付けましたか?住宅用火災警報器(平成23年6月から全面義務化されています!)
[2012年1月29日]
大切な家族やご自身の命を恐ろしい火災から守るため、住宅用火災警報器を設置しましょう!
添付ファイル
住宅用火災警報器の設置義務化に伴い、不適正な訪問販売等が発生することが予想されます。次に紹介する事例を参考に、だまされないように注意しましょう。
作業服や消防の制服に似た服装で訪れ、「消防署の方から来ました」と“消防署”の名をかたる訪問販売もあります。「法律により、住宅用火災警報器の設置が義務になりました」と言って取り付け、代金を要求します。
高額な住宅用火災警報器の点検料を請求される手口も考えられます。悪質な業者の手口は、本社からの依頼によって訪問していると装ったり、訪問前にあたかも出入りの点検業者のように電話をしてくるなど巧妙です。
「住宅用火災警報器の設置が義務になるので、設置しないと罰金が科せられます」と嘘の話しでおどし、「だからこそ、今おトクな特別価格で買えるんです 今だけですよ」と心理的な隙を突いてきます。
《住宅用火災警報器は、クーリング・オフ制度の対象です。》
「だまされた!高額な請求をされた!」そんなときはクーリング・オフ制度を活用しましょう。
契約解除を求めクーリング・オフを行うときは、契約書受領後8日以内にクーリング・オフする旨を書面に書いて販売業者に郵送します。その際、「簡易書留」または「内容証明郵便」にすると確実です。
※いずれの場合も必ず控えを保管しておきましょう。
お困りの際は、お住まいの地域の消費生活センターに問い合わせてください。
共同購入方式とは、地域や団体で購入する火災警報器を選び、まとめて商品を購入する方法です。
※このページに情報の掲載を希望される場合は、下記まで問い合わせてください。
甲賀広域行政組合消防本部予防課 電話 63-7932
甲賀市水口町水口6111番地1
甲賀市水口町宇田303番地1
甲賀市水口町ひのきが丘12番地
甲賀市土山町南土山甲799番地の2
甲賀市信楽町上朝宮773番地4
甲賀市信楽町神山2337番地
湖南市石部北1-6-2
湖南市岩根字南山田1615-1
甲賀市水口町城東5-18
甲賀市水口町北脇1418-7
甲賀市水口町貴生川一丁目15番地
甲賀市水口町虫生野中央175番地
甲賀市土山町大野6581-1
甲賀市甲賀町大原市場170-4
甲賀市信楽町長野513番地13
湖南市石部東2丁目5-50
湖南市三雲1250-7
湖南市若竹町1-11
甲賀市水口町本綾野566番地の1
甲賀市水口町北泉1丁目116番地
甲賀市水口町水口6084-1
甲賀市水口町泉1405
甲賀市水口町水口5555番地
甲賀市土山町大野4959-1
甲賀市甲南町野尻840
甲賀市信楽町長野623-3
甲賀市信楽町長野569-1
湖南市石部中央6丁目1番31号
湖南市岩根867番地の5
湖南市中央一丁目38番地
湖南市菩提寺新町3丁目65
湖南市石部東1丁目3-1
湖南市夏見163-1
甲賀市水口町北泉1丁目131
甲賀市甲南町竜法師338-3
甲賀市水口町北脇427番地
甲賀市土山町北土山536番地
湖南市平松北二丁目3番地
消防庁によると、実際の住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、被害状況(死者数、焼損床面積、損害額)が概ね半減したという結果が出ています。
ここでは、身近で実際にあった「住宅用火災警報器のお手柄事例」を紹介します。
「まだ住警器を付けていない」という方は、家族の安心・安全のために今すぐ住宅用火災警報器を設置しましょう!
夕食の準備のため、フライパンにてんぷら油を入れ、ガスこんろにかけたまま放置し、ゴミだしの用意をしていたところ、てんぷら油に着火し、火災になった。
台所と階段に設置していた火災警報器が感知し警報音を鳴らしたため、家族が気づき、濡れふきんなどにより初期消火を行うことができた。被害は最小限に食い止めることができた。
居住者が鍋をガスこんろにかけたまま外出。鍋の食材が焦げ、煙が発生し、寝室に設置していた住警器が作動した。当該住警器は、居住者が利用している市の緊急通報システム事業の機器の一つであり、作動した際の信号がセキュリティ会社に送られ、当該セキュリティ会社から消防に通報されたものである。
消防隊到着時、室内に煙が充満している状態であったが火炎は上がっておらず、隊員がガスこんろの火を止め、窓を開放して排煙を行ったのみで、火災には至らずに済んだ。
全国各地から住宅用火災警報器のお手柄事例が報告されています!
