身近に潜む自然発火に注意してください!! (滋賀県消防長会 火災予防統一広報)
[2022年7月26日]
自然発火とは、外部から着火せずに、それ自体が空気中の何らかの条件によって発熱し、その熱が長時間蓄積されることによって発火点に達することで自然に出火する現象のことです。
一般的にはあまり知られていませんが、火をつけずに自然と発火して火災に至るこの現象は、皆さんの身近に潜んでいます。
作業現場で油性塗料の拭き取りに使用したウエスを袋に入れて置いていたところ、約7時間後に自然発火した。
・処分の方法に関する注意事項が塗料缶本体等に記載されているので確認する。
・多量の水に浸した状態で処分する。
アロマオイルの拭き取りに使用したタオルを乾燥機付き洗濯機で洗濯後に乾燥していたところ、白煙が出て異臭がし、洗濯物が焼けた。
・美容オイル、食用油及び機械油の付着したものは、繊維のすき間に油が残ることがありますので、絶対に乾燥機で乾かさない。
・洗った後は、必ず広げて自然乾燥する。
・大量に1カ所に集めず、平たく置いて熱を発散させる。
・通気性のよい容器を使用する。
・捨てる際には、水をまんべんなく全体にかけて、冷えていることを確認する。