伺いしたいと思います。 

事務局長(松本博彰) 山岡議員の再質問にお答えをいたします。

いつ頃把握していたのか分かればということでございますが、当時話をしていた甲賀市の職員の方と、私の記憶ではございますが、平成30年か令和元年頃だと記憶をしております。

9月末以降の未収金についての取扱いでございますが、あくまでも、不足額についてのことですが、組合としては、入金されるまでの間、未収金となるものでございます。

最後に、今後の新しい制度における課題のところでございますが、契約が10月1日からとなっておりまして、契約書あるいは仕様書の中に督促や催促についても、どのように対応するのかという旨については、明確にして対応させていただいているものでございます。滞納整理については、最終的には組合が責任をもって行うという形になるものでございます。以上でございます。

議  員(山岡光広) すいません。もう一点だけお尋ねをいたします。

先ほど私も言いましたようにいわゆる平成18年、19年の時に内部調査委員会を立ち上げて調査しておられるわけです。結果としては、その原因等については、その時点でわからなかったという報告だったということを後で聞きましたけれども、この時に行政組合との接点はあったのかどうか、その点はどこかに記録があるかないか、そういう通告をしていませんのでわかりませんけれど、そういうことがあったのかどうか、その辺をお尋ねしたいと思います。

事務局長(松本博彰) 山岡議員の再再質問にお答えをいたします。

この時点で入金はされておりましたので、その段階では明確にそのことはわかっておられなかったという状況であります。組合としては収納しておったという状況でございます。以上答弁とさせていただきます。

議  員(山岡光広) お金は入っていたわけやけど、聞き取りがあったのかどうか、そういう接点があったのかどうかいうことを聞いているんですけど。

事務局長(松本博彰) そこのやりとりはなかったということでございます。以上でございます。

議  長(谷永兼二) これで、山岡 光広議員の一般質問を終わります。

議  長(谷永兼二) 以上で、一般質問を終わります。

議  長(谷永兼二) お諮りします。

本定例会において議決された案件について、条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。

(「なし」の声あり)

議  長(谷永兼二) 異議なしと認めます。

したがって、条項、字句、数字、その他の整理は、議長に委任することに決しました。

議  長(谷永兼二) これで、本日の日程は全部終了しました。

したがって、令和7年第4回甲賀広域行政組合議会定例会を閉会します。

(閉会 午後4時19分)



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