詳しくは、こちらをご覧ください。
http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/info/pdf/notice/notice_08_zoukangou_2302.pdf(別ウインドウで開く)
甲賀市・湖南市内で地域コミュニティ(※)が主体となって実施した住宅用火災警報器の共同購入の事例を紹介します。
安心安全な地域づくり・社会づくりのため、これらの事例を参考に、皆さんの地域でも是非共同購入に取り組んでください。
※地域コミュニティ・・・町内会、自治会、自主防災組織等住民相互の交流が行われている地域社会、あるいはそのような住民の集団のこと。
※事例概要中の「住警器」は、住宅用火災警報器のことをいいます。
土山町鮎河学区自治会・甲賀市消防団土山方面隊第1分団の場合
実施時期:平成23年4月
既に住警器の共同購入を実施済みであった大河原区を除いた東野区および西野区において、地元消防団が主体となって実施した。
機器については、消防団が選定し、自治会回覧板の一つとして購入申込書を各家に回覧した。申込書の取りまとめ、業者への発注および各家への配付についても消防団が行い、希望者には取り付け支援も行った。また、代金の徴収は配付時に行った。
34戸から申込みがあり、全体で76個購入した。
今後住民からの要望があれば、同様の方法により実施する予定である。
甲賀町神区自治会の場合
実施時期:平成23年1月頃
区長の呼び掛けにより、各組の組長が中心となって住警器の購入希望数を調査した。
各組長が取りまとめた個数は区長が集計し、業者に注文を行った。
全体で460個注文し、区内240戸の内120戸で購入された。
高齢者世帯等自分で設置するのが困難と言われる方には、地元消防団員が取り付け支援を行った。
未設置世帯に対しては、消防署に依頼し地元で説明会を開催、猶予期限までの設置を訴えた。
甲賀町大原上田区自治会・甲賀市消防団甲賀方面隊第1分団の場合
実施時期:平成22年11月頃
区長呼び掛けのもと、地元消防団が住民説明会・研修の準備をし、住警器の共同購入を行った。
購入方法は、インターネット通販で安価なものを選択し、区の運営費から一戸当たり3,000円の補助を行った。その結果、約300個の注文を取りまとめ、区内71戸の内65戸で購入されるに至った。(購入されなかった6件は既に設置済みであったことから、区内設置率は100%となった。)
高齢者世帯等設置が困難な世帯には、消防団員が取り付け支援を行った。また、設置完了世帯には設置済みであることがわかるシールを頒布し、玄関先などに貼るようにした。
信楽町宮町区内2組の場合
実施時期:平成23年3月
元消防職員が中心となって組内の住警器の購入希望を取りまとめ、業者との交渉も行った。
購入した住警器は、元職員が各戸に配って回り、その際に代金を徴収した。
高齢者等自分で設置するのが不安と言われる方には、元職員が取り付け支援を行った。
地元に居住する元消防職員から説明を受けたことで、住民としては安心して購入でき、また、住警器の重要性をより深く理解できた。
信楽町江田区日吉町町内会の場合
実施時期:平成23年5月
町内会費から1世帯当たり1個ずつ配付できるよう住警器を購入した。(町内104戸分配付済み)
追加の購入希望がある場合は、町内会(防災会)が窓口となって組ごとに取りまとめ、購入費は、個人または組の積立金から支出することとした。
水口町和野区の場合
実施時期:平成21年3月
区長の呼び掛けにより、各組寄りの中で組長が住警器の必要性を訴え、共同購入の説明を行った。業者の選定、価格の交渉については区役員が行い、地元消防団員が区内全戸を回って申込みを取りまとめた。
納品後も消防団員が各家を回り、住警器と引換えに代金を聴取するとともに、設置方法の説明を行った。
追加購入の希望については組長に、機器に関する問合せについては直接業者に連絡してもらうよう周知した。
全戸90のうち、41戸から申込みがあり、煙式を111個、熱式を35個購入した。
区内における設置率・・・平成21年(62%)平成22年(81%)
妙感寺区自治会の場合
実施時期:平成22年12月~
区内各組長を通じ住民に住警器の設置を呼びかける。
組単位で購入希望を取りまとめ、区自治会が選定した業者から随時購入している。
菩提寺学区・北山台自治会の場合
実施時期:(1回目)平成21年12月、(2回目)平成22年10月
(1回目)菩提寺まちづくり協議会が主体となり、菩提寺学区内の自治会を対象に住警器の共同購入を実施した。
共同購入の案内文書を各世帯に配付、自治会ごとに購入希望を取りまとめ、まちづくり協議会が学区全体の個数を集計し、発注を行った。機器は、まちづくり協議会において、性能が良いものを基準に業者と価格交渉し、選定した。配付方法は、自治会ごとに日時・場所を指定し、代金引換で引渡しを行った。指定日に受け取れなかった世帯には、自治会役員が配付に回った。また、希望者には取り付け支援も行った。(全購入個数886個)
(2回目)北山台自治会(ふるさと防災チーム)が主体となり、共同購入の案内文書を各世帯に配付、自治会内のブロック(組)ごとに取りまとめた購入希望を集計し、住警器を取り扱うガス事業者に発注した。配付、代金徴収および希望者への取り付け支援(有料)についても当該ガス事業者が行った。(全購入個数91個(内取り付け支援33個))
当該自治会内では、平成23年7月現在、8割以上の世帯で住警器の設置が完了している。
1回目、2回目とも、設置後に機器の不具合等が発生した場合は、直接取扱業者に問い合わせてもらうよう事前に周知した。