(趣旨)

第1条　この訓令は、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)の規定により、甲賀広域行政組合に勤務する管理者部局の職員(以下「職員」という。)の安全と健康の保持増進及び快適な職場環境の形成を図るために必要な事項を定めるものとする。

(管理者の責務)

第2条　管理者は、職員の安全衛生に関する総合的な施策の推進に努め、快適な職場環境を確保するものとする。

(組織)

第3条　管理者は、労働安全衛生法の規定に基づき、職員の衛生管理の組織として安全衛生統括管理者、衛生管理者及び産業医並びに衛生委員会を置く。

(安全衛生統括管理者)

第4条　安全衛生統括管理者は、事務局長の職にある者をもって充てる。

(衛生管理者)

第5条　衛生管理者は、労働安全衛生規則(昭和47年労働省令第32号。以下「省令」という。)第10条に規定する資格を有する職員のうちから管理者が選任する。

(産業医)

第6条　産業医は、管理者が委嘱する。

(衛生委員会)

第7条　衛生委員会の委員は、次に掲げる者をもって構成し、職員の衛生に関する基本的事項について調査審議する。

(作業主任者)

第8条　管理者は、省令別表第1の上欄に掲げる作業区分に応じて同表の中欄に掲げる資格を有する者のうちから作業主任者を選任し、当該作業から生じる災害防止に関する業務を行わせるものとする。

(健康安全管理計画)

第9条　管理者は、衛生委員会の意見を聴いて、毎年3月1日までに翌事業年度における健康安全管理計画を策定しなければならない。

(健康診断)

第10条　管理者は、労働安全衛生法の規定に基づき、職員の健康診断を行わなければならない。

(健康管理区分の決定と事後措置)

第11条　管理者は、健康診断の結果を産業医に提示し、職員ごとに別表に定める健康管理区分の決定を受けるものとする。

(健康安全教育)

第12条　管理者は、従事する職務の内容に変更のあった職員のうち職員の健康の保持増進又は安全の確保のために必要があると認める職員及び新たに職員となった者に対して、健康及び安全に関する必要な教育を行わなければならない。

(秘密の保持)

第13条　健康管理業務に従事する者は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また同様とする。

(その他)

第14条　この訓令及び労働安全衛生関係法令に定めるもののほか、安全衛生業務の実施に関し必要な事項は、管理者が別に定める。