甲賀消防本部管内の住宅用火災警報器設置率
調査によると、甲賀消防本部管内の住宅用火災警報器の設置率及び条例適合率ともに全国平均と比べ低い結果となりました。(令和6年6月1日時点)
住宅用火災警報器の設置率等 | 甲賀市・湖南市 | 全国平均 | 滋賀県平均 |
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設置率 | 83.8% | 84.5% | 84.7% |
条例適合率 | 55.2% | 66.2% | 60.8% |
「設置率」とは、火災予防条例で設置が義務付けられている住宅部分のうち1か所以上設置されている世帯の全世帯に占める割合です。
「条例適合率」とは、火災予防条例で設置が義務付けられている住宅部分全てに設置されている世帯の全世帯に占める割合です。
どれくらい効果があるの?
「住宅用火災警報器が設置されていた火災」と「設置されていなかった火災」を住宅火災100件当たりの死者数で比較すると、住宅用火災警報器が設置されていることにより、死者数及び損害額は半減し、焼損床面積は6割減となっています。
住宅用火災警報器を設置することで、火災発生時の死亡リスクや損失の拡大リスクが大幅に減少します。
※総務省消防庁HPより引用
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付けておいてよかった!!住宅用火災警報器【奏功事例】
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いつから義務になったの?
甲賀市・湖南市にお住いの方は…
・新築住宅 平成18年6月1日から設置が義務となりました。
・既存住宅 平成23年6月1日から設置が義務となりました。
なぜ設置しなければならないの?
住宅火災の件数は、総出火件数の約3割ですが、住宅火災による死者数は、総死者数の約7割を占めております。
また、住宅火災による死者の約半数は、火災に気づくのが遅れた「逃げ遅れ」によるもので、その多くは夜間に発生した火災が原因となっています。
これを背景として、特に就寝時間帯における住宅火災から命を守るために住宅用火災警報器の設置が義務付けられるようになりました。
※総務省消防庁HPより引用
取り付け場所
~取り付けが義務付けられている所~
・全ての寝室(こども部屋を含む)
・階段(寝室が2階以上にある場合)
住宅用火災警報器は、正しい場所に設置しなければ、有効に作動しないばかりか、火災の発見が遅れる原因になり、本来の目的が果たせません。
正しい設置場所に設置しましょう!
取り付けただけでいいの?
住宅用火災警報器は、万が一の時、正常に作動するよう日頃から「お手入れ」や「点検」をしなければなりません。
1か月に1回を目安に、住宅用火災警報器が正常に鳴るかテストを行いましょう!
~点検方法~
・本体にあるテストボタンを押す
・本体のひもを引く
※詳しくは取扱説明書等で確認しましょう。
~音が鳴らない場合~
・電池がきちんとセットされているか確認しましょう。
※それでも鳴らない場合は、「電池切れ」か「機器本体の故障」です。取扱説明書を確認しましょう。
本体にホコリ等が付着すると、火災を感知しにくくなります。乾いた布で定期的にホコリ等を拭きとりましょう!
寿命ってあるの?
住宅用火災警報器の寿命は、おおむね10年です。
設置してから10年が経過したら、新しいものに交換しましょう!
設置しましたか?住宅用火災警報器
設置しましたか?
また、正しい場所に設置していますか?
住宅用火災警報器はあなたの命を守ります!!
設置していない方は早急に設置しましょう。
また、設置済みの方は、正しい場所に設置されているか確認し、適切に点検やお手入れをしていざというときのために備えましょう。
連動型住宅用火災警報器ってなに?
連動型は、接続されている住宅用火災警報器のいずれかが火災を感知すると、全ての住宅用火災警報器が警報して火災をお知らせします。
感知した住宅用火災警報器は「火事です」、その他の住宅用火災警報器は「他の場所で火事です」と音声メッセージで警報します。
火災が発生した家だけでなく、近隣の住宅への火災覚知が可能となります。
交換する際は、1か所で煙を感知すると一斉に家中の警報器が鳴る連動型の住宅用火災警報器の設置を検討してください。