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救命処置

[2019年7月8日]

応急手当の基礎知識

応急手当と救命処置

 私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。そんなときに、家庭や職場でできる手当のことを応急手当といいます。病院に行くまでに応急手当をすることで、けがや病気の悪化を防ぐことができます。

 ついさっきまで元気にしていたのに、突然、心臓や呼吸が止まってしまった・・・。こんな人の命を救うために、そばに居合わせた人ができる応急手当のことを救命処置といいます。

救命処置の流れ

救命処置の流れ

1. 反応(意識)を確認する

 傷病者の耳もとで「大丈夫ですか」または「もしもし」と大声で呼びかけながら、肩を軽くたたき、反応があるかないかをみます。

2. 助けを呼ぶ

 反応がなければ、大きな声で「誰か来て 人が倒れています」と助けを求めます。協力者が来たら「あなたは119番へ通報してください」「あなたはAEDを持ってきてください」と具体的に依頼します。

3. 呼吸の確認

 傷病者のそばに座り、10秒以内で傷病者の胸や腹部の上がり下がりを見て、普段どおりの呼吸をしているか判断します。

4. 胸骨圧迫

 傷病者に普段どおりの呼吸がないと判断したら、ただちに胸骨圧迫を開始し、全身に血液を送ります。
胸の真ん中を、重ねた両手で「強く 速く 絶え間なく」圧迫します。

5. 人工呼吸

 30回の胸骨圧迫終了後、口対口人工呼吸により息を吹き込みます。

6. 胸骨圧迫(きょうこつあっぱく)

 胸骨圧迫を30回連続して行った後に、人工呼吸を2回行います。この胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせ(30対2のサイクル)を、救急隊に引き継ぐまで絶え間なく続けます。

7. AEDの到着と準備

 心肺蘇生を行っている途中で、AEDが届いたらすぐにAEDを使う準備を始めます。AEDにはいくつかの種類がありますが、どの機種も同じ手順で使えるように設計されています。AEDは電源が入ると音声メッセーと点滅するランプで、あなたが実施すべきことを指示してくますので、落ち着いてそれに従ってください。

8. 心電図の解析

 AEDの電源を入れ、電極パッドを張り付けると「体に触れないでください」などと音声メッセージが流れ、自動的に心電図の解析が始まります。一部の機種には、心電図の解析を始めるために、音声メッセージに従って解析ボタンを押すことが必要なものがあります。「ショックは不要です」などの音声メッセージが流れた場合は、ただちに胸骨圧迫を再開してください。

9. 電気ショック

 電気ショックが必要であると判断すると「ショックが必要です」などの音声メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。充電が完了すると「ショックボタンを押してください」などの音声メッセージが出て、ショックボタンが点灯し、充電完了の連続音が出ます。充電が完了したら「ショックを行います 皆さん離れて」と注意を促し、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。電気ショックが完了すると「ただちに胸骨圧迫を開始してください」などの音声メッセージが流れますので、これに従って、ただちに胸骨圧迫を再開します。

10. AEDの手順と心肺蘇生の繰り返し

 心肺蘇生を再開して2分ほど経ったら、再び、AEDが自動的に解析を行います。音声メッセージに従って傷病者から手を離し、周りの人も、傷病者から離れます。以後は、「心電図の解析 電気ショック 心肺蘇生法の再開」の手順を約2分おきに繰り返します。

心肺蘇生法

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