停電時の防火対策
[2012年7月1日]
ご家庭や事業所から防火対策を実施しましょう。
私たちの生活は、ライフラインと呼ばれる電気・ガス・水道等の公共公益設備により支えられているといっても過言ではありません。
なかでも電気は最も多用しているエネルギーとなっていますが、この電気が止まってしまったらどうなるでしょうか。
電力が供給されなくなる停電は、自然災害などさまざまな原因で起こります。
停電は、ただ電力が供給されなくなるだけではなく、それに伴いさまざまな事故や混乱を招く可能性があるので、パニックにならないよう、一人ひとりが次の「停電時の注意点」を参考にし、ご家庭からできる防火対策を行いましょう。
事業所等で停電が発生した場合は、下記を参考として自主的な防火管理や事故防止対策等により防火安全性を確保するようお願いします。
非常電源の容量を超えて停電の時間が続くと見込まれる場合等には、消防用設備等が作動しない場合に備えて、以下の対応を図ること。
消防用設備等の非常電源として自家発電設備を用いている場合にあっては、自家発電設備について、必要な燃料の確保等に努めるとともに、常用電源復旧後、直ちに運転を停止(常用電源復旧時、自動的に運転を停止するものを除く。)し、燃料の補給等により、火災時の機能に支障のないように措置すること。
停電時における製造所等の事故防止の徹底を図るため、次の事項について留意すること。
製造所等の施設が停電となった場合に備えて、停電時の対処方法について再確認すること。
自家発電設備の稼働に備えた関連設備の点検や試運転を行う場合は、発電設備のサービスタンクおよび配管等の損傷、漏油等が発生しないことを確認すること。
停電により計装制御系統の機能停止、冷却機能の停止に伴う反応制御不能等が起こり、プラント工程に異常が発生したり、他の用役施設も停止する危険があること等を踏まえ、制御電源を確保するとともにプラントの緊急停止等に際して、確実にバルブ等が閉鎖できるよう手順について再確認しておくこと。
製造所等の消防用設備等についても、上記の消防用設備等および特殊消防用設備等に関する事項に準じて留意すること